義歯(入れ歯)相談室 中川歯科医院 大阪市平野区
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ミラクル問題集(過去問)・・・歯科医師、(歯科技工士)専門家のコーナー
【問題と回答のみ掲載します】
毎週1問、ミラクル問題を出題しています。過去問を紹介致します。
 

 
■150の問題(記念問題)  18.11.5
ミラクルデンチャーを考案して4年目に入りました。  
ミラクルデンチャーを相当数装着された経験豊富な先生や、まだこれから始められる先生もおられます。
前者の先生にお尋ねします。ミラクルデンチャーのミラクルな所以〈ゆえん〉を1つだけ上げるとすれば、何ですか?
後者の先生にはミラクルデンチャーがミラクルとすれば、どういう事を期待しますか?
1つだけ上げてください。
 
■150の回答
A先生・・・・・ 歯肉の揺らぎがそのままデンチャーに伝えられる。・・・という事でしょうか?維持歯に負担がかからないこと。従来の義歯でもクラスプが壊れたまま調子良く使っている事がありました。
B先生・・・・・ まるで自分の歯のように違和感なく噛めるということ。
C先生・・・・・ 既成概念を振り払い身近なところにある宝に気がつくこと。
D先生・・・・・ 生体に優しい義歯
E先生・・・・・ 床が無くて、取り外しが簡単で、なんでもよく噛める義歯
F先生・・・・・ 装置の種類が多いので、もっとシンプルになればいいと思います。
G先生・・・・・ ・デンチャーなのに違和感なく自分の歯のように噛めてしまう。
H先生・・・・・ なんといっても期待するのは自分の歯があった時の食感です。これに尽きる。
T先生・・・・・ レストがなくて、粘膜支持負担で噛めることでしょうか?もっとも 中川歯科医院的にはその日のうちに何でも食べられるようになることだと思いますが。
J先生・・・・・ デンチャーセット後に調整不要なデンチャー。(歯科に何度も足を運ばず、痛みのないデンチャー)
K先生・・・・・ 微動だにしない、リジットに揺るぎない装着できること
L先生・・・・・ 私は、中間に位置していると思います。ミラクルな所以と期待を込めて、使用している患者さんの違和感が少なく気持ち良い事でしょうか。
M先生・・・・・ ミラクルデンチャーのキーやロックとなる歯牙の歯頸部を包み込んでデンチャーを強固にし、なおかつその歯牙にはやさしいこと。
N先生・・・・・ 上下方向着脱のエーカスのクラスプから脱却する事により、今までの間違った概念が打破されて、革新的な創意と工夫がどんどん生み出されていくデンチャー、患者の期待に十分に応えられる事がミラクルの所以であろう。
O先生・・・・・ 何でも噛める。これが最高です。
P先生・・・・・ 歯を喪失し、食べる機能が失われつつある患者さんが、ミラクルデンチャーを装着する事により、しばらくぶりで若い頃のように食事を噛みしめて美味しく食べてしまった。食べ終わった後、「そう言えば入れ歯を入れていたんだ。」と気づく。この様な体験を患者さんにさせてあげられる事を期待します。
Q先生・・・・・ 床の面積は小さいが装着するとほとんど動かない。
R先生・・・・・ 快適な装着感でしょうか。(嵌めている感じがしない)?
S先生・・・・・ ・ミラクルな所以  残存歯を保護すること。残念ながら、僕のレベルでは、装着直後にバリバリ咬めるという感動的なシーンに出合うことは少ないです。装着感がよいというのはよく出合えますが、これは床が小さく、なおかつ、残存歯への負担が小さいからだと考えています。進化するミラクルを楽しみにしています。
T先生・・・・・ 患者さん一人一人、感じることは違っていると思うが、その人にとって最高と思うことがミラクルだろう。自分の歯みたいと言わせることが本当にすばらしい。
U先生・・・・・ ある患者で、「歯茎にあたる部分が非常に小さく、24時間付けていても、圧迫感、違和感がありません。具体的に表現すれば、取り外して洗える衛生的なブリッジをしている感覚です。ブリッジも着けて、少し経つと馴染んで、着けている感覚がなくなります。ミラクルデンチャーもその感覚です」と述べていたのが印象的でした。そこにミラクルを感じます。
V先生・・・・・ 患者を長期間待たせずに、その患者に合う義歯を入れる事が出来る理想的な義歯。
W先生・・・・・ 患者様が「入れ歯でも、よう噛めますわ!」と言ってくれるところ。
X先生・・・・・ 期待することは、患者さんに 『噛める!今までとは違う!』 と言ってもらいたい。
Y先生・・・・・ 歯牙で義歯を安定させて(咬合に関しては粘膜負担であるが)、義歯で歯牙を固定する。(ただし、患者が抵抗なくスムーズに着脱できれば)そして安定した咬合を得る。(口腔内で歯牙・歯肉粘膜と一体感が得られれば最高であろうが・・・・。)
ZT先生・・・ 既存のデンチャーは大きすぎてダメである。その点、ミラクルデンチャーは、小さく味覚を甦らせることが出来る。生きる楽しみを供与することになる。これは奇跡で あり、まさしくミラクルそのものである。
ZU先生・・・ 従来のクラスプで、歯を締め付けるというところがない。義歯が所定の位置に収まると義歯の装着感を感じなくて楽である。これが何よりすばらしいと思う。

多数の回答を頂き、ありがとうございました。200の問題でも記念問題として取り上げるつもり です。現在、ミラクルデンチャーU、Vが出来上がり、またミラクルデンチャーWもわくわくしながら 製作中であります。1年後、皆さんからの回答がごろりと、変化しているかもしれません??? 私の現在の時点での解答を送ります。
■151の問題  18.11.12
今週、月曜日の初診です。約1時間半で、ミラクルデンチャー様に、改造しました。
結果は、翌日にあたる昨日、TELで聞きました。全くもって良好で、何でも噛めて、痛みも無いとのことでした。残存歯は、84〜47で、43|の動揺度が3で、最終的デンチャー作製時には、抜歯を考えています。デンチャーは765|56です。先生方であれば、どのように進めますか?  箇条書きで、簡単明瞭に述べてください。
今回は、解答として、十分で明快な写真を撮っています。
回答を送られた先生は、解答を楽しみにして下さい。
 
 
■151の回答
A先生 1・・・ 二つに分けて右と左で入れ歯を作る。
  2・・・ ・レストをとり4番の頬側のワイヤーをとり、遠心の壁と4番の頬側のミラクルタッチをリベースで作る。(抜歯は避けたいと思います)
B先生 1・・・ 4|4のクラスプをミラクルタッチにかえる
  2・・・ 床の幅を異物感の少ないように可及的に短くする
  3・・・ リベース後、壁を充実させる
  4・・・ 咬合調整で終わり
C先生 1・・・ 旧デンチャーを装着してピックアップ模型を作成する。
  2・・・ 後に追補し易いように口蓋部分を全部削除して即重で前バー風に外形を変える。
  3・・・ フィットを確認した後クラスプを除去して4|以外を即重を盛ってミラクル風維持に換える。
  4・・・ 43|抜歯後、追補して2|に即重で維持を付け顎堤が安定するまで仮義歯とする。  
D先生 1・・・ すべてのレストを落とす。8|8のクラスプは切断
  2・・・ 頬側のクラスプを2/3ほど残して切断
  3・・・ 口蓋部の床を 強度を考えながら少し違和感の少ないように削る
  4・・・ リベースでクラスプ周囲のカベを作り、ミラクルタッチ風にする。
  5・・・ 硬化後研磨
E先生 1・・・ 義歯をはずした状態で印象を採り右上8と左上4の仮のMTをワイヤーで作る。
  2・・・ 義歯のクラスプをすべて除去する。
  3・・・ 口腔内でワイヤーで作った仮のMTを付ける。
  4・・・ リベースをする。
  5・・・ 右上4遠心と左上7近心は壁で対応する。
F先生 1・・・ 口蓋の床を歯牙に沿わすように前方にもってくる。
  2・・・ 43|抜歯予定なら4|のクラスプは切り落とす。ついでに|7のクラスプも切り落とす。
  3・・・ |4のクラスプをレジンにてミラクル様(KEY)に変える。
  4・・・ 8|のクラスプも同様にレジンにてミラクル様(ロック)にかえる。
  5・・・ 全体をリベースする。
  6・・・ 4|7の壁を充実させる。
G先生 1・・・ 口腔内でデンチャーとともに印象します。
  2・・・ 模型上で口蓋部分をとりのぞき、床の位置を歯頸部よりにします。
  3・・・ 8|8のクラスプははずす。
  4・・・ 4|4のクラスプの形態を変え、レストをとりのぞく。
  5・・・ 口腔内でリベースをする。
H先生 1・・・ 義歯の補強線を取り、口蓋部分を削って右と左の2つにする。
  2・・・ 拮抗腕を内蔵した壁を即充でつくる。
  3・・・ 維持腕を必要量残して、カットする。
  4・・・ 2の壁を含んでリベースをする。
  5・・・ レストシートを切ってなくす。
T先生 1・・・ 口蓋の床をくり抜き、前方に床を作製する。
  2・・・ |7のクラスプは除去して、84|4をミラクルタッチ様にする。
J先生 1・・・ 右上3番と4番が動揺し、噛みづらいので、右上4番のクラスプをはずします。
  2・・・ 右上3番と4番をがっちり固定し、咬合調整します。
  3・・・ さらにミラクルデンチャー用の(私にはまだ全く分かりませんが)維持装置で右上3番と4番をいいあんばいにつつみこむという感じではないでしょうか。
K先生 1・・・ 義歯装着のまま印象。印象に義歯を入れたままワックスを流す。
  2・・・ ワックス模型上で前方パラタルバー様にできるようレジン添加してから口蓋をカットする。
  3・・・ 右上8左上7のレスト、頬側腕をカット左右4のレスト除去
  4・・・ リベースで右上8左上7にミラクル様の維持をもたせる。左右4はワイヤーのままでもよいが、状況により頬側腕カットしレジン添加する。
L先生 1・・・ 義歯を左右に分割
  2・・・ |5のワイヤークラスプの頬側アームを短くしレストを取りレジンでミラクルタッチ様とする
  3・・・ |7のクラスプのレストを取り頬側、口蓋側のアームを短くしてレジンにてハーフタッチ様とする
  4・・・ 8|のクラスプもミラクルタッチ様に
  5・・・ 4|レストをとる
M先生 1・・・ 口蓋部分を広く取るために、印象して歯頸部に沿った補強線付の床を作る。
  2・・・ 義歯の口蓋部分を除去したところに、作った床をつける。
  3・・・ 4|4のクラスプの頬側とレスト、および7|7のクラスプを除去。
  4・・・ 4|にはリベース材でミラクル壁、|4にはミラクルXを付与する。
  5・・・ 7|7はリベース材で近心壁の充実。
■143の問題  18.9.17

17時に初診患者(62才 男性)が来院しました。
他の患者数人もあったので、その患者の持ち時間1時間30分位と決めました。 上顎には、不具合な義歯が入っています。あまりその患者は、気にしていないようです。下顎は長い間、765|67欠損で、デンチャーは入れたことが無く、上顎7|7が対合の歯肉を噛んでいる状態でした。
さてこうした患者がやって来た時に、ミラクル的アタマを養成しておけば、その限られた時間であっても、希望をもってやってきた患者に “何らかの喜び” をもたらす事が出来、それこそがミラクルの使命と考えます。そこでミラクルを自由に扱える先生と、まだまだの先生とその他色々とおられますが、もしミラクルを自由に扱えるとして、この患者の前に立った時、どのような処置を先生方は施されますか?

#1・・・・・初診当日、1時間30分で、何をしますか?
#2・・・・・2日目はどのように?同じく1時間30分以内とします。
#3・・・・・それ以降の治療計画は?

     
     
     
■143の回答    
A先生 1・・・ 上の入れ歯の見えているワイヤークラスプ二本カットして壁のみリベースで作る。一番の人工歯の長さそろえる。下の印象採り仮のデンチャーつくり壁とひとつのミラクルタッチのみ与える。そのときバイトの当たる上顎の舌側咬頭は、大胆に削合する。
  2・・・ 二日目は、虫歯の処置主に充填処置。それと歯ブラシ指導。除石。仮の入れ歯の調整。 自費の説明。
  3・・・ ミラクルデンチャータイプ4の印象バイト。
B先生 1・・・ 下顎印象しバイトブロックの製作、765|ブリッジの撤去、7|の抜歯、5|67の抜髄、|5冠の撤去、5|567の咬合面を削合して咬合平面を整え、Crの印象
  2・・・ 5|567のCrのセット、73|3の抜歯、既存の421|の義歯を764321|34のミラクル様義歯に改良、下顎のミラクル義歯の印象バイト。
  3・・・ 下顎義歯のセット、抜歯窩治癒後、764321|34のミラクル義歯製作
C先生 1・・・ 上顎33のクラスプを審美的なものにし、リベースを行い、同時にミラクル様に変える。+上下顎の印象、バイト採得をおこない、下顎の義歯の作製を行う 。
  2・・・ 下顎義歯を装着、咬合調整を行う。
  3・・・ 本人の希望を優先しながら現状維持出来るよう、努力する。
D先生 1・・・ 3|3の頬側のクラスプを切断し、りべース材にてミラクル様に改造する。5|5のクラスプを切断し壁を充実させる。
  2・・・ 75|67抜髄し咬合をおとす。
  3・・・ 75|67に冠をかぶせたら、上下新調ミラクルデンチャー作成へ。
E先生 1・・・ 上顎|5を抜歯してから、上顎のデンチャーをミラクル様に改造して、リベースを行う。
  2・・・ 下顎|3の抜髄と即充と、下顎65|3,4間の隙 6の即時義歯作製。
  3・・・ 下顎前歯部の治療と、下顎|345の歯冠修復を終了してから、上下顎のミラクルデン。
F先生 1・・・ 上顎デンチャーの3|3にミラクルタッチをつけてリベース(他のクラスプは 除去)。F6Dのブリッジを除去して、753|を抜髄。
  2・・・ |5感根処、|67抜髄。753|根充。
  3・・・ 上顎、|567根充。75|FCK Set、3|前装冠Set、|567 FCK連冠Set。|123の先端を短くする。その後6421|4 のミラクルデンチャーを作る。
顎、|45 FCK連冠Set。765|67のミラクルデンチャーをつくる。
G先生 1・・・ 現在使用している上顎の義歯のクラスプをはずして、3|3をミラクル様にしてリベースをします。
  2・・・ |36の透過像が気になります。同部位の治療、歯周治療が必要であると思われます。7|7の咬合面の削合。
  3・・・ 上下顎のミラクルデンチャーの製作。
H先生 1・・・ 下顎欠損部にミラクル様仮義歯をつくる。(臼歯部はクリアランスが許す範囲で)
  2・・・ 下顎歯頚部のC処
  3・・・ 75|67の抜髄、適正な歯冠長でCrの製作、上下ミラクルデンチャーの製作と言う流れでどうでしょうか?
T先生 1・・・ 上顎のデンチャーをミラクル様に改造する。
@上顎臼歯部の挺出している歯が残れば削合(麻抜する)、A残すのが厳しければ抜歯して、下顎の臼歯部のスペースを確保する。最後に、下顎のデンチャーの印象をする。
  2・・・ 下顎のデンチャーセット。(4|5タッチ)
上顎は@上顎臼歯を抜髄したら、エンド。A抜歯したら、増歯する。増歯部位は技工サイドでつくっておいて増歯する。
  3・・・ 上顎のデンチャー新調。7|367は抜歯になる可能性高いので、設計は76421|3467MT 5|5タッチ、前歯のCR。
■136の問題  18.7.23
遠方から伊丹空港に朝9時に到着。タクシーで朝10時来院、初診です。23時30分の終了でした。
口腔内の視診とパノラマなどで、一連の治療過程を読み切り、ほとんど迷いも無く進み、すべてを掌握しきった症例でした。|45の抜歯。 543|の連結冠(ハイブリッド)の作製及び装着。旧義歯をミラクル様に改造。ミラクルデンチャーの印象、バイト、それらが一連の流れです。
ラボでの、ハイブリッドの連結冠の作製には、他の急ぐべき仕事もありで、結局は7時間かかりました。
3|は生活歯、45|は、冠の内部で、カリエスとなっており、345|の連結冠の再製を決定。

その治療過程です。
@・・・|45抜歯のための麻酔。
A・・・543|45 残存での印象を採る。下顎の印象を採る。
B・・・45の人工歯をユニファーストで作製。   次にその印象に普通石膏を流す。
C・・・|45の抜歯。(同時に抗生剤、頓服を投与)
D・・・硬化した普通石膏の模型の|45 を削除。
E・・・その模型上で、パラフィンワックスの咬合床を作製、パラフィンのロールとでバイトを採る
F・・・54|の冠除去、カリエス部分に光レを充填。(メタルコアーはそのまま利用)
G・・・543|の形成、 止血、印象
H・・・持参したメタルプレートの|45部 にBで作製した人工歯を植立。
I・・・543|にテックを作製、セット。メタルプレートをミラクル様に改造、リベース、咬調、研磨
(13時30分、前半の終了) ラボに2時15分、模型とバイトを持参。私の印象の遅延のために、19時半ごろ完成の予定が、21時15分に延びる。(患者は、初めから宿泊の予定)
J・・・543|のテックを外し、完成したハイブリッド連続冠を試適。(5|の遠心部上端グウカク部を一部削除。)   予想だにしなかった程の、いまだかつてに経験したことのない適合の具合が良好。
咬合も無調整の状況。
K・・・543|パナビアでセット。
L・・・ミラクルデンチャー、作製の為の印象。6分後外して、すぐに超硬石膏を流す。
M・・・再度、患者持参のメタルプレートをミラクル様デンチャーに、より充実させる。
N・・・Lで出来上がった模型で、バイトワックスの床をパラフィンで作製。
O・・・パラフィンワックスのロールで咬合サイトク(5分)、人工歯の決定。
以上完全終了(完全燃焼)  23時30分、タクシー23時40分到着。

さてここで問題です。@〜Oの過程で、どれも失敗は許されない事項ばかりです。もし失敗とあれば、患者を機嫌よく正々堂々と遠方に帰ってもらうことが出来ません。これが一番の重要事項であったと私は終わった瞬間に、頭をよぎりました。先生ならどの番号が最重要事項と考えますか?

#1・・・・・回答の番号は1つ。
#2・・・・・その理由(簡単明瞭に) 
       
       
       
       
       
■136の回答
A先生 1・・・ I
  2・・・ ここで食べられてなければ、その後の信頼は得られないとおもう。
B先生 1・・・ I
  2・・・ |45を抜歯、543|に新しいクラウンを装着しデンチャーを新製するとなると口腔環境が一変することになる、そこでテックを入れ、旧デンチャーをミラクル様に作り患者に新しく変わる口腔環境を体感させ納得させることが最重要と考えます。
C先生 1・・・ EからGへ。
  2・・・ 咬合床がGの印象にマッチするか?
D先生 1・・・ I
  2・・・ テックの状態で旧デンチャーをミラクル様に改造出来れば、後の作業がうまくいかなくても、咬める状態で帰って貰えるし、次回に完成にもっていけるようにすればいいので。
E先生 1・・・ M
  2・・・ しばらくこの仮歯を使わないといけないから。
F先生 1・・・ G
  2・・・ ミラクル様デンチャーの要石にあたるため
G先生 1・・・ M
  2・・・ 新義歯ができるまでの間ちゃんと咬めないと信用を失うから。
H先生 1・・・ M
  2・・・ 忘れがちですが重要だと思います。
T先生 1・・・ I
  2・・・ 患者さんにミラクルデンチャーの良さを判ってもらい、信頼を得るため。
J先生 1・・・ I
  2・・・ 患者を機嫌良く、且つ次回のセットに期待を持ってもらうためにも旧義歯の扱いが最重要だと思われます。Iがよくできていれば、Mも楽にできると思います。
K先生   正解
L先生   正解
M先生 1・・・ I
  2・・・ 初診で旧義歯がある場合、その改造で満足が得られるかどうかで評価がほ ぼ決まると思います。
N先生   正解
O先生 1・・・ K
  2・・・ 543|がセット出来なければミラクルデンチャー作製のための印象、咬合 採得、人工歯の決定の全行程を一日で終了できません。
■166の問題  19.3.14
21枚の写真送ります。先週木曜日の初診で、兵庫県からの来院です。
明日木曜日、2回目の来院予定です。初診の1日目は、持参した旧義歯をミラクル様に改造だけしました。
さて明日は、どのような計画で、先生なら臨まれますか?
あるいは、私がどのように臨もうとしているのか?でもよろしいです。
現実に(机上の理屈ではなく)、この患者が来院したと仮定して、ご自由に簡明に述べてください 明日は他の患者もありますが、約4時間充当する予定です。決して失敗は許されません。

常識のある人で、協力関係が得られそうな患者です。出来る事はしてあげたいと思っています。
結果が何も出ていない状況での出題です。明日が楽しみであります。
       
       
       
       
       
       
     
 
■166の回答
A先生・・・・・ 残根になっている歯は、根面でカットしてオーバーデンチャーにしてミラクルデンチャーの印象とバイトを採る。次回セットする。あと時間のある限り残せる歯は、根治する。いずれコアーを入れてクラウンにしていく。
B先生・・・・・ 中川先生なら、上下3から3までTEKを装着 下顎の義歯を6544567のミラクルに改造してセット 上顎にミラクルを作成されるかも?
私なら次回は、右下7、右下3、右上3の根治をして、次に根充・コアーIMP その次に上下どちらかのTEKの改造、その次にもう一方の改造そこから、前歯部の抜髄、根治をしていくと思います。 ここまでで実日数5日です。
C先生・・・・・ 上顎と下顎(義歯をつけたまま)の印象をとる。 上顎は|34568を残して、7|7抜歯、その他の残存歯は残根上にして即時義歯。 下顎は7|3を印象してFCKセット。6−|−2を今の義歯に追補。7|3のところをミラクルXでとめる。
D先生・・・・・ 上下全歯部の前突感の改善が一番かと思います。残せる歯を上下3番と左上456と考えそれ以外は抜歯を考えて即時義歯を上下製作し審美的改善と機能的回復を図ります。
E先生・・・・・ まず、残せる歯とそうでない歯を分ける。残せる歯を根治し、そうでない歯を抜歯する。下顎の義歯をミラクル様に改造して咬合高径を確保した後に行う。右上の処置がおわれば続いて右下、上顎前歯、下顎前歯の順に処置する。治療がおわった歯牙から咬合高径の確保のためのテンポラリークラウンをつくる。またデンチャーを改造しながら使う。おおまかにはこの様な手順で治療を勧める。
F先生・・・・・ 上顎 1123のテックをはずし、321123のテックに変更し、前装冠の印象をする。旧義歯を修理。ミラクルデンチャーの印象。 下顎 テックの形態を修正し、審美を少しでも改善する。右下5根治開始、56をFCKに、同時に ミラクルデンチャーの印象。
G先生・・・・・ 2回目は 動揺大の前歯部等の抜歯と残根の歯牙を根面まで削合する。次に以上の事を想定してラボで作製しておいた暫間義歯を リベース、調整して装着する。
H先生・・・・・ 左側の臼歯部の咬合をつくることをメインの目的に診療します。1:654|残根削合。7|レジンコア、FCK形成。654|4567ミラクルデンチャー。補強線入りリンガルプレート。|3ミラクル]。|8に接する所の壁を作る。7|の支台歯を義歯でコーヌス外冠的に覆う。明日の診療はここまでにします。
T先生・・・・・ 保存不可能な歯の抜歯と旧義歯にその増歯を行います。
J先生・・・・・ 右上2番、左上1、3番抜歯。上顎その他の残根は全て削合。止血を待って印象採得。すぐ模型を作りバイトリム作製。咬合採得して上顎ミラクル様義歯製作。本日はなんとか上顎義歯をはめて帰っていただく所まで。次回は、下顎の予定。
K先生・・・・・ 現在の咬合位を狂わせないため、抜歯やTekの除去の前に現在の欠損部に暫間義歯を作ります。暫間義歯を口腔内に入れた状態で印象と咬合採得をして抜歯部に増歯をします。前歯は先ずは今のTekの形態をそのまま再現して増歯しておきます。抜歯ができない部分は歯冠を削除して増歯した暫間義歯をセットします。その義歯で前歯部の豊隆や被蓋の調整をします。もし、当院で実際にやるとすれば前歯部の修正まではできないかもしれませんが・・・
L先生・・・・・ 抜歯と即時義歯のセットをします。旧義歯を装着してバイト、印象 石膏注いで硬化後咬合器装着。その間に、浸麻、上顎|2より右全部抜歯 下顎7〜|12抜歯 止血時間に模型上で抜歯該当歯を削除し 床作製、人工歯配列、下顎は右側に増歯。止血後、口腔内でリベース、咬合調整

総評・・・実際にこの患者に臨んだとき、勝算が無ければ、うかつに手を出すべきではありません。
しかし、自信があれば、やってみるべきです。でなければ何時までも出来ない事になります。
回答者には、3時間30分の闘いの記録を綴った解答を披露いたします。
 
■167の問題  19.3.21
166の問題になったその日からの1週間後、上顎は非常に良好で何ら問題なく経過したことを患者は述べていました。
さて今度は下顎です。写真のように全て外していきました。 右下4番、5番、6番だけ抜歯しました。
右下7番は写真のように、2本のスクリュウポストがついたレジンの補綴物が入っていました。
3〜3の前歯は、短時間では不可能です。しかし大手を振って堂々と帰って頂かねばなりません。
ミラクルの権威をかけての闘いが始まります。
#1・・・・・初診時に改造した義歯(写真)があります。どのように再び、改造しますか?
#2・・・・・3〜3の部分、動揺も多少あります。どのように処置しますか?
#3・・・・・右下7番をどのように処置しますか?
       
       
       
       
       
       
■167の回答
A先生 1・・・ Aの前歯部テックに維持を求めて、裏層。
  2・・・ 右下3は、根治即根充コア印象、他の有髄〔?〕の2−3は、およそで形成し、五本まとめて即重のだんごから連結のテック製作。そしてセット。
  3・・・ 右下の7は、コア印象仮封。
B先生 1・・・ 下顎前歯を覆うオーバーデンチャーに義歯を修理、増歯する。  抜歯部位も増歯する。
  2・・・ 左下1番は抜歯する。残せる歯は根治して残す。ブリッジにせずに、義歯をいれたほうがよく安定するのかも・・?
  3・・・ 右下7番の近心根を抜歯して、遠心根を残して、右下8番と連結冠にする。
C先生 1・・・ 現在の義歯に、7|はコーヌス外冠的に、321|123はオーバーデンチャー的に、 7654321|123を増歯します。
  2・・・ 321|123は歯頚部でカットし感染根管処置をし、ハイボンド仮封します。
  3・・・ 7|はレジンコアを立て形成します。
D先生 1・・・ ??
  2・・・ レジンコア、前装冠に、
  3・・・ 根治後、FCK
E先生 1・・・ 残存させる歯牙の関係からテンポラリーデンチャーはミラクル様にせずに普通の オーバーデンチャーとする.ミラクル様にすると残存歯牙を顎堤の高さまで落とさなくてはならないので使える歯質も削らなくてはならないためにクラウンの維持に影響する.
  2・・・ 感染根管処置を当然しますが,後々の事を考えて出来るだけ歯質を残すように する.
  3・・・ 感染根管処置が終わってないのでとりあえず,後で除去しやすいセメントでテンポラリーデンチャーのワイヤークラスプがかかるような歯冠の形を再現する.テンポラリーデンチャーをセットした後に咬合面から削除して外形を残した状態で根治をする.
F先生 1・・・ 抜歯後、義歯を口腔内に装着したまま印象、バイトの採得を行い、模型上で改床します。
  2・・・ 3〜3はTEKで連結します。#1の模型上で製作して、口腔内で調整する。
  3・・・ オーバーデンチャーにしておく。最終的にはFCKの製作をする。
G先生 1・・・ 右下4,5,6,7番を追補して、8|8にミラクル様クラスプを付ける。
  2・・・ 次回の処置まで、歯牙の余分な部分を削合してから、白の即重でオーバー デンチャー様にする。
  3・・・ 保存可能であれば、クラウン修復する。
H先生 1・・・ テック除去前にデンチャー入れる前に印象をとっておいて、残存歯を残してオーバーデンチャーにする。7|8にタッチをつける。
  2・・・ 時間に応じてエンドして、最終的には残せる歯を連結固定して、デンチャーの鈎歯にする
  3・・・ カリエス除去後、レジンコアセット後テックつくり、タッチをつける
T先生 1・・・ 3〜3までendoして概形成してオーバーデンチャーにする。654|部は増歯する。
  2・・・ endoして概形成する。
  3・・・ スクリュウポストまたはファイバーポストで支台築造する。
J先生 1・・・ 1654|を削合し、抜歯の前に改造義歯を入れて印象、バイト、654|の人工歯の追補し、仮義歯の製作
  2・・・ 根管処置の後に形成、連結プロビジョナルを製作
  3・・・ 7|は軟化象牙質を取り除き、取れたコアーにレジンを付けて再着、形成しプロビジョナル
K先生 1・・・ リベースして安定させておき、取り込み印象して増歯する。最後にミラクルタッチを付ける。
  2・・・ 即重で、口腔内で盛り上げ固まってから、タービンで歯の形にする。
  3・・・ インレーを再セットする。そしてタービンで形を整える。
L先生 1・・・ 654|追補、3〜|〜3支台歯形成・7|コアー印象セットでのオオバーデンチャー
  2・・・ 3|の根治・コアー、3〜|〜3前装冠セット
  3・・・ 根尖病巣がないのでコアーセットしてFCK
M先生 1・・・ 抜歯部に増歯をします。既存のクラスプは使えないため床縁にレジンを添加してMT様維持装置とします。
  2・・・ 暫間固定と根治のため連結Tekを作製します。
  3・・・ 歯冠内の軟象を除去して、除去した補綴物にレジンを添加して、とりあえず歯冠を修復する。
N先生 1・・・ 3-3のレジンを除去し、歯牙をできるかぎりスムースな形態に形成。旧義歯の3−3部に白い即重レジンを補い口腔内に圧接、硬化前に脱着しテック兼維持装置とする。さらに654|抜歯後、義歯入りで印象しワックス模型を作り同部の増床、増歯を行い治療用義歯とする。
  2・・・ #1の治療用義歯をつかいながら全て抜髄、根治後、連続冠できれいに補綴 します。
  3・・・ #2同様、根治後クラウンにします。
O先生 1・・・ 6〜|〜2 増歯  リベース
  2・・・ 軟象削除、仮封後テーパー形成 オーバーデンチャーとする。|3にはTekを装着
  3・・・ 仮封、形成しTek装着
P先生   下顎の審美的改善と、咬めるようにするために義歯の安定を最優先することを1日で行うことが第一です。私は、ミラクルをまったく知りませんので、現在の考えで述べます。
  @ まず、右下3の根充をします。高周波で殺菌すれば可能・(又は仮根充) 歯冠が短かければアイオノマーでも足し内冠様に形成する。
  A 左下3は有髄歯のようですが、しみがないことを想定して、右と同じく内冠様に形成。 3|3は義歯を口腔内で修理して外冠様に乗せる。
  B 21|12の根尖の状態がパノラマ写真からではわかりませんので、一応何とか残せるものとしてお答えします。4本とも無髄化していれば、歯冠を切断状態にしておき義歯を増歯し、後で処置をしていく。 有髄で浸みれば麻酔し、内冠様に形成し、ニッシンのジョイントキャップで4本Tecを作成し、後で1本ずつ調べていく。
  C 右下7は最終的には抜歯になるかと思いますが、使えるうちは使う主義ですので 義歯の安定に使えるので歯冠はほとんど切断し、根面の上に義歯が乗るように改造。(咬合平面の関係から)  
右下8は右下6部に再植できるようなら右下7を固定源に可能だがチャレンジするかどうかは患者さん次第。左下8は骨植が分からないので保留。
  D 73|3を支持とした安定した義歯になるように、審美制の改善も含め、口腔内で義歯を修正する。  
21|12を切断になったら、右下7から左下3までをニッシンのジョイントキャップを使用して  
即重レジンで増歯修正後、咬合状態の調整を行う。7〜7の義歯になります。  
21|12がTecなら、7654をジョイントキャップで口腔内で増歯し、3|3も修正後、咬合状態の調整を行う。 前回の改造した義歯がありますのでその場で修正は難しくないと思います。
後に、歯周の改善を進めながら21|12を一本ずつ診査して治療方針を立てる。
後に3|3は、クラウンにしてデンチャー。
4|4インプラントを入れインプラントデンチャーなどが考えられる。
■168の問題  19.3.28
写真から熟考して下さい。(患者は仕事上、毎週木曜日に来院しています)
初診の1日目は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・166の問題
3日目は1日目に改造した義歯を上下で咬合出来るように再改造・・・167の問題
さて4日目は、先生ならどのように展開しますか
#1・・・・・どのように? (一言で)
#2・・・・・その根拠は?
       
       
       
       
       
       
       
■168の回答
A先生 1・・・ 咬合形態をおよそ決める。高径と上下顎の水平的位置関係
  2・・・ 早くなじむため
B先生 1・・・ 時間が許す限り、1歯ずつ下顎321|123の治療(根管治療)をしていきます。左上3を唇側に出すため、唇側にCRを盛る。
  2・・・ 抜歯部位の治癒待ちのため、残存歯の治療をしてゆき、鈎歯となる歯をきちんと治療する。左上3の審美性改善。
C先生 1・・・ タッチのかかる歯牙の根治より開始。
  2・・・ 根治後補綴物が入れば final impできるから。
D先生 1・・・ 右下7の感染根管処置にはいります.
  2・・・ 審美的に満足してあるので,痛みのでないうちに咬合の要となり、かつ目立たない歯牙   から通常の処置にはいります.  (エックス線写真からでは前歯部が先と思いますが,せっかくの審美的な満足を壊したくないため.)
E先生 1・・・ 根管治療の必要な歯牙の処置。
  2・・・ 初めに根管治療に着手すれば、他の歯牙の抜歯等が併行して処置できるから。
F先生 1・・・ 下顎前歯の根治をはじめます。
  2・・・ 抜かずに治せる歯もあることを患者にわからせたい。
G先生 1・・・ 必要な歯の根菅治療とP処置をします。下顎のテンポラリークラウンを整えます。
  2・・・ テンポラリークラウンを整えることにより、患者さんの満足をさらに増し、かつ、根菅治療    を効果的にすることにより、最終補綴への時間を短縮します。
H先生 1・・・ 下顎の3〜3endから?
  2・・・ それらが終わらないことには最終のミラクルデンチャーがつくれないから。
T先生 1・・・ 下顎前歯の仮歯をデンチャーにつけてオオバーデンチャー様にする。
  2・・・ 根治する歯を治療しやすくし、そのまま使える歯は補綴物の印象をする準備をしておく。
J先生 1・・・ 根管治療、歯周初期治療
  2・・・ これ以上欠損歯を増やさぬ為に
K先生 1・・・ 上顎義歯の新製をしていく
  2・・・ 上顎の咬合平面をきめていたら下顎の補綴がしやすいから
L先生 1・・・ 時間が許す限り、1歯ずつ下顎321|123の治療(根管治療)をしていきます。左上3を唇側に出すため、唇側にCRを盛る。
  2・・・ 抜歯部位の治癒待ちのため、残存歯の治療をしてゆき、鈎歯となる歯をきちんと治療する。左上3の審美性改善。
M先生 1・・・ @審美回復。更なる見た目の回復。A右下3番の根治。
  2・・・ @食べられるようになると、見た目が気になってくるし、見た目がよくなると歯をもっと大切に考えてくるから。Aテックはずさずそのままできるから。
N先生 1・・・ 根管治療、歯周初期治療
  2・・・ これ以上欠損歯を増やさぬ為に
■169の問題  19.4.1
まだ続きます。
初診の1日目は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・166の問題
3日目は1日目に改造した下顎の義歯を上下で、咬合出来るように再改造・・・・・167の問題
4日目は上顎のミラクルデンチャー(最終の義歯)の印象、BT・・・・・・・・・168の問題
この上顎模型の設計を写真から私が考えた設計を当ててください。
|7についてはカリエス処置は終えています。

またパノラマより、やがて脱落するかもしれない、欠損になるかもしれないという事を意識しました。
|3については相当、口蓋側に傾斜しています。 但し、この設計は、初めての試みで、本邦初公開でした。
明日木曜日セットです。奈良の柳原先生が見学に来られます。私にとっては、患者にも、柳原先生にも不細工な事は出来ません。真剣勝負で臨みます。
       
       
       
■169の回答
A先生・・・・・ | 3壁のみ、 |4タッチ、 |6ワイヤークラスプ
B先生・・・・・ 3番に近心からキー。6番7番の間にミラクルフック。
C先生・・・・・ 左上3にキー、左上56にフック
D先生・・・・・ 3にキーとしてのタッチ,45間と67間にフック,メタルプレートで作製する.
E先生・・・・・ | 3の遠心にミラクルタッチで、|34間に隙をいれる。|7は将来、欠損の可能性が あるので、|6の遠心にミラクルタッチをつける。
F先生・・・・・ 4にハーフタッチ、 45にフック、 8にミラクルガード
G先生・・・・・ | 3にミラクルタッチにして、|78に鎌、またはクラスプにする。
H先生・・・・・ | 3 近心〜口蓋側〜遠心の3面に渡るタッチ、|56にフック
T先生・・・・・ | 3にミラクルタッチ(キー)、|56にフック、|7にミラクルカマ(ロック)
J先生・・・・・ |3口蓋側に壁を作り、先に|3の歯軸に沿ったアプローチをしてゆき、遠心へはめ 込む感じなのでは?|4近心と|6遠心をはさむようにして安定させる。ただ、前方で 噛んだ時の義歯の浮き上がりをどの様に防ぐのかわかりません。|456口蓋の歯 経部を利用するのでは、でも頬側に回り込む維持がわかりません。|7が抜けたら 修理できるように|7の口蓋を立ち上げておくのかどうか。|3審美面の改善を 義歯に盛り込むのかもわかりません。
K先生・・・・・ | 4 近心よりキーとなるMT |8 遠心よりロックとなるWC
L先生・・・・・ 左上3番、左上4番共に近心からミラクルタッチ。左上6、7番の間にフック。斬新な設計が思い浮かばず、降参です。
M先生・・・・・ |4にミラクルタッチ|56にスパー、|3から|8までキャストバー|8遠心に ハーフタッチ
N先生・・・・・ 3番にMT(KEY)は間違いないと思いますが、ロックは7番が抜けたときのことを考え ると、56間にフックですか?でもそれでは初めての試みにはなりませんねー。
O先生・・・・・ 3 4 8 番に口蓋側から挿入するようにミラクルクラスプをつける。 3 4 は 近心から クラスプ。8 は遠心からクラスプ、 3 4間には隙をいれる。 7 番の口蓋側は増歯 にそなえてレジンになるようにする。  口蓋はくりぬく。
P先生・・・・・ 見学したため回答不可。
Q先生・・・・・ |3近心〜口蓋側〜遠心の3面に渡るタッチ、|56にフック
■170の問題 19.4.8
まだまだ続きます。
1日目(初診)は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着(166の問題)
3日目は1日目に改造した下顎の義歯を上下で、咬合出来るように再改造(167の問題)
4日目は上顎のミラクルデンチャー(最終の義歯)の印象、BT(168の問題)
5日目は上顎ミラクルデンチャーセット(169の問題)
さて6日目(今週木曜日)です。
治療は、下顎に集中することになります。合理的かつ、患者の有益性重視で臨みたいと思います。
残存歯は、76321|123となっています。
写真wo参考に、最終ゴールを睨んで、どのような治療計画でもって6日目を闘いますか?
#1・・・・・今後の治療計画の展望は?
#2・・・・・6日目は何をしますか?
       
       
       
       
     
 
170の回答
A先生 1・・・ 下顎のエンド、補綴、ミラクルデンチャーのセットまで、今の咬合を変えずに行っていく。
  2・・・ 3−|−3で必要な歯のエンドを行う、7|仮着中のコアを除去し、コアの印象する
B先生 1・・・ 感染根管治療していく。
  2・・・ 右下3番の根治から。
C先生 1・・・ 3|3を残す為にクラウンを行う準備をします。21|12はパノラマからでは良く状態がわかりませんが簡単なテックのようなものでいいと思います。または、歯根のみ残すで良い。7|はCR充填で終了とし、いずれ喪失しても良いような義歯の設計にします。 最終的に3|3中心の義歯
  2・・・ 3|根充・ファイバーポストでコア・3|3のクラウン印象・7|CR充填
D先生 1・・・ 上下MDの新作
  2・・・ 患者の訴えのある部位の改善
E先生 1・・・ 下顎の補綴治療の準備
  2・・・ 根管治療
F先生 1・・・ 前歯部の審美性を壊さずにテンポラリーを装着したまま,根治を始める.咬合高径の保持の為に臼歯部はまださわらない.
  2・・・ 前歯部の根治とテンポラリーデンチャーのリベース.
G先生 1・・・ 残存歯は全部エンドし補綴しミラクルデンチャーの作成へ
  2・・・ 3〜3のエンドから
H先生 1・・・ 前歯部の根治と歯冠修復、6も一応歯冠修復(保存可能であれば)、それからミラクルデンチャーの設計、セットとなります。
  2・・・ 前歯部の根治。
T先生 1・・・ 321|123の根管治療、補綴。6|補綴。54|4567のミラクルデンチ ャー、|3キー、3|ロック、6|ハーフタッチの設計です。
  2・・・ 321|123の徹底的な根管治療だと思います。
J先生 1・・・ 残存歯の感染根処をして連結にし人工歯の少ないミラクルデンチャーにする。
  2・・・ 残存歯の感根処置をできるだけする。
K先生 1・・・ 6|と21|12はダツラクの可能性もあるようなので、 7|と3|3を支台とした義歯を考えます。
  2・・・ 3|に根尖病巣があるようなので、この治療から。
L先生 1・・・ 7,3〜|〜3の根治から補綴物セット。最後にミラクルデンチャー
  2・・・ できるところの歯の根治
M先生 1・・・ 6321|123の根治、クラウンの後、下顎ミラクルデンチャー製作。
  2・・・ 321|123抜髄後、平行性確保できる様、仮形成。脱着可能なレジンテックを即重で   製作し義歯に接着しオーバーデンチャーとする。これで義歯を使いながら、321|123の治療をきがねなく出来ます。
N先生 1・・・ 7321|123の根治、歯冠補綴、下顎の最終ミラクルデンチャーの作製
  2・・・ 根治の期間中、撤去・仮着しながら仮義歯の維持に耐えられるように321|123 TeK   と仮義歯の改造をする。出来れば根治の開始。(今度こそ根治でしょう)
O先生 1・・・ 1) 6|の既存レジンコアーのセット、下顎仮義歯を入れて咬合高径を保って冠と、 321|123の根管処置、コアー印象、前歯テックの修正
2) 6冠のセット、321|123のコアーセット連結前装冠の印象、
3) 321|123の冠セット、仮義歯の修理、調整し、抜歯かの治癒を待って本義歯の印象製作
  2・・・ #1の1)を6日目に?
■174の問題 18.5.6
難解なる咬合採得の問題です。
ただし、床はレジンかパラフィンワックスで、蝋提はパラフィンワックを使います。
#1・・・・・どのような段取りで、確実なバイトを採りますか?
#2・・・・・パラフィンワックスを使っての咬合採得で重要なことは?
       
 
 
■174の回答
A先生 1・・・ 「前噛み」させない為に、先ず下顎臼歯部の蝋堤だけでバイトを採る。上顎の蝋堤はその後に正中や咬合平面を決めるためだけに使用する。
  2・・・ 左右の対合歯までのワックスの厚みと柔らかさを一定にする。
B先生 1・・・ 大事なことは、目標の高径の2−3ミリ高く、座位でバイトを取り、咬合器で2−3ミリ落とすこと、あまり一度にいい位置に誘導しようと思わないこと。
  2・・・ パラフィンワックスを十分軟化すること。
C先生 1・・・ 1)上顎の模型上で、口蓋と欠損歯牙部に軟化させてパラフィンワックスを。  
2)欠損歯牙部にロール状のパラフィンワックスを作成。  
3)それを口腔内に入れ、数回嚥下させながら咬合させ確実なバイトを採る。
なお、上顎86|37にワイヤーを作成しレジン床にすれば、より確実。上顎が、決まれば、同じように下顎も。
  2・・・ 1)綺麗にパラフィンワックスを溶かし気泡を入れないでロール状にすること。 蝋提を輪切りにしたときにロール状になっているのが分からないぐらい軟化させてバイトを作成する。 しかしパラフィンワックスを液状しなるまで溶かさないこと。 (パラフィンワックスの性質が変わるため。) 
2)パラフィンワックスを使っての咬合採得を行った場合、パラフィンワックス特性を考えて口腔内に10分は放置する。
D先生 1・・・ ミラクルデンチャーの要領で軟化したパラフィンワックスでベースを作りその上にやわらかいワックスを盛りゆっくり咬んでいってもらい、ここぞというところで止めてもらう。何度か繰り返し安定したらそれを記録する。
  2・・・ 完全に硬化するのを待つこと。
E先生 1・・・ 歯牙同士が当たって誘導されないように少し高めで取る。 咬合器につけて高さを決める。
  2・・・ 床がパラフィンだとぶれそうなので、歯牙に添わせてぶれを防ぐように作る。
F先生 1・・・ 下顎のみバイト床を入れて、前歯部が見えるように咬合させ、パラフィンを足していきな がら徐々に咬合高径をあげていきます。上顎もバイト床を入れて咬合させ、正中等記入・出来るだけ下顎の前歯がロー堤に当たらないようにし、再度咬合の高さを検討しながらチェックして高さを決める。O-リングテストを用いても良い。
  2・・・ 出来るだけ、歯牙に巻きつけるようにし、床部の厚みを持たせ変形を防ぐ工夫をする。
5分以上バイトをしたまま放置し、安定するのを待つ。
G先生 1・・・ 下顎臼歯部にロウ堤を作成しておく。下顎のロウ堤を十分軟化させてゆっくりかます。 上顎は軟化させたパラフィンを丸め、正中線の記録と前歯配列の位置がわかるだけのものとする。
H先生 1・・・ まず、上顎の咬合平面を決定するために残存歯をもとに口腔内であわせる。それから、咬合高径を決定するために、模型での解剖学的な指標を基準として,willis法などを併用したりする。口腔内で最適な位置を探す。そこで、蝋堤、パラフィンワックスを圧接して、決定する。
  2・・・ ・パラフィンワックスを軟化して、完全に硬化するまで時間が掛かるので、注意する。
T先生 1・・・ まず下顎の床だけ入れて大体の位置でかませる、かたまったら表面を一層落としその上に軟化したパラフィンワックスを一枚、のせてもう一度咬ませる。完全に硬化したら上の床を入れ再び軟化パラフィンワックスを入れて先ほどとったBTの位置までしっかり咬ませる。そのまま5,6分咬んだままで終了。
  2・・・ 変形防止のため咬んだまま5,6分は待つということ。
J先生 1・・・ 床をレジンで作り(ワックスでは変形するので)、加熱して軟らかくしたパラフィンワックスをブロック状にして床にのせ患者さんに噛んでもらう。
  2・・・ 患者さんが噛んだ時、左右にズレないように注意する。 十分に噛んでいるか(浮き上が りに注意)。
K先生 1・・・ ロー提を入れる前に咬合状態をチェックして、ロー提を高くなりすぎないように作る。
  2・・・ パラフィンを硬すぎず軟らかすぎず、いい軟らかさでバイトをとる ズレないようにする為
L先生 1・・・ 上顎ロー提を残存歯および臼後結節などを参考に咬合平面を作る。下顎はフルないしそれに近いので基準値(前歯部下唇小帯から18mm、臼歯部臼後パッドの1/2の高さ)で作り、下顎のみロー提を軟化させ咬合採得する。
  2・・・ 床が極力動かないようにしっかり作る。
M先生 2・・・ 咬合器に装着した時、口腔内との差が生じないようにするため、しっかり患者さんに噛んでもらう。
N先生 1・・・ まず、臼歯部にガーゼをかませて、垂直的顎位を決める  中心位に誘導して、前歯部でワックスバイトをとる 前歯部のワックスを残して、臼歯部のガーゼを取って、ワックスバイトをとる
  2・・・ ワックスの硬さによって、歯牙、軟組織を変形させない  硬化途中で外さない
O先生 1・・・ レジンで床をつくり,模型上でリベースをして研磨してベースプレートをつくる.維持が不安定なら必要に応じてワイヤーの単純鉤をつくる.十分に軟化したワックスでろう提を作り,バイトを採る.
  2・・・ 出来るだけ均等な軟化をする.
P先生 1・・・ 上下顎で咬合する歯牙がないので、フルデンチャーと同じように、顎間距離を定める。最終的に充分な厚みまで軟化したワックスで咬み合わせる。
  2・・・ 咬み合わせるワックスが薄いと変形する。
Q先生 1・・・ 下顎の咬合床でまず咬合の高さと水平的位置関係を決定します。次に上顎の咬合床で上顎前歯部の位置を設定します。
  2・・・ 床の部分がしっかりしていて、決して咬合採得の時に床が顎提から浮き上ら無いことと思います。
R先生 1・・・ 下顎の蝋堤を温め上下の歯牙の高さを見ながら適切な位置まで咬んでもらう。硬化を待って上顎の蝋堤を温め臼歯が先ほどの位置に行くまで咬んでもらい硬化を待つ。
  2・・・ 慌てて取り出さず咬んだまま5分位待つ。
S先生 1・・・ 上下顎堤の製作、バイトゲージでのバーチカルの決定、ワックスを軟化して咬合、過剰なワックスを除去しタッピング運動にて水平顎位の決定
  2・・・ パラフィンワックスの均等な軟化
T先生 1・・・ 挺出している歯牙があるためその対合となるろう堤のワックスを削除してとる。
  2・・・ ワックスを十分軟化してとる。
U先生 1・・・ 抵出歯を削って咬合提の高さに合わせる。咬合高径は安静位より1.2ミリ低く設定して ます。
  2・・・ ワックスの軟化
V先生 1・・・ 上顎臼歯部に歯があるので、まず下顎にロー堤を入れて咬合高径を決定する。(唇を軽く閉じてもらって、ノギスで測定して決める。)次に上顎のロー堤を入れて、正中線や口唇線を決定する。
  2・・・ 床がまず動かない。ワックスをロール状にしてロー堤を作ったときのワックスの柔らかさが一定    床へのロー堤を付ける位置(内に入り込んでいたり、外に出すぎていないようにする)
W先生 1・・・ 上顎の鑞堤で咬合高径、正中を決める。下顎に十分軟化した鑞堤を入れ、上顎の鑞堤で設定した位置までか見込ませて硬化させる
  2・・・ 口腔内できっちり硬化させる事
]先生 1・・・ 最初は前歯部には蝋提を置かず臼歯部だけに置いて嚥下してもらい咬合位を決める。その後、前歯部の蝋提をつける。
  2・・・ 蝋提のロールを作るときに表面だけでなく中までしっかり熱を浸透させる。
Y先生 1・・・ 下顎安静位、もしくは嚥下位を利用し、バーティカルディメンジョンを決定。患者は咬合 高径が下がっているため、これを利用し、最大限高径をUPさせる
  2・・・ BTは下顎にWAX BTもしくは咬合床にて歯牙の位置関係を確認しながら、BTをとる。
■180の問題 19.6.17
初診で兵庫県から来院しました。ミラクルデンチャーを希望しています。
早速、上顎の印象を採り、次回来院日までに即時義歯を作製、 次々回、ミラクル新調の印象、バイトの採得予定。
その次回である来院日の当日、7|8を抜歯して765|78欠損の作製された即時義歯(ワイヤークラスプ2つ)をミラクルに改造して装着する予定。
4|6にワイヤクラスプとラボに指示していしました。
16時に予約。しかしちょっと早く来られ、15時30分には来院されていました。
15時50分頃になって、ラボから、その即時義歯が届いていないことにスタッフが気づき、ラボにスタッフを見に行かせると、 何かの手違いから、まったく作製されていない事が判明。ただ咬合器に模型が装着されているだけ。
まさしく絶対絶命、ピンチ!血圧190なり。15時からの患者もまだ終わっていない。17時から他の患者の予約が・・・??
しかしこんな時こそ、冷静に。 何としても乗り切らねばなりません。
先生ならどのように?、あるいは私がどのように乗り切ったと考えますか?
       
       
 
 
■180の回答
A先生・・・・・ 抜歯して止血待ちの間にミラクルエックスを施したデンチャーを作ってもらう。
B先生・・・・・ 即充かリベースレジン+ミラクル]で義歯を作られたのではないでしょうか。
C先生・・・・・ 左右とも抜歯は行わずに、76|部にミラクル様の即時義歯を作る
D先生・・・・・ 模型が咬合器に装着されているので、抜歯相当部分を印象して、人工歯を作る。抜歯部を削合して、模型上でリベース材を使用して、義歯床を作ります。先ほどの人工歯と欠損部分に排列する。
口腔内で、咬合調整して、リベースして、4|6にも維持を求めるようにする。又はミラクル]を装着する。最終の調整をする。
E先生・・・・・ 7|8抜歯。ガーゼを噛ませ止血を待合室とかで待っていただく。同時並行で技工師さんに模型上でワイヤークラスプを作製させる。補強線を屈曲し、模型上にクラスプ、補強線を即充で固定しリベース材で床を作り、人工歯を乗せ形態修正、咬合調整し研磨完成です。即時義歯完成は30分でいけるのではないかと思います。
F先生・・・・・ 補強線を適当に曲げ、トレー用レジン、もしくは即重をねり模型上に盛る。もちろん分離材使用。 硬化前に用意した人工歯を配列、バイトを合わせながらトリミング。硬化後 リベース。 クラスプはワイヤーで曲げられればなお良い、が、以上を 浸潤麻酔待ち、抜歯後止血待ちの間に実施
G先生・・・・・ 咬合器に模型が装着されているのでしたら、床に相当するところに分離剤を塗って、即重で床を作り人工歯を口腔内で付けミラクル様にしたのでしょうか。中川先生ならやると思います。
私には時間的にもまだ無理です。
H先生・・・・・ 咬合器についているならそのまま即重レジンで床を盛って人口歯までラボでつけてもらう。(多分10分でなんとかできるでしょう。)後は口腔内でミラクル]をつけて、リベース、咬調。何とか1時間で出来るのでは?
T先生・・・・・ 15時からの患者が終わるまでの間で、ラボに 7|8 の増歯のみをやらせる。 患者さんには「ちょっと待ってネ!」と言っておく。 その後、口腔内で 4|6 の舌側をカバー ミラクル]を院長が作ってつける。
J先生・・・・・ 世間話をして謝る。そして反省会。
K先生・・・・・ 即重で簡単に作っておく。
L先生・・・・・ 事情を説明して、また後日に来院してもらう。もしくは即重で作る。
M先生・・・・・ 謝って後日また来てもらうに話をする。無理な場合、17時からの患者さんが終わるまで待ってもらい、それまでに即重で作る。
N先生・・・・・ 上顎印象をとり、7|78部には即重を流し、他のところは、パラフィンワックスを溶かして、流し込みワックスで模型を作る。7|8を抜歯、止血している間に、ワックス模型上に、トクソーリベースを流し、床をつくり、熱湯の中へ、ワックスを溶かし、床を形態修正。65|部にトクソーリベースを流し人工歯を乗せて口腔内へ。後は、リベースし、ミラクル様に改造。
O先生・・・・・ 模型上で7|78削除 |6のワイヤークラスプを作製   加強線を曲げ即重でレジン床を作製。
人工歯配列765|7 (ここまでラボで)  その間、7|8抜歯 止血
口腔内で|4タッチ合わせ、リベース咬合調整 研磨   中川先生なら1時間でOKでは
P先生・・・・・ 左下8の冠除去テックにて咬合平面を合わせ、右下78CR充填    義歯のバイト採得
Q先生・・・・・ 前後の患者さんが詰まっているのですから、抜歯は中止します。 そして自分で|56の即時義歯を作製して装着し、今回の治療とします。
R先生・・・・・ 咬合器に附着してあるのであれば,即時義歯であることに甘えてまず, 765|78の床の外形にベースレジンで咬合床を作り(口蓋部分を出来るだけ小さくする)リベロン等のリベース材で模型上、リベースをおこなう.この時,もともとの設計がワイヤークラスプなので鉤歯の口蓋側に拮抗
腕の代わりにレジンを持ってくる.ついでワイヤーの単純鉤を曲げる.(単純鉤ならば時間はかかりません.)次にアイボリーの即重を練って欠損部に盛って咬合させる.硬化後,咬合調整及び,歯冠の形に修正をする.
S先生・・・・・ 1. 私の所は技工士がいないのでDHに上顎模型に分離材を塗布させ、矯正用レジンのふりかけ法で
   口蓋をくりぬいた基礎床を作らせる。ただし、4|の遠心は空けておく。
2. 前の患者が終わり次第、7|と|8に浸麻を行う。
3. 4|に単鉤用のものを屈曲し、DHにその足を先ほどの床に埋め込ませる。
4. その間、7|と|8の抜歯を行い、止血を待つ。
5. 白のユニファーストをモチ状にし、765|7のところに置き、咬合を咬合器上で合わせる。
   筆積みで人工歯を移行的にする。
6. 止血したらリベースし、|6をMT様にする。
7. 4|のワイヤーを調節し、十分な維持が得られるようにする。
8. 咬合を調整し、人工歯の大まかな形態修正をする。 
T先生・・・・・ 咬合器上で7|8を取る。補強線付の床を作る(ぴったりでなくてよい)。そして765|78の人工歯をつける。口腔内でリベースする。4|6にミラクル]をつける。最後に咬合調整する。
U先生・・・・・ 7|8を抜歯、止血している間に、上顎模型にワセリンを塗布。その後、基礎床を作るようにトクソ ーリベースもしくはユニファースト(ピンク)で作製。咬合器上で配列(ピンを0.3ミリぐらい挙げた状態でまたトクソーを使用し)床と歯頚を移行的にしている間にミラクル]を作製、模型上で付着。
口腔内にミラクル]付きのデンチャーをセット。セット時、咬調、リベース、ミラクル]の調整を行う。
X先生・・・・・ 即時義歯であれば模型上で即重とミラクルXで作って、間に合わせると思います。
W先生・・・・・ 咬合器に模型が装着してあるのであれば、トレーレジンなどでレジン床つきの咬合床を作る要領で床をつくてもらい、その上に即重で人工歯を配列してもらいます。
いずれミラクル様に改造するのでワイヤクラスプはどちらでも良いが、単鈎くらいなら技工士さんならすぐ曲げるので、出来ればトレーレジンに埋めておいてもらう。
抜歯の後、すぐにリベースして装着。止血シーネとしても使えると思います。
]先生・・・・・ 咬合器に模型が装着されているなら、即重レジンで床を作り、人工歯も咬合器上で即重レジンで着けておく。後は、口腔内でリベースで4|6の舌側、遠心の壁をフィットさせ、その後頬側にミラクルXを着ければ良いでしょう。技工士さんに頼めるなら、人工歯着きの床完成まで即作業してもらえれば、その間にチェアサイドで抜歯を予定どうり行えるので、さほど慌てないで乗り切れると思います。
■114の問題  18.2.19
写真のように、上顎1番の残存の症例です。女性(49才)です。
ミラクルタッチは遠心からとします。もちろん口蓋部は、抜いています。
但しリベースは完璧になされているものとします。
#1・・・・・着脱方向はどのようになりますか?
#2・・・・・何が着脱方向を規定するのかを、具体的に想像たくましく述べてください。
#3・・・・・このデンチャーの装着を全く揺ぎなきものにするには、どのようにすれば解決出来ますか?
       
     
 
■114の回答
A先生 1・・・ 遠心より歯頚部にすくうようにいれる。
B先生 1・・・ 歯牙の歯頚部形態とタッチが遠心であることから、遠心に少しふった方向から装着しつつ、タッチの唇側部でロックをかけてよいのでは
C先生 1・・・ ミラクルタッチの遠心部より入れ、さらにロック部の近心部の壁を回転させながら装着。
  2・・・ 支台歯のアンダーカットの程度と動揺度により規定される。
  3・・・ キーとしてのミラクルタッチとロックとしての反対側の壁を必ず設けること。
D先生 1・・・ 遠心からタッチ、よって、後方から前方に引っ張ってくるようになります
  2・・・ タッチの頬側アームの先端と、左上1の人工歯の近心壁
  3・・・ 残存歯周囲のレジン壁
E先生 1・・・ デンチャーを口蓋側から入れて、1番のミラクルタッチの口蓋側から遠心隅角部、唇側へと回転しながら、少しずつ入れていきます。
F先生 1・・・ 右上の遠心に咬合面からみて時計回りに、歯頚に沿わして入れる。
  3・・・ 維持強化には近心の、うまく沿った形態の床形
G先生 1・・・ 遠心方向に反時計回りに回して横から外す  入れるのはその反対
  2・・・ 近心のレジンの壁
  3・・・ 近心の壁をmax fitでしっかり作る
H先生 1・・・ 遠心
  2・・・ 1)義歯の咬合力に対する力のかかる方向に拮抗する方向。   2)審美
  3・・・ 近心に壁
T先生 1・・・ 右側頬側に回転しながら
  2・・・ 遠心ミラクルタッチの頬側のアーム
  3・・・ 遠心のミラクルタッチに対抗する近親にレジンの壁、またはロックとなるアーム
J先生 1・・・ 遠心からのミラクルタッチなので口蓋側より少し回転させるようにしてセットする。
  2・・・ ミラクルタッチをかける歯牙の形態と顎堤の状態
  3・・・ 咬合状態とミラクルタッチの適合
K先生 1・・・ 唇側(前歯部、歯槽堤の形態に合わせる)
  2・・・ 1番が残存しているので、前歯部歯槽堤の吸収は少ないようです。その為、着脱時に義歯が歯肉をいためないような方向が大事かと思います。
  3・・・ ミラクルタッチ以外に唇頬側の床を、着脱の妨げとならない位に、総義歯に近くのばす。
L先生 1・・・ 口蓋側(後ろからという感じ)からで、近心の壁を入れ(添わせ)つつ回転させながら、すくうように、遠心のタッチを入れる。このとき、唇側の床レジンが邪魔になる可能性あるので、短く削る必要があるかもしれません。 (回転が孤立している歯を弱めないか?という不安が少しありますが・・・。)
  2・・・ 着脱方向を規定するのは、歯の前突度、歯根の露出度、床の長さが考えられます
  3・・・ リベース完璧(私には難しいところ)でさらに揺るぎないものにするには、近心の壁を密着させるか。リベースレジンをうまく使えるか、と考えます。これで咬合圧に対してもサポートできる。
M先生 1・・・ 1番の遠心方向からタッチさせて、近心唇側偶角でロックさせる。
  2・・・ 1番の植立方向と動揺度、歯牙形態(アンダーカットの状態)。
  3・・・ 近心唇側偶角のロックの絶妙の調整。
N先生 1・・・ 遠心から回転させながら沈める様にして入れる。
  2・・・ 1番近心の軸壁。そして歯槽堤の高さと床縁の深さ。{回転させながら入れて行く時にぶつかる部分を削除する。}
  3・・・ タッチの反対側(この場合1番近心)の軸壁と床の密着度をリベース剤を添加して、着脱可能な範囲でぎりぎりまで高める。
O先生 1・・・ 舌側から唇側方向へ右上1番の近心に壁を中心に回転させながら遠心にミラクルタッチ。
  2・・・ 近心の壁の面が着脱方向を決める。
  3・・・ 右上1番にデンチャーをスーパーボンドで固定する。あるいは全てのアンダーカットにリベース材を残したまま固める。はずすことを考えるなら、可能な限り歯頚部のアンダーカットにリベース材を残してセットする。
P先生 1・・・ 左1番から回転させるようにして右1番のミラクルタッチを遠心方向にはずす。
  2・・・ 残存歯の位置とミラクルタッチをかける方向
  3・・・ 右1番の近心のかべにきちんとデンチャーを接触させる。そしてリベースする。
Q先生 1・・・ 1|の遠心にタッチしねじるように近心が入る
  2・・・ 歯牙の形体。膨隆・歯軸の方向
  3・・・ 1| 遠心から口蓋側にかけて歯頚部をメタルでタッチ。回転するようにねじれながら、唇側歯頚部に入り込む。
R先生 1・・・ まず,遠心のタッチを接触させそこを支点にして回転するように して歯牙の舌側から近心にいれる.
  2・・・ 歯槽頂の高さとアンダーカット.
  3・・・ 近心のタッチをロックと考え,舌側を含めて完全に密着させる.
■134の問題 18.7.9
写真の症例の13歯欠損のデンチャーをセットするには、
#1・・・・・どの方向での着脱になりますか?
#2・・・・・こうした1歯残存の場合の注意点は?  
      【最も大事なことを1つ】
#3・・・・・なぜ近心側にタッチをもってきたと考えますか?   
      【そうする必要があったわけですが・・・・・・】
       
   
 
■134の回答
A先生 1・・・ 近心より反時計方向の回転で
  2・・・ 軽く咬合してほしい。
  3・・・ 咬合力が遠心へ離脱力となるので。
B先生 1・・・ 3|近心頬側より
  2・・・ 動揺のない義歯の作成(リベース)
  3・・・
C先生 1・・・ 遠心の壁にあわせて頬側のミラクルを回しながらいれる。
  2・・・ 壁をしっかり作る。
  3・・・ 遠心レジン充填してあり、削れていくのを避けた。
D先生 1・・・ 歯軸方向
  2・・・ 壁の充実
  3・・・ 近心の方がアンダーカットの量が大きいから。
E先生 1・・・ 3の近心斜め後ろから入れて最後に遠心側にすこし回転させる。はずすときは この逆にする。
  2・・・ ミラクルタッチのキーとロックを確実にして、義歯が動かないようにする。
  3・・・ 歯牙の傾き。(通常はミラクルタッチを遠心からもってくると思いますが?)
F先生 1・・・ 頬側アームを口蓋側から入れて、近心、頬側へと滑らすように、押し込んでいく。 口蓋側へと、滑らすように、外していく。 
  2・・・ タッチがキーならば、ロックはリベースの精密性。
  3・・・ 43|間が緊密すぎるから。
G先生 1・・・ 遠心から入れて横から近心に入れる
  2・・・ 舌側のレジンの壁
  3・・・ 遠心の壁の方が使えそうだから
H先生 1・・・ 左やや前から右やや奥の方向に掬うような方向
  2・・・ 拮抗歯がないので捻る力を極力くわえない
  3・・・ 左前に骨隆起などのアンダーカットがあったため
T先生 1・・・ 3の口蓋近心側から唇側遠心方向で少し回転させるのだと思います。
  2・・・ 4の近心側のレジンの壁と3の歯牙の密着させること
  3・・・ 顎堤のアンダーカット部分があるため
J先生 1・・・ 3番頬側タッチの先端をあわせながら時計回りに回転させながら沈めていく。
  2・・・ どちらから支えるのがその歯牙の保存に有利か (着脱時に負担がすくないか)  よく考える。
  3・・・ 前歯部顎堤の形態が義歯の装着方向を前歯部唇側からに制限したため。
K先生 1・・・ 右側3部を中心に右回転で??
  2・・・ 義歯の脱離。
  3・・・ 左側3部の抜歯窩がまだ治っていないから??
L先生 1・・・ 近心にタッチがありますので、前方からななめに入り、少し回転しながらロックする。
  2・・・ 緊密な適合、かべの充実
  3・・・ 左上3に残根があり方向が逆だとあたるためか?
■145の問題  18.9.28
兵庫県からの初診です。
上下顎、ミラクルデンチャーの装着を希望しています。
今回は、上顎だけの出題です。
残存歯は、83|34578で、全て残します。
ほとんどが、動いています(動揺度1〜2)。
#1・・・・・キーはどの歯牙に(遠心から、近心からを表示してください)
#2・・・・・その設計は?
       
       
     
 
■145の回答
A先生 1・・・ 右上3に遠心からタッチ
  2・・・ 左上45間にフック 必要に応じミニタッチを 右上8近心と、左上7の近心につける
B先生 1・・・ キーは3|遠心から。
  2・・・ 3|をミラクルタッチに遠心側の頬側側から回転して入るようにして、|45にタッチを、 |5をロックとして舌側側から回転して入る様に作製する。
C先生 1・・・ キーは右上3番。ロックは、左上5番。どちらも遠心から。
  2・・・ 設計は、左4番5番の間にミラクルフック。右上7番近心舌側にミラクルミニタッチ。
D先生 1・・・ 右上3番遠心から。
  2・・・ 3|にMT(KEY)、|5にMT(ロック)、|45間にフック、8|にハーフタッチ(保険)。
E先生 1・・・ キーは3|の遠心から
  2・・・ 8|37にミラクルタッチをつける。
F先生 1・・・ 3|の遠心側からキーとします。
  2・・・ |5をロックにしてミラクルタッチとします。
G先生 1・・・ 3|遠心から
  2・・・ 3|ミラクルタッチ 遠心から、8|37 ミラクルタッチ 近心から
H先生 1・・・ 3|キー近心
  2・・・ 8|ロック |6壁
T先生 1・・・ 3|遠心から
  2・・・ 3|5にミラクルタッチ、8|にハーフタッチ、|3にミニタッチ
J先生 1・・・ 上顎|37近心から。 上顎3| 遠心から。
  2・・・ 上顎|37近心からミラクルハーフタッチ。  上顎3| 遠心からミラクルミニタッチ。
K先生 1・・・ 3|遠心から引っ掛けて反対側にロックを求める。
  2・・・ |34間・|45間フックで|5遠心にハーフ  8|7近心は壁のみ  もちろんバーは前方
■181の問題   19.6.24
下顎の義歯は、大震災で紛失。 以来、下顎は前歯のみで噛んできたとのこと。
#1・・・・・私がこの患者に、どうすることを目標に、今日の初診に臨んだと考えますか?
#2・・・・・次回からの再診では、私がどのような治療計画で臨むと考えますか?
       
       
       
   
 
■181の回答
A先生 1・・・ 下顎の臼歯がないために、前噛みになり下顎が前方に出てきているようなので、顎位の 修正を最終目的にし、とりあえず今日は上顎の義歯の増歯と調整。
  2・・・ 下顎の義歯の作成を優先する。
B先生 1・・・ 咬合高径を決定する為に、セントリックスットップを獲得する目的で下顎即時義歯を作製する。
  2・・・ 咬合高径を挙げ、上顎義歯の増歯、|2の感染根管処置、上顎の感染根管処置。上下顎の感染根管処置後,歯冠補綴後ミラクルデンチャ−作製
C先生 1・・・ 上下顎の咬合の回復を目標に、まずは、上顎の義歯の治療を進めるために3|2456増歯とミラクル様にする。  下顎のデンチャーの印象及びバイト。根管治療。
  2・・・ 下顎の義歯のセットと根管治療。
D先生 1・・・ 下顎のミラクル印象、バイト。次セットできるように。
  2・・・ カリエスはあとから出来る。虫歯の治療。
E先生 1・・・ 28本の歯で、食事できるようにする。
  2・・・ 下顎MD作成。上顎MD風に改床    その後、根治、
F先生 1・・・ まず24時間装着できる仮義歯をつくること。
  2・・・ 仮義歯を装着したらENDOをしていき、最後にミラクルデンチャーの作成へ
G先生 1・・・ 前歯審美性の回復と咀嚼機能の回復し患者の心の支えをする。
  2・・・ 1日目 1)|4567のブリッジの切断。   2)2|のレジン修復、上|45の根管処置と下|1の根管処置をしてレジンコアー築造、前奏冠の印象TEK 3)旧義歯をミラクル様に改造
2日目 冠のセット、上下義歯の印象バイト    
3日目 ミラクルデンチャーのセット
H先生 1・・・ まず上顎のデンチャーをミラクル様に替える
  2・・・ 上顎は改造した旧デンチャ−を使ってもらいながら、必要な歯の抜歯、エンドを行ってから、ミラクル新調する下顎の|2キー、3|ロックとして、ミラクルデンチャーをつくり、 必要な歯のC処、エンドを行う
T先生 1・・・ まず、噛めるようにすることが大切だと思いますので、下顎の義歯を製作することと、上顎の義歯の修正が必要だと思います。|CD6Fブリッジの|456を除去し、4|7のミラクル様義歯に修正する。|245は人口歯を乗せて残根上のまま根治、2|はCR充を行う。
  2・・・ 上下義歯でバイトを多少し上げ、咬合関係を修正していく。 |245の補綴を行い咬合平面を決めていき、上下ミラクルデンチャーセット  左下1も補綴
J先生 1・・・ 臼歯での咬合
  2・・・ バイトを上げた仮義歯を作り、出来るだけ理想的なバイトでミラクルデンチャーを作る
K先生 1・・・ 食べる喜びを感じてもらう事を目標に
  2・・・ 印象、バイト採得
L先生 1・・・ 下顎のデンチャーの印象をする。左上の外れかけのブリッジを|67間で切断、|456部を増歯する。上顎の義歯をミラクル仕様に修理し、咬合平面をつくる。
  2・・・ 下顎の義歯の製作をすすめる。左上のブリッジの製作から始める。
M先生 1・・・ 上顎前歯の増歯、下顎即時義歯
  2・・・ 印象、バイトをとってデンチャー新調
N先生 1・・・ 上顎義歯に増歯しミラクル様に改造。下顎印象し、パラフィンワックスで咬合採得、次回までに仮義歯を作製。出来るだけ早期に、臼歯部での咬合を回復することを考えます。
  2・・・ 次回、下顎に仮義歯を装着。咬合を回復してから、順次、残存歯の治療をして、最後に上下ミラクルデンチャー作製。
O先生 1・・・ 正常咬合を目標にする
  2・・・ 仮義歯を作製→ミラクルデンチャー作製
P先生 1・・・ 上顎の義歯増歯、ミラクル様に改造   下顎 3|2レジン充填 |1にテック   下顎のミラクルデンチャーの印象 バイト
  2・・・ 下顎のミラクルデンチャー装着   上顎調整    その後、上顎残存歯の治療終了後   ミラクルデンチャー装着   下顎は|1の抜髄 歯冠補綴
Q先生 1・・・ 上顎欠損部のデンチャー増歯と、一部クラスプ切断による、ミラクル風への転換。
  2・・・ 下前歯根管治療後、補綴。上残根抜歯。上下デンチャー作製。
R先生 1・・・ 咬合高径の確立と可能であれば被蓋の改善
  2・・・ 下顎 |1 根治歯冠修復 7654|34567 義歯   3|キー |2 ロック   上顎 2|抜随Cr  4|、|2は根治Cr |457は根治Br   76531|13義歯  4|キー |45フック|4カマ
S先生 1・・・ 患者さんが「審美性」を希望される場合は、上の2|のレジン充填、上の|2の残根削合増歯、下の|2のTEK。  「咬合機能の回復」ならば下顎の義歯を次回装着のための印象とBT。  時間の余裕があれば「審美性回復」と「咬合機能回復」のための治療の両方やってしまう。
  2・・・ 下顎の義歯の作製。下|2はゆっくり根治補綴。 上|2EXT。上4|CD6Fの補綴。76531|123のミラクルデンチャーの作製。設計は、2|MT(キー)、|45のフック、|7のミラクルカマとします。
T先生 1・・・ 下顎前歯部で長期間噛んだため、低位の反対咬合になっています。咬合の改善も兼ね て、まず上顎義歯の改造、下顎即時義歯作製のための印象と咬合採得をします。
  2・・・ 上下顎義歯の咬合調整、不適合な|457のブリッジの処置、|2の抜去、根治、 カリエス処置、歯冠修復等を行っていく。
U先生 1・・・ 上顎の義歯を安定させる。それをもとに下顎のミラクル様デンチャーのImp,bite
  2・・・ 下顎のミラクル様デンチャーをsetして、臼歯部の咬合の確立
X先生 1・・・ 下顎の暫間義歯を作製し、次回までそれで臼歯で咬合できるようにする。下顎はミラクルの印象、バイトを採り、次回セットする。
  2・・・ 下顎は|1を根治し、クラウンに。上顎は旧義歯をミラクル様に変える。  |2は抜歯、3|45は必要なら根治し、クラウンにする。その後、ミラクル作製。
W先生 1・・・ 上顎前歯の審美的問題
  2・・・ 下顎の暫間義歯の製作
]先生 1・・・ まず下顎の義歯を作り、臼歯で噛むことを思い出してもらう。ゆえに、1日目に 下顎ミラクルデンチャー印象、バイト。
  2・・・ |CD6切断除去、根治開始。2|レジン充填。下顎|1も根治開始。   下顎はミラクルセット。上顎義歯は3|245増歯リベースして仮義歯とし、根治完了後|45クラウン、 下顎|1前装冠。   その後上顎もミラクルデンチャーとする。
Y先生 1・・・ まず、主訴の解消をします。10年以上、前歯で噛んできたとのことですので、その状態に戻して満足してもらうことが先決だと思います。
  2・・・ 左上のBrがハソンしているようですので |456部を切断除去して増歯とともにミラクル様に改造します。  さらに患者さんが希望するなら、下顎の義歯を作製します。
Z先生   見学のため回答不可
■130の問題   18.6.11
昨日,初診の症例です。
結論は、7|8を抜歯。 上顎だけ、65432|7 の仮のデンチャーを作製。
その後、1|1の4ミリの隙間への対策を考えました。
(下顎は、上顎のミラクルデンチャーを装着した後に、治療していきます。)
#1・・・・・その仮の義歯の設計とは?
#2・・・・・その隙間の対策とは?
       
 
 
■130の回答
A先生 1・・・ 1|7にミラクルタッチ
  2・・・ 仮のデンチャーに組み込むと着脱が難しくなるので、スーパーボンドで人工歯をつける
B先生 1・・・ 1|にミラクルタッチをして、|6にミニタッチにして作成します。
  2・・・ 1|の近心側がカリエスなので、その処置と含めて、充填用のレジンで歯牙様に作る。
C先生 1・・・ 1|にミラクルタッチ|6にミラクルタッチ。1|1間、|34間の隙をリベース材や人工歯でうめる。
  2・・・ 右1番近心はカリエスがあるので、レジン充填しそのとき1mmぐらい充填材で厚みをもたせる。左1番のほうには、義歯のところに3mm位の人工歯をつけて隙間をうめる。
D先生 1・・・ 左上6にミラクルタッチ。 右上1にミラクル壁
  2・・・ 右上1の遠心から徐々にリベースを追加し、右上1を近心へ移動させる。
E先生 1・・・ 1|7遠心ミラクルクラスプ(|23の間にフック形成)
  2・・・ 1|1に人工歯を配列し仮のデンチャーに装着。
F先生 1・・・ 1|がKEY、|6をロックとする無口蓋のデンチャー、ただ1|13456すべてが動揺激しそうなので、固定の目的で歯頚部までレジンをもってくるようにする。
  2・・・ 隙というか細い人工歯で入れ壁をつくる。
G先生 1・・・ 1|と|6をミラクルタッチ様にし、口蓋側に補強線をいれた床を作成する。
  2・・・ 隙間の大きさに削合した人工歯に即重を盛って壁の役目をする隙をつける。
H先生 1・・・ 左7をキー、右1をロックと考え口蓋をぬいたレジン床で道をつけながら壁を作る。ミラクルの設計なら左7、右1にミラクルタッチと言う事になると思います。
  2・・・ 仮義歯の着脱を邪魔しない範囲で人工歯をはさんでスーパーボンドで固めます。
T先生 1・・・ 右上2と左上6番にミラクルタッチ。左上3,4番にミラクルフック。
  2・・・ 隙間は人工歯をスーパーボンドで固定。
J先生 1・・・ |6にタッチ1|4に壁
  2・・・ デンチャーで咬合を挙上しておいてパワーチェーンなどで隙間を閉鎖する。 1|1を閉鎖   して奥に出来た隙間は増歯して閉鎖する。
K先生 1・・・ 右上1番、のテックと隙もテックにて作成する。
  2・・・ 止血後、印象する。
  3・・・ 右上1番、6番にミラクルクラスプ作成と欠損部 床を作り、人工歯を即重にて作成。
L先生 1・・・ 1|6の遠心から口蓋側にかけてミラクル様タッチでバーは前方。|456口蓋即歯頚部 をレジン立ち上げ、|45間フック。
  2・・・ 1|近心Cは修復し、義歯に付ける隙をつける。(形態は左右半分ずつに分けて歯の形に移行させる)  または、模型上でCRで作っておき歯に接着する。
ここの問題は、ミラクル様デンチャーをある程度、にわかに作れるようになれば、#1については、簡単な問題となります。また、にわかに作るのであれば、これしかないという設計になります。
この設計によりデンチャーは最高にリジッドなビクともしない状態になっています。それでも新調の時の設計とは、おそらく異なることになります。それまで全く噛めないといっていいほどの状況から、何でも噛める状況に変わるといった点では、非常にすばらしく、ヤリガイのある仕事であり、出来事です。経過時間は、全てをやって(検査、模型のための印象、抜歯、止血、義歯改造、その他・・・・・)2時間程度でした。
デンチャー改造も相当に早くなり、改造デンチャーの装着で、患者が驚く瞬間は、実に爽快なものです。筋書きのないドラマを作りながら、常に、失敗のないように、枝葉にとらわれず、幹を見通しながら、冷静なる判断を下しながらのわくわくする2時間です。
#1も#2も正解者はありません。#2については、全く正解とは程遠い回答でした。
3日目に、この患者が来院。私が見通していた良好な結果は、はっきりと証明されていました。
■182の問題  19.7.1
近畿圏の近くからの初診患者です。
ところでミラクルの方針は、出来る限り抜歯をせずに、1本でも歯牙を保存するところにあります。
しかし、しっかりした歯牙が他にあって、ある歯の動揺度が極大の場合、その歯を抜歯をすることもあります。
この症例の1.2番は、まさに極大、極限の状態であります。
上下、噛み合わせると、その1.2番は自然と下顎歯牙よりも口蓋側側に入ります。
つまり、頬舌的な動揺が大であります。
上顎のデンチャーを装着すると、下顎の数本の歯牙の痛みを訴えています。
#1・・・・・1.2番をどうしたと考えますか?
#2・・・・・その理由は?
#3・・・・・治療計画をどのように?
       
       
       
 
 
■182の回答
A先生 1・・・ まず,クラウンを除去して,残根の状態のまま持参の義歯をミラクル様に改造する.
  2・・・ 初診の患者さんなのでまずはミラクルで噛める事を解ってもらうための応急処置をする.
  3・・・ 治療計画としては保存不能との事なので12の抜歯,左右7のクラウンの再製.左上4が使えるならば,クラウンの作製.12の抜歯は暫間義歯が長期に渡り使用可能であるのが前提.もし,無理ならば残根上の義歯として,ミラクルデンチャーの完成後に,痛みがある等の訴えがあるならば抜歯を行う.下顎の痛みは右下の457を支台としているブリッジ様のクラウンの為と思われるので,7と5(内部吸収と 根尖の吸収を起こしている為.)の抜歯. やはり抜歯窩の回復を待っている間に8の治療と クラウンの再製を行い,ミラクルデンチャーを作る.さらに左下の4のカリエス治療を行う.7の欠損に関しては56支台のブリッジか,765|7のデンチャーかは6の状態で判断する.
B先生 1・・・ 歯根だけ残して、歯冠部は除去
  2・・・ 義歯の沈下防止に増歯してオーバーデンチャーとして利用
  3・・・ 6|〜|7上顎の義歯を改造してまず噛めるようにする(1|2|4||7は 残根上義歯)下顎は、即時仮義歯作成後4|5|6|抜歯
C先生 1・・・ 抜歯する。
  2・・・ レントゲン写真の状態から
  3・・・ 上顎のデンチャーのミラクル様にする  下顎 65|6の抜歯後、デンチャーの製作
D先生 1・・・ 左1の動揺度がわかりませんので・・。残すなら右上7と左上1でしょうか?他は抜歯。
  2・・・ 左右7を残すより、右上7左上1が残った方が安定だから。しかしあまり動揺あると抜歯。
  3・・・ 左上1 にできるだけ深いメタルコアをいれる。ファイバーコアは強度不足。早く上の義歯の修理、そして咬合挙上して、左上1に下の前歯を当てない。
E先生 1・・・ 12番抜歯
  2・・・ 上顎装着時下顎の数歯に痛みがあるので咬合高径を高くする必要あると思われる ので、12番抜歯して歯牙をより舌側に排列
  3・・・ 上顎12抜歯 下顎65|6抜歯  下顎65|67 PD装着 上顎12増歯 その後PD新調
F先生 1・・・ 保存する
  2・・・ 閉口時に1.2番は あたっていないが 臼歯と 義歯で 咬合している → 咬合が 上がりすぎている 垂直関係が不正
  3・・・ 閉口時に1.2番が 咬合するまで BTを下げる 臼歯の削合( 補綴やり変え) 右下8  の傾斜を治す。 以後 下顎にあわせて上顎のPDを作製 その後 1.2番を 無理なら抜歯 追補する。
G先生 1・・・ ポストをはずし残根上にする
  2・・・ 7|7がまだ使えそうだから
  3・・・ まず上の義歯をミラクル様に改造、下顎の痛みがある歯は抜歯して仮義歯をつくる。 その後新義歯の作成へ。
H先生 1・・・ 抜歯
  2・・・ 動揺度大、保存不可能だから。
  3・・・ 124抜歯し 7」7にタッチのミラクル作成?
T先生 1・・・ クラウン切除後デンチャーに増歯です。
  2・・・ カリエスで維持が出来ないため。
  3・・・ 上顎は右上7番以外抜歯  下顎は右下458支台のブリッジです。
J先生 1・・・ |12を抜歯して増歯した。
  2・・・ レントゲンで診ても保存不可能だし、義歯の動揺に繋がる。
  3・・・ 上顎義歯の改造、75|6の抜歯をして、765|67の即時義歯を作成する。他の歯牙の処置。
K先生 1・・・ 抜歯
  2・・・ 状態が悪すぎます 
  3・・・ 上顎:7|7残存のミラクルデンチャー(難しそうです)。下顎:7|6抜歯、54|と|45は連結冠、8|FCK、76|67のミラクルデンチャー
L先生 1・・・ もちろん抜歯。少しでも残せる可能性あれば切断して残根上
  2・・・ 予後が悪そうだから
  3・・・ 7|7キーとロックで十分だと思いますがどうでしょうか。右下6は抜歯。 その他は咬合調整
M先生 1・・・ |2はEXT |1は歯冠修復
  2・・・ 義歯のキーを掛ける支台のため
  3・・・ 上顎 7|7は歯冠修復し咬合平面を水平に  |2,4EXT  |1キー   7|ロック    |7タッチ  下顎 7|6EXT |45歯冠修復  845|支台のBr |5キー   45|フック
N先生 1・・・ 抜歯しない
  2・・・ ミラクルの精神
  3・・・ 今のデンチャーをミラクル風に変えて仮義歯とする。印象とバイトをとって、次回ミラクルデンチャーをセット
O先生 1・・・ 抜歯した
  2・・・ やむを得ず
  3・・・ 上顎ミラクルデンチャーを作製
P先生 1・・・ 抜歯
  2・・・ 7|7を鉤歯に出来るため
  3・・・ 現デンチャーに|12番の増歯を行い、ミラクルに改造する。 咬合の安定後、下顎の必要な歯の抜歯、根治を行って痛みを取り除く
Q先生 1・・・ 抜歯しない
  2・・・ バイトや咬合などデンチャー作製上のガイドとなる
  3・・・ 仮義歯作製後、本義歯作製
R先生 1・・・ |12は抜歯しない
  2・・・ |1にキーを持ってきて、動揺をおさえる
  3・・・ 下顎の歯牙がなぜ痛いのかわかりませんが、とりあえず上を新調してから探っていく
S先生 1・・・ 抜歯した。
  2・・・ ミラクルタッチキーとロックの邪魔になる。 
  3・・・ 旧義歯のミラクル化。カリエスを充填してミラクル印象。
T先生 1・・・ とりあえず残しておく
  2・・・ やはり1本でも保存したいから
  3・・・ 仮義歯を作製してみて、下顎の痛みの原因を調べてみる。その後ミラクルの作製。 その際やむを得ず1・2番の抜歯を考える可能性も。
U先生 1・・・ 12間を切断し、2を除去。旧義歯に増歯、ミラクル様に改造。
  2・・・ 7│7もしっかりしているとは思えませんので、残す歯は1本でも多い方が良いと考えました。
  3・・・ 下顎の咬合痛のある歯は抜歯し、仮義歯を。上顎も旧義歯をミラクル様に改造。上下残存歯の治療をして、ミラクルデンチャーを作製。
X先生 1・・・ 2のみ抜歯した
  2・・・ 大臼歯の2本も骨植がよくないので前歯もできるだけ保存したいが、2は冠からはずれ、根も短いため、保存不可。
  3・・・ 上顎は2を抜歯後、ミラクルに。下顎は咬合痛の原因と思われる7|6を抜歯し、 ミラクルに。
W先生 1・・・ 保存
  2・・・ 1.2を抜歯してしまうと、歯牙接触部位が、咬合痛を起こしている右側のみになってしまう
  3・・・ 1.2の保存のため歯経部の補強  デンチャーの右側の増歯で咀嚼部位確保
右下の治療にかかる
※12の動揺度は不明、でもどのように保存処置ができるのか、24の残根活用は出来るのか 37にデンチャーを入れる価値はないか
]先生 1・・・ 2番 連冠切断 抜歯   1番 軟化象牙質除去 レジン充填
  2・・・ 2番は保存不可 1番を残す事で最後臼歯2本の残存よりも義歯の維持が強力になるから また、7|7のクラウンをやり直す場合に|1が残っている事で義歯の維持が出来る
  3・・・ |2切断 |1レジン充填 |1キーにして現義歯をミラクル様に改造    |24抜歯    7|7コアとクラウン形成装着(左右同時でなく)  新義歯印象 装着    下顎 7|6抜歯 854|45クラウン装着  76|67義歯装着
Y先生 1・・・ 抜歯した。
  2・・・ パノラマでの歯根の状態で保存不可と思う
  3・・・ 左1,2を抜歯して増歯し左右7にキーとロックをつけ改造する。
Z1先生 1・・・ 補綴物を除去する。除去の前にImpして|12の人工歯を作っておく。
  2・・・ |2は補綴物と歯が離れているため。また床の辺縁が|12の舌側まできているので人工歯を床に付ければよい。
  3・・・ 下顎の数本の歯牙の痛みを取り除く治療を考える。(どの歯が対象なのかわからないので、なんとも答えにくいです。)上顎に関しては7|7のCrの縁下カリエス処置して、|4に人工歯を付けて、6〜|〜6の床をリベースする。
Z2先生 1・・・ 1番2番は、抜歯したと思います。
  2・・・ 両方の7番がしっかりしてそうなので、ここに維持装置を設けます。
  3・・・ 1番2番を抜歯して増歯し、義歯をミラクル仕様に修理する。左右の7番のカリエス治療、補綴を終えたら、ミラクルデンチャ−を製作していく。下顎のカリエス治療、抜歯、補綴をすすめる。
Z3先生 1・・・ すぐに抜歯するのではなく、ある程度痛くなく噛めるようになるところまでは残しておく。
  2・・・ 下顎が痛くてしっかりと噛めない状態で、前歯のガイドまで失うと顎位がますます不安定になるため。
  3・・・ 上の義歯をミラクル様に改造して安定させておいて、下にミラクル即時義歯を作製して痛くなく噛めるようにする。 その後、1.2番を抜歯増歯して安定したら上下ミラクル作製。
Z4先生 1・・・ 抜歯。歯冠のみにして旧義歯に増歯する。
  2・・・ 印象に脱落してしまう可能性が高い。
  3・・・ 左上1、2抜歯。旧義歯に増歯、ミラクル様に改造。次回、上ミラクルデンチャー印象、バイト。次次回、ミラクルデンチャーセット。以後、下顎の治療。
Z5先生   見学のため回答不可
■153の問題  18.11.22
某歯科医院からの上顎の症例です。
この医院にとっては、初めてのミラクルデンチャーです。
59歳男性、7651|67欠損、 2|5の動揺は2〜3との事です。
4|5の捻転が気になります。
#1・・・・・設計するに当たって、どうしたことに注意点を払いますか?
#2・・・・・その設計は?
       
       
     
 
■153の回答
A先生 1・・・ 動揺ある歯を入れ歯で固定して守る。
  2・・・ 右上4番にキー。左上4番5番間にフック。右上5番にカマー。右上2番も近遠心レジンでタッチさせる。
B先生 1・・・ 右上2の動揺と32間の隙、2が脱落した後のことを考慮に入れ設計する。
  2・・・ 右上4、左上5にミラクルタッチ。 右上43間にフック。 前歯部はカベで対応。
C先生 1・・・ 着脱時2|5の動揺歯などに痛みなどの負担をかけずにいかに装着しやすく作製する
  2・・・ 4|にキー、|5にロック|34間にフック回転をあたえず装着するように作製する。また、2|は動揺歯の為2|の近遠心側に保護と審美性を考え隙の人工歯を入れる。
D先生 1・・・ どこにKEYをもっていくか、また動揺歯をどうやって固定するかを考えす。
  2・・・ 4|にMT(KEY)、|5にミニタッチ、|45間にフック
E先生 1・・・ 4|5に捻転がある。1|の欠損部分があるので、装着方向を考慮する必要 があると思います。
  2・・・ 4|5にミラクルタッチ。2|もタッチ。
F先生 1・・・ 動揺歯の固定を考えます。
  2・・・ 2の固定を兼ねて23の間にフックをかけます。動揺している左の5をロックとして、右の4をタッチとします。左の1にロックをつけます。
G先生 1・・・ 4|5の捻転のため、やはり義歯の着脱に注意して4|5の1ヵ所ずつにミニタッチをつける。
  2・・・ 2|と3|の間に隙、3|4にミラクルタッチ、4|5にミニタッチをつける。
H先生 1・・・ どの歯をキーにするか
  2・・・ 4|をキーにミラクルタッチ、|5をロックにミラクルタッチ、|34間にフック、2|1は壁のみ
T先生 1・・・ | 5の動揺と 4 | と | 5の捻転
  2・・・ 4 | と | 5にタッチと 43| と |34にフック
J先生 1・・・ 32|の固定、|5の動揺が2〜3なのでミラクルデンチャーのキーにする。
  2・・・ |5キーとなるミラクルタッチ、4|にハーフタッチ、43|間にフックとする ミラクルデンチャー、32|は固定。
K先生 1・・・ 右上2番、左上5番が動揺をしないよう固定する事と他の残存歯もある程度、骨吸収していることから義歯で固定することとかと思います。
  2・・・ 維持の部分は左上4番の遠心頬側部と左上1番の近心唇側と右上4番の舌側から遠心の部分に求めます。他の残存歯の部分の舌側の義歯床縁を這わせるようにしながら左上2番と右上5番の動揺を抑える目的でできる限りの範囲で覆うようにします。
L先生 1・・・ 義歯装着時2|5 の動揺を止める。5の捻転|5上下方向での脱着考える。32|隙の処理。
  2・・・ |5に ミラクルガード  32|に レストミラクルミニタッチ  4|に ミラクルハーフタッチのミラクルデンチャーでは。
M先生 1・・・ 2|5 の動揺をおさえるにはどうするか。
  2・・・ 4|の遠心にキーあるいは口蓋からカマ・43|間、32|間のスペースは口蓋から歯頚部にレジンタッチを入れることで固定。 |45間にフックで|5遠心ミニタッチ
■139の問題  18.8.20
大阪市内からの初診の患者です。
前歯ブリッジが取れかかって、ネットで検索して来院。
パノラマより、|3 の埋伏歯のこともありますが、ここでは、健全残存歯、5432|4とします。
@|@2Bのブッリジが脱離。残根は|1と |3。|5はダミー。
|4の動揺は、意外と大きく、2ぐらいあります。
残根の状態は、よくありません。
#1・・・・・治療計画を手短に。(箇条書きにして簡明に)
#2・・・・・ミラクルデンチャーの設計はどうなりますか?
       
       
     
 
139の回答
A先生 1・・・ @・・・ブリッジをはずす。
A・・・ブリッジを印象して、レジンを流し込んで人工歯を作る。
B・・・残根を残したまま、上顎印象。ワックスを流して、その上でレジンをふりか け法で作る
C・・・口腔外で床と人工歯を大体であわせて、リベースで止めて10秒お湯につけて口腔内に戻して微調整。
D・・・ミラクルタッチをリベース材で作り、咬合調整。
E・・・後日調整と5番のダミーをとり、ミラクルデンチャーの印象バイト。
  2・・・ 左4番キーで右5番ロックのミラクルデンチャー。
B先生 1・・・ |13の抜歯、|4 FCKやり直し、印象、バイト、MD作製。
  2・・・ |4キー 、5|ロック、4|と3|間にフック、2|の近心側に|4の保護と左側の義歯の安定を図る為の壁を作り、ミラクルデンチャーの設計とする。
C先生 1・・・ ブリッジを使って2|4タッチの1|123の即時義歯をつくる。ブリッジをいれて印象をとる。時間があれば、|13抜歯。印象面にユニファーストを流し込み人工歯(1|123)をつくる。さらに印象面にワックスを流し込み、その模型で床(1|123)を作る。口腔内で床と人工歯をミラクルメソッドで合わせ、咬調。2|4のタッチをワイヤーかレジンで作り、壁を充実させて完成。後日、即時義歯の調子が問題なければ、|45間切断し、ミラクルの印象。
  2・・・ 761|12356 MT
5|4タッチ、 43|間フック
D先生 1・・・ 歯周検査BOPのチェック、数値低下の確認後残根歯の抜歯しテンポラリー義歯をセット。右上の根面カリエス、左上4番の不良補綴を治療し抜歯粘膜回復後、最終義歯に。
  2・・・ 右上5、左上4にミラクルタッチ。
E先生 1・・・ @・・・状態の悪い残根を抜歯。
A・・・|5のダミー部分を切断して|4の単独歯にする。
B・・・761|123567欠損デンチャーの印象。
  2・・・ 5|4にミラクルクラスプ  2|にレジン壁面でガード。
F先生 1・・・ @|5ポンティックの切断
A仮義歯の印象
B|13の抜歯
C仮義歯の作成
Dミラクルデンチャーの印象
  2・・・ 5|キー、2|ロックとするミラクルタッチ、|4は壁を充実、またはハーフタッチ
G先生 1・・・ 印象し、パラフィンを流す、同時に 脱離ブリッジのポスト部分を削除。パラフィン印象面に即重で1123部の床を作成と同時に脱離ブリッジを使い仮義歯を作成。リベースしミラクル様義歯を装着。以後 左上5(6?) ポンティック切断、残痕Ext 後通常通り義歯作成に。
  2・・・ 左上4にタッチ、 右上5にもタッチかなぁ〜。右上2はカベ。
H先生 1・・・ 残根の|13を抜歯して、|5のダミーは切断します。それから、印象してミラクルデンチャーの製作をします。
  2・・・ 5|4にミラクルタッチにします。2|にミニタッチにします。
T先生 1・・・ 全顎の印象採得と模型作成。咬合採得。脱離したブリッジを個人トレーで印象し、ユニファーストを流して1|123の人工歯を作成。残根|13を抜歯。模型上で52|4にミラクルタッチ様をつけた1床4歯1|123の即時義歯作成。
  2・・・ |5のダミーを分離切断して、52|4にミラクルタッチの761|123567の 義歯作成。
J先生 1・・・ 1日目、|5ダミー切除、上下印象、|13残根抜歯、脱離ブリッジを利用したレジン床仮義歯を製作、口腔内でリベースし終了。 2日目、ミラクルデンチャー印象、模型ができるまで仮義歯調整、模型ができたらロウ堤をつくりバイトを採り終了 3日目、ミラクルデンチャーセット
  2・・・ 5|4ミラクルタッチ、43|間フック、2|ミニタッチ
K先生 1・・・ 1)脱離した1|123のブリッジを仮着して全顎印象する
2)1|1235にレジンを流して人工歯を作り、石膏を流す。
3)|5の延長ポンティックを切断除去。
4)|13?の抜歯。2)の模型で52|にレジンにてミラクルタッチ、|4に近遠心、口蓋を壁とした無口蓋ミラクルデンチャーの仮義歯をつくる。
5)|13の抜歯 6)帰宅
  2・・・ |14の治癒を待って、52|にミラクルタッチ、43|にフック、の無口蓋デンチャーを作成する。
L先生 1・・・ 1|  5ダミーを削除
2  Brが残っていれば、そのまま印象採得
3  Br歯冠部に即重を流しておいて模型作成
4  咬合採得
5  |1 と|3 残根を抜歯
6  暫間義歯をセット
  2・・・ 5|に キーとなるミラクルタッチ。2|にロックとなるミニタッチ。 |4にミラクル壁。
M先生 1・・・ 1・・・@|@2Bのブリッジを印象して即重で人工歯を作る。
2・・・I5のポンティクを除去して、上顎を印象。印象物にワックスを流して、その上にリベース剤と補強線で床を作る。 
3・・・床を口腔内で試適し761I123567の人工歯を口腔内で床に付ける
4・・・52|4にミラクルタッチ様装置をつけ、床を最終的にリベースする。
  2・・・ |4にはキーになるミラクルタッチ、2|にミラクルハーフタッチ,54間にフック、5|にロックとなるミラクルタッチを伴ったミラクルデンチャー。
N先生 1・・・ 印象して@|@2Bのブッリジと|45の人工歯を作っておく。|4切断して残根状にする。模型上で、761|1234567欠損の床を作っておく。
1|12345の人工歯を利用して、口腔内で床に接着する。76|67人工歯も追加して、52|をミラクル様タッチによる暫間義歯を装着する。
  2・・・ |134残根上で、5432|のみのミラクルデンチャーにする。2|近心からタッチし、54|間にフック・5|遠心からミラクルカマ
■119の問題  18.3.26
関東からの患者です。
パノラマフィルムや模型を参考にして、
#1・・・・・旧の上顎のデンチャーをどのように改造しますか?
#2・・・・・同様に、下顎のデンチャーをどのように?
次回メタルプレートを装着します。
#3・・・・・上顎の設計は?
#4・・・・・下顎の設計は?
       
       
 
119の回答
A先生 1・・・ パラタルバーを切断して除去し、左上犬歯を抜歯。残存の前歯歯頚部に沿わせるようにレジン床を追加し、右上側切歯は抜歯右上中切歯遠心にレジンを添加しミラクル様に改造。左上側切歯近心にレジンを添加しミラクル様に改造する。
  2・・・ 右下臼歯部ブリッジを5と6の間で切断し7番抜歯、67部増歯、左下67部増歯、右下5と左下3のクラスプの唇側鈎腕を切断しミラクル様に改造する。右下犬歯の遠心部にレジンを添加しミラクルタッチを作る。
  3・・・ 装着方向を両側中切歯後方から入るようにミラクルタッチを設定し無口蓋にする。
  4・・・ 左側犬歯がキーになるようにして右側5近心にロックを作る。右側犬歯と左側4は予後不良のように見えるので将来抜歯しても増歯出来るよう床を立ち上げておく。
B先生 1・・・ 2|3にタッチ、 |1,3間はレジンで壁を作る。床は可及的に小さくして、パラタルバー除去し、前方で補強線を入れて床をつなげる。
  2・・・ 5|5にタッチ、3|2間、5,3|間はレジンで壁を作る。
  3・・・ @ 2|3タッチ。|2部は壁のみ。メタルプレートは前歯部歯頚部辺りに通す。A |3抜歯。2|1タッチ。メタルプレート。@Aとも左右6番まで。
  4・・・ 7,3|抜歯。5|5にタッチ(遠心から)。5|2近心に壁 左右6番まで。
C先生 1・・・ パラタルバーを外して口蓋に床を足して、リベース。
  2・・・ オーバー印象を採りテックを作ります。
  3・・・ 右上2、左上1番にMT。左上3にフック。無口蓋でプレート
  4・・・ フルブリッジ、左下6番は延長。
D先生 1・・・ 1右2、左3にミラクルタッチ、口蓋部に床を伸ばし、パラタルバーを切断する。
  2・・・ 右5、左3にミラクルタッチ、左5の近心に壁、左67まで床を伸ばす。
  3・・・ 右2、左3にミラクルタッチ、右1,2間にフックを設けて、メタルプレートを製作する。
  4・・・ 右5、左5にミラクルタッチ、左2,3間にフックを設けて、メタルプレートを製作する。
E先生 1・・・ 右下3番7番抜歯。右下3,6,7左下6,7増歯する。右下5番左下5番にミラクルタッチを作りながらリベースする。
  2・・・ 上顎は、前方に床を伸ばしパラタルバーを取る。頬側の鈎を取る。レストも取る。右上2 番と、左上3番にミラクルタッチを作りながら、リベースする。
  3・・・ 金属床の設計は、カリエス処置だけして、下は右下5番にミラクルタッチ、左下5番にミ ラクルタッチ、左下3番4番間にミラクルフック。
  4・・・ 金属床の設計は、カリエス処置だけして、下は右下5番にミラクルタッチ、左下5番にミ ラクルタッチ、左下3番4番間にミラクルフック。
F先生 1・・・ パラタルバーの除去。補強線を入れて、前歯部に床をつける。左2に壁をつけ、左3,右 2をミラクルタッチ様にする。
  2・・・ 右5と右6のダミーの境界を切断して、右7を抜歯する。右5はミラクルタッチ様に、右6, 右7を増歯して床を延長する。すき間なくリベースして、右4、左1に壁をつけ、左3と左4の間に隙をいれる。左6,左7の増歯は省略。
  3・・・ 左2に壁、左3,右2にミラクルタッチをつけたメタルプレート。
  4・・・ 右3,右5、左5にミラクルタッチをつけ、左3と左4の間に隙を入れ、リンガルバーをつける。
G先生 1・・・ 多くの問題を抱えている口腔ですが、取りあえずデンチャーを安定させるため、旧上顎デンチャーのリベースをする。左上1番の遠心、3番の近心にレジンで壁をつくる。咬合のチェック。クラスプが不適の場合はクラスプを外しレジンで歯牙を取り巻くように壁を作る。
  2・・・ リベースをして義歯と粘膜面との適合をはかり、左下3番と右下3番の近心に壁を作り安定をさせる。
  3・・・ 上顎は右上2番と左上3番にミラクルタッチのクラスプ、左上の1番遠心と3番近心に壁をつけ残存歯の安定をはかり無口蓋義歯とする。
  4・・・ 下顎は右下7番が残せるかどうかにより設計が大きく変わる。 7番を抜歯するとなれば、右下3,4,5、をブリッジとして、左右5番にミラクルタッチを付与した義歯を作製。
H先生 1・・・ パラタルバーを除去して、前歯部の口蓋側に床にして補強線を入れます。可及的に床外形を小さくします。クラスプは左側3と右側2にします。
  2・・・ 左側56を増歯します。
  3・・・ 左側3番、右側2番にミラクルタッチにして、メタルでレートにしまはす。
  4・・・ 左側5番にミラクルタッチにします。
T先生 1・・・ 12| にミラクルタッチ、パラタルバーをはずし前歯部にそって補強線を付与した床にかえる。I3はクラスプにリベースしミラクルタッチ様に変える。
  2・・・ |3 のクラスプを除去。|67 追補。5| のクラスプ、|34 の隙と |5 の遠心の壁を利用してリベース。
  3・・・ 2|3 ミラクルタッチのミラクルデンチャー。|2 の人工歯の近遠心の壁を利用。
  4・・・ 765のブリッジ除去、7抜歯。5のCrを作製。5|5 ミラクルタッチ、 |34 の隙にフック
J先生 1・・・ リベースと同時に左右の床をつなぎ、パラタルバーを除去。その後、2|13にリベース材でミラクル壁をつくる。
  2・・・ リベースを行い、舌小帯の当たりを改善して、53|234にリベース材で壁をつくる。
  3・・・ 2|3にミラクルタッチ。|2 人工歯にリベース材で壁。
  4・・・ 3|5にミラクルタッチ。5|34にリベース材で壁。
K先生 1・・・ とにかく床をなるべく小さくしてバーを切ってレジンにて前パラタルバーに、右上2番と左上3番をミラクル様にして、左上2番近遠心とも壁をつくる。
  2・・・ 左下2番とに右下5番をミラクル様に、右下3番近遠心とも壁をつくる。
  3・・・ 右上2番と 左上3番をミラクルタッチ、左上2番に壁、前パラタルバー。
  4・・・ 左下5番と右下5番にミラクルタッチ、右下5、6間にフック、右下3番近遠心に壁、左下2番近心にも壁。
L先生 1・・・ 左上3番を抜歯。義歯はパラタルバーを除去、右上2番のクラスプを除去、 増歯して床を前歯口蓋側に追加。臼歯部の床をできるだけ小さくし、リベースをおこ ない、右上2番、左上1番の周囲をミラクル様にレジンで囲む。
  2・・・ 右下7、5番抜歯。7654|67増歯、増床。左下3番のクラスプは鈎腕のみ除去 しフックの代用とする。リベースして3|5部はミラクル様にレジンで囲む。
  3・・・ 上顎2|1に遠心からミラクルタッチ。前方パラタルバー。
  4・・・ 下顎3|5に遠心からミラクルタッチ。リンガルバー。
M先生 1・・・ 義歯を入れて印象を取り模型上で改良します。パラタルバーの除去。2|遠心から口蓋側にかけてミラクルタッチ。 21|13口蓋側に補強線を入れ、レジンタッチ。口腔内で、口蓋側歯頚部のレジンタッチ部を即重で修正。もちろん内面のリベースと床の縮小は行う。
  2・・・ 下顎も義歯を入れて印象し模型上で改造します。 |45連冠の|5の遠心に壁を作るため、舌側に補強線を入れ床を伸ばす。口腔内でトクソーリベースで舌側と床内面を適合させていく。|34間にもレジンを入れ壁を作る。次回メタルプレートを装着します。
  3・・・ ちょっと難しすぎるのですが、#1と同じ考えで、バーを前方にもって行き口蓋側はレジンタッチ。 |3の処理が分かりません。
  4・・・ 7|を抜歯しないのであれば、5|ミラクルタッチで|45にフック、|4近心と|5遠心に壁を作り、舌側はバーで歯頚部はレジンタッチ。 3|がかなり唇側に出ているようなので押え方が分かりません。
N先生 1・・・ リベース材でパラタルバーの前を残存歯の歯頚部まで覆う
  2・・・ 即重レジンで76|まで床を延長し増歯してから、内面をリベースして残存歯の歯頚部で維持するよう調整する。次回メタルプレートを装着します。
■184の問題   19.7.15
関東からの初診です。
この初診の日から、とにかく10日間で完了しなければなりません。
10日後、海外へ2週間、訪れるとのこと。
上顎は、マグネットデンチャーです。
下顎は、デンチャーは無く、新調してほしいとのこと。 D4B|のダミーは切除します。
764|の欠損の症例となります。  5番はとりあえず残しますが、動揺は大。
3番の形状がよくありません。

#1・・・・・上顎に対してはどのように処置対処しますか?
#2・・・・・下顎の設計はどのように?
       
       
       
       
       
     
 
184の回答
A先生 1・・・ マグネットデンチャーの咬合平面の高さが 左と同じように作り直す
  2・・・ 上顎がきまれば それにあわせて 下顎を作るが、3番の形態を治したいので除去し
新規にかぶせ治して下顎のミラクルデンチャーを作る
B先生 1・・・ ミラクル三角を作りワイヤーを短くカット。床も小さくする。
  2・・・ 3番にキー、5番にロック。 ロックはショートカマーと近心からミニタッチで歯を支えて動揺を抑える。
C先生 1・・・ クラスプ除去してミラクルタッチのようにリベースする。マグフィットの部分はそのまま利用する
  2・・・ 34|にスパーカマ   |45にミニタッチ
D先生 1・・・ 5|のマグネットはそのまま 4|遠心よりミラクルXでカマ  状況によってはバーで|34でフック
  2・・・ 5|カマでキー  3|タッチでロック  |34へ バー、フック
E先生 1・・・ 4|頬側にミラクル]・口蓋側は3|までレジンで壁を延ばす。 床を小さくし、リベース。
  2・・・ 3|唇側にキーとしてタッチ、ミラクル。|45間にフック・5|は壁の充実
F先生 1・・・ 7654| マグネットデンチャーの改造   |6ダミーを切断 → 動揺固定目的 |6 デンチャー
  2・・・ 764|の即時デンチャー  クラスプ53|3  3|の補綴後  764|片側デンチャー
G先生 1・・・ 上顎はとりあえずこのままでよいのでは。 リベース+壁で使い勝手を向上させる。
  2・・・ 期間から考えると、3再生後3にキー 5にミニタッチで新作。
H先生 1・・・ 4のクラスプの頬側アームを除去し、ミラクル]をつける。床を小さく削合し、リベース。
4の遠心カベを充実させ、マグネットはそのまま利用。
  2・・・ 3|にキー。 5|にカマ。 |45にフック。
T先生 1・・・ ミラクル様に改造する。 頬側のクラスプは、切断して、タッチを作る。舌側のクラスプは切らずに、周囲にレジンを盛って舌側の壁を充実させる。
  2・・・ 3|タッチ、5|ミラクル鎌
J先生 1・・・ ワイヤークラスプをミラクル三角?にする。リベースして、口蓋部の床を3|までにする。
  2・・・ 5|にミラクルタッチ、3|にミニタッチ、|45にフック。
K先生 1・・・ クラスプを切除してリベース。
  2・・・ 右下5の動揺度によりますが、右下3にキーは入れづらいでしょうか?
L先生 1・・・ 765|のマグネットデンチャーで、4|にかかるクラスプをミラクル様に改造して、リベースする。
  2・・・ 764|のデンチャーで、53|にミニタッチ、|45にミラクルフック。
M先生 1・・・ 頬側のクラスプの一部を切ってレジンでミラクル化して旧義歯を使う
  2・・・ 10日間という制約があるので、今回はレジンのみで764|の義歯を作製53|レジンにてミラクル化。 帰国後3|のクラウンを適切な形態で再製後再度ミラクルデンチャ-を作製
N先生 1・・・ マグネットは体に良くないと、聞いたことがあります。5|にFCKをいれて、67|の義歯を作る。
O先生 1・・・ 4|頬側にミラクルエックス、口蓋側にレジンのカベを作る。
  2・・・ 5|にキー、3|にカマ、|45にフック。
P先生 1・・・ 4番のワイヤークラスプをミラクル三角にする。床を小さく削り、リベース
(マグネットとキーパーの間に入り込まないように注意)
  2・・・ 5番の舌側から入れるキー   3番の遠心舌側に壁   左45番にフック
Q先生 1・・・ 磁石の部分をはずして4にキーのタッチ,反対側の45間にフック.
  2・・・ 右下3にキーのタッチ,5にハーフタッチ,反対側の45間にフック.右下5を抜歯する事になっても追補出来る様にしておく.
R先生 1・・・ ミラクル風の仮義歯にして、新しく印象とバイトをとっておく。
  2・・・ 5|にカマキー |45間にフック
S先生 1・・・ 印象採得 次回ミラクルセット
  2・・・ |54フック、バー、5|キー
T先生 1・・・ 現在の状況で満足されているようならばそのままですが、安定性に問題があるならば、 ミラクル三角とした後リベースで安定させる。
  2・・・ 意外と難しそうです。3|にミラクルタッチ、5|にハーフタッチ。これで入るかどうか・・・
U先生 1・・・ 初診の回は印象、バイトをとる。次回に新調したミラクルセット
  2・・・ |45間フック 53|カマ
V先生 1・・・ 今のデンチャーを使って、ワイヤーをカットして即重を足す。
  2・・・ |45フック 5|キー
W先生 1・・・ 4 | をミラクル三角にて修理  | CD6Fに問題があれば| D6部を除去して既存の義歯と連結増歯
  2・・・ 3 | にMT(キー)  | 456 にダブルフック(ロック)
]先生 1・・・ マグネット部分はそのままで、ワイヤー部分を切断してミラクル3角をつくる。
  2・・・ 764|のミラクル様デンチャーをつくる。3|の頬側に小さめのミラクル]を付け、舌側はミラクル壁、5|はレジンの壁のみでリベースで強固にする。
Y先生 1・・・ ワイヤークラスプを切ってミラクル三角にする
  2・・・ 3|KEYのMT、5|カマ。
Z1先生 1・・・ 右上5番がクラウンの様なので、義歯から切り離し支台にセメント合着。
右上5番ミラクルタッチ、左上56間フックのミラクルデンチャーにする。
  2・・・ 右下5番ミラクル鎌、左下56間フックのミラクルデンチャー。
Z2先生 1・・・ 4|遠心にレジンの壁を作る。
  2・・・ 3|ミラクルタッチとし 5|はレジンの壁としリンガルバー、|45にフック |7にハーフタッチかミラクルガード
Z3先生   見学のため回答不可
■176の問題  19.5.20

先週の大阪市内からの初診患者です。
上顎で、321|136の残存。A@|@2Bのブリッジが脱離、某歯科医院で
ブリッジの再装着をやってもらい、以来、|3に痛みが生じた。またそのブリッジも再装着はしてもらったが、動揺している。 歯牙というより、ブリッジそのものが揺れている。|3の歯根部あたりに圧痛、腫脹もある。
その医院でブリッジも寿命であると宣告されていた事もあって、ネットで検索をして、迷ったあげく、ミラクルを求めて来院。 さてどこから治療を始めるべきか?   しかも、その間、噛めるようにもしておかなければならない。
治療の推移が浮かび、すぐさま治療にかかることになりました。
3番について、生活歯ではあるが、歯冠部が崩壊、破折、全くブリッジの支台歯としての役割を果たしていない。
つまり、残根上の義歯として扱うべきである。

#1・・・・・先生ならどのような治療計画を立てますか?
#2・・・・・本日中にやるべきことは?

       
       
   
       
176の回答
A先生 1・・・ ブリッジの左23を切断して現在のデンチャーに追補して76542345とする。左3は抜髄して根面版。Pの処置などをしながら様子を見て支台歯であった211が、そのままもちそうなら、デンチャーの新調のみ。211のMBを作る。あるいは、根充してある右3をMBにする時は,テッックを作った後,現在のデンチャーのクラスプを取り,即重でミラクル様に改造してMB作成後、義歯の新調。211のコアーや根充をやり直す時は,211を一時的にオーバーデンチャーとして、義歯下で根治する。
  2・・・ 現在のブリッジの動揺は3が破折して振られている為かもしれないので,本日は左1とポンティック2の間でブリッジを綺麗に切断して、23のみの追補を行う。 3の根治を今日するかどうかは,ブリッジを取ってから考える。 (3番、生活歯とは、生きているのでしょうか。歯根部に圧痛腫脹ありなので、根治されていないと言う意味でしょうか。)
B先生 1・・・ |1部の遠心でカットし|3は、根菅処置と漢方の投薬に本日は、残根上の義歯として扱う。将来、義歯の支台歯になればありがたいが。 |12 追歯  3|にミラクルミニタッチ  |1にミラクルハーフタッチ  |6にミラクルガードにして、 A@|@の動揺をミラクルデンチャーにより固定すること。
  2・・・ |1部の遠心でカットし|3は、根菅処置と漢方の投薬に本日は、残根上の義歯。 これにより痛みのない 咬める義歯にすること。
C先生 1・・・ |3の痛みに対する処置を行い、ブリッジを除去して、21|1の単冠にしてから、ミラクルデンチャーの製作をしていく。
  2・・・ @|2Bを除去する    A|3の抜髄処置    B旧義歯の増歯および改床
D先生 1・・・ |3番抜髄 根面板 7654|23457ミラクル義歯装着
  2・・・ |12間でブリッジ切断除去 印象採り|23人工歯作製  |3抜髄 義歯増歯し7654  |2345の義歯とする 3|6のクラスプは今日は手を付けず|1にレジンでタッチを作る。
E先生 1・・・ 冠の裏から穴あけて、根治、根充、ピンを立ててレジンを流し込む。
  2・・・ 冠に穴あけて、とりあえず消炎をはかる。
F先生 1・・・ 右上3から左上3までブリッジにして3|3にタッチのデンチャーにする。
  2・・・ 義歯をいれて印象しそれからブリッジをはずして既存の義歯に印象を利用して即重レジンでブリッジ部を増歯する。
G先生 1・・・ 21|1が、保存できれば、連結してクラウン再製後、ミラクルデンチャーセット。
保存できなければ、抜歯か残根上で、ミラクルデンチャーセット。
  2・・・ ブリッジを外し、増歯してミラクル様のオーバーデンチャーとする
H先生 1・・・ 左上2のダミーと左上1の間で切断する.3の前装冠を除去して根管処置の後,根面キャップとするが可能ならば左1と3を支台とする ブリッジの作製をする. 右1,2を再製する.審美的な事を考慮するなら右3も失活歯なのであわせて補綴を行う.この後,ミラクルデンチャーの作製にはいる.
  2・・・ 左2のダミーと3の前装冠を除去した後, 左3のクラスプの除去,左23の追補,左1にレジンでミニタッチをつくる.パラタルバーを利用して即重で追補をする時に床をつくる. 右3の維持腕をカットしてキーとしてのミラクル三角をつくる.左7の維持腕をミニタッチ様にカットする.
T先生 1・・・ 仮義歯を作ってブリッジの動揺を止める。印象もとっておき、ミラクルデンチャーの作製。後日セット。
  2・・・ ブリッジの固定と、噛めるように仮義歯(ミラクル)を作る。
J先生 1・・・ ブリッジを固定。即重でミラクル作製。後日ミラクルを作る。
  2・・・ しっかり噛めるようにデンチャーを修理する。
K先生 1・・・ #2→後日MD作製。
  2・・・ 2|3 のWRCを外し即重でMT(カベ)を付け足す。
L先生 1・・・ 仮義歯作製後、ミラクルデンチャーの作製、セット。
  2・・・ 即重を足して仮義歯を作る。
M先生 1・・・ 32116 で 76542345(左上3残根上義歯) とする。
  2・・・ 左上12間で切断し、義歯増歯。
N先生 1・・・ まず旧義歯の改造、21|2のブリッジをやり直さないとして、|3の治療をする。次に |3を残根上の義歯として、ミラクルデンチャーの作製。
  2・・・ ブリッジの|12間を切断する。旧義歯に|23を追補して、|1にミラクルタッチ様をつけ   る
O先生 1・・・ │3の抜髄、削合、7654│2345旧義歯のミラクル様改造      21│1の再製  ミラクルデンチャー作成
  2・・・ │3の抜髄、削合、7654│2345旧義歯のミラクル様改造まで
P先生 1・・・ 21|1を残根にして、3|3をハイブリッドクラウンにしてキーとロックのミラクルデンチャー。|6遠心にミラクルカマ。
  2・・・ ブリッジの|23を切断、除去・|3を削合し根治をしておく。義歯の改造:義歯を装着した印象にパラフィンワックスを流し、|23増歯し出来ればパラタルバーを前方にもってくる。3|1をミラクル様タッチにしリベースする。
Q先生 1・・・ |3根管治療後、残根上義歯のまま新しい義歯にやりかえ
  2・・・ @ |@2間でブリッジ切断。
A |Bの歯髄処置(麻酔抜髄)
B |23増歯。|1遠心は壁   本日はここまで。
R先生 1・・・ |3のエンドが必要とおもわれます。|23のブリッジを切断して今の義歯を改造。
|3オーバーデンチャーの状態にしておいてエンド施行、終了後、|3の冠入れたら新義歯の印象作成。
  2・・・ |23切断し今の義歯を改造するところまで。
S先生 1・・・ 321|1の連結冠の後、|3残根上のミラクルデンチャーをいします。3|キー、 |1ロック、|6のミニタッチの設計で作製します。
  2・・・ |2Bで切断します。義歯は、|23増歯、パラタルバー切断、前方に補強線入り パラタルプレートを作製します。
T先生 1・・・ 左上1番と2番ダミー部で切断。増歯してミラクル化する。左上3番は麻酔抜髄して クラウンにする。
  2・・・ ダミーと3番をはずし入れ歯に増歯する。
U先生 1・・・ デンチャーの増歯、改造   |3 の根治     患者さんの要望により ブリッジの再製 または ミラクルデンチャーに
  2・・・ A@|@2Bのブリッジの増歯とミラクル様改造、3|の鈎尖半を削除してキーに、|6のレストを削除してロックにパラタルバーを削除、|3 の根治、開放、消炎処置
V先生 1・・・ 1、左上3の根管解放2、211除去、コアからやりかえ3、ミラクルデンチャー製作
  2・・・ 左上2でブリッジ切断、左上3根管解放。あらかじめ採っておいたマル模の印象から レジン歯を作り義歯に追補。
W先生 1・・・ |23の増歯修理をして、12|1の補綴をやりなおしたら、新義歯の製作にかかる。
  2・・・ |12間で切断して、|23の増歯修理をする。|3の抜髄。
]先生 1・・・ A@|@は使えるまで使って、7654|2345のパーシャルデンチャーを製作するか、 21|13を抜歯、増歯後、歯肉が治ったら765421|12345のパーシャルデンチャーを製作。
  2・・・ パーシャルデンチャー7654|45に|23の増歯とブリッジの切断|@2部、 |3の抜歯or麻抜を行う
Y先生 1・・・ 321|16の歯牙を残す。7−4|2−5のミラクルデンチャーに改造する。それが気に入れば、7−4|2−57のミラクルデンチャーを作る。
  2・・・ 義歯を入れたまま印象して、パラタルバーを除去   歯頸部よりに補強線入りの床に改造   前歯部を印象して即重にて|23の人工歯をつくる  |12間でブリッジカット,口腔内で改造した義歯に|23の人工歯をつける    3|にミラクル3角、|16にはリベース材で壁を充実させる
Z先生 1・・・ |3に痛みがあるのでエンドの処置を行い、最終的には残根として残しておく。21|1のクラウンもいつ脱離するか分からないのでコアからやり 直し、321|1の連冠とする。 それから、7654|23457のミラクルに。
  2・・・ |23の増歯用人工歯を作製するための印象を取った後、|23のクラウン及びポンティックを除去し、痛みのある|3のエンドの処置を行う。その後、即充レジンで作った人工歯を増歯する。
■188の問題  19.8.12

下顎 765|567 欠損の義歯を持って,患者、初診にて来院しました。
残存は、321|12で、|3は残根上の義歯として処理しました。
つまり、4|34増歯の上、リベース材で完璧に、かつおそらくは、1ヶ月ぐらいは、十分に食べられる、喋られる義歯にしました。
その過程、徹底的に思いつくこと、細かいことでも最後まで述べてみてください
患者は、この全く、安定のない義歯であっても、食べる時、外出する時には、装着出来ていたとの事。
こうした異常なデンチャー、状況であっても、慣れ親しむといった適応力に、驚かされました。
しかしもっと驚いたのは、患者の方で、約一時間後には、オカキを食べることが出来て、久しぶりの味わいに感激していました。

       
 
       
188の回答
A先生 まず、増歯のために義歯を入れたまま印象とバイトをとり模型上で即重レジンで床を延ばし残存歯の歯頚部まで覆う。人工歯を咬合器上でつける。内面を一層削除してリベースして完成。維持が弱ければミラクル]をつける。
B先生 取り込み印象   ワックス流す   床をレジンで伸ばす    研磨調整して口腔内で人工歯をつける   咬合調整   床を小さくしておいて   リベース   研磨   咬合調整    研磨 フィットチェッカー   調整   試食
C先生 1.破折しているクラスプを除去し、大き過ぎる床の外形をトリミングする。
2.咬合が低くなっていると考えられるので、固めのリベース材を床とバーに盛り上げ、一瞬お湯につけた後、咬合を回復させるようにリベースを行う。
3.増歯は3本なので直接口腔内で行う。5|5の近心に維持孔を掘っておく。人工歯にも維持孔をつける。5|5の近心に固めのリベース材を盛り、人工歯を固定する。1回で無理な場合は同様に|3の人工歯を固定する。
4.再度、リベースを行い、3|2の遠心の壁を充実させる。リンガルバーのところのレジンは患者の舌感を聞きながら床縁を決定する。
5.最後に咬合を調整する。
D先生 この患者の主訴は何でしょうか 1 痛み  2 咀嚼  3 審美  4 発声 たぶん、第一は咀嚼だと考えると、増歯と壁による維持  第二は 外出するときは、装着していたミラクル]を入れることによって、安定性をよくし発音しやすくする   患者が、男性か女性かによっての審美生の問題の対応の違い   患者が、女性であれば、ミラクル]のホワイトクラスプ化も検討すべき
E先生 上下印象BTをとってパラフィンワックスを流し模型をつくる。そこで床と人口歯をつける。後は口腔内で咬調、リベースと同時に3|2をミラクル様に、仕上がりがゆるいようならどちらかまたは両方にミラクル]。
F先生 まず持参の義歯の不必要なクラスプの残りを除去する.4|34を増歯する為の床を作る用意として接合面のレジンを一層削除し,新鮮面を出しておく.同時に,新しい床が出来る部分のリンガルバーをマイクロブラスターで処理をして,メタルプライマーを塗布しておく.この旧義歯をザンフトン等で動かないように口腔内へ戻す.ピンクの即時重合レジンをラバーカップで練る.操作しやすい軟らかさになったら,レジンの新鮮面と処理した金属面に即時重合レジンを盛り,すぐにこの部分に練ったレジンを接合し,追補する顎堤にレジン床を作る. つぎにミラクルXを用いて,左2にキーとしてのタッチを作り,即時レジンで留める.同様に右3にロックとしてのタッチを作り即時レジンで留める. 十分な硬化後,アイボリーの即時レジンを練って,追補する部分の床に載せ咬合させる.硬化後,取り出して歯牙の形に整形し,咬合のチェックをしておく.粘膜面を清掃し,リベース材を盛り,もう一度咬合させる.この時,一応ボーダーモールディングをする.取り出して必要な大きさに床を整形し研磨を行い,さらに咬合のチェックをして完成とする.細かい事だが,写真で見ると人工歯の咬合面が摩耗しているようなので,咬合面に遁出路としてのグルーブを入れておいたほうが良いと思われる.また,左の床後縁も綺麗にする.
G先生 765|の床を一回り小さく 4|34増歯 リベース |2ミラクルXでキー  3|ワイヤークラスプでロック
H先生 1、義歯を装着した状態で、印象、 パラフィンを流す。
2、右下3用に]を1本曲げる。人工歯を選択 義歯の増歯部分のレジンの一層削る。
3、パラフィン模型上で増歯と]を同時に即重を用い、床を作る。
4、その後義歯の内面全体を一層削除し、リベース 左下2は壁をつくる。
5、硬化後咬合調整
T先生 3|2にワイヤークラスプでリンガルバー部分をリベースでレジン床として安定させた
J先生 右下の床外形を小さくする。4|34を選びユーティリティーワックスで歯冠長及びバイトをおおまかに決定する。トクソーリベースを粘膜面に置き2,3秒お湯をくぐらせ硬化を待つ。もう一度粘膜面全体に トクソーリベースを粘膜面に置き 機能運動してもらってから完全硬化前に外してバリをハサミで切って硬化を待つ。硬化後、調整しながら、装着する
K先生 ・義歯を装着した状態で印象採得、石膏を流し、硬化後、模型上で4|34増歯。
・石膏をはずし、床の内面を削合、バーには1557で維持溝を掘り、リベース剤を床とバーの内面に盛り、リベース。
・完全に硬化する前にはずし、余分なリベース剤をはさみで切り取り、硬化させる。
・研磨し、3|2にミラクル]を付ける。
L先生 1. 上下デンチャーを装着して、対合歯とチェックバイトを採る
2. 下顎デンチャー装着してあまり固すぎないアルジネートで印象、固める時上下歯を咬んだ状態で固める。
3. 下顎デンチャーを印象面に入れたまま石膏を流す。
4. 出来上がった模型上で辺縁短めで外形線を引いてその線までピンクレジンで庄縁を延ばす。
5. 咬合器に装着して 4 | 34 を増歯する。
6. 模型から下顎義歯をはずしして口腔内直接法でリベースする。 3 | 2 を抱き込むようにリベース剤を多目に延ばす。
7. 固まる前に入れたり出したりして外れるように固める
8.  3 | 2 を抱えこんで維持として働くリベース剤は削らないようにして形態を整える
9. 内面の当たりをフィットチェッカーで調整後、咬合削合、咬合の盛り上げをしてきっちり咬ませて終了。
M先生 4|34増歯のときに 水平的 近遠心的に ぶれないように 残存歯に うまくコンタクトさせる。もともと うまく義歯を使える患者さんなので リベースをするだけでより 安定感が増したのでは?
N先生 まず、増歯してリベースする。 その後でミラクルXを埋め込む。 その際義歯がずれたら、再度リベース、咬調する。
O先生 ちょっと思いつきません。残存歯をがっちりつかむ?
P先生 321|12の舌側歯間部にまでレジンを盛り出来るだけ義歯の安定をはかる。但し舌房は妨げないように形態には注意を払う。3|2の遠心部のレジンの接触状態には注意が必要。場合によっては形態修正が必要で、着脱方向と義歯の安定を考慮した接触状態が重要である。7|遠心は床縁を延長し咬合圧の分散をはかる。(但し舌運動の妨げにならないように)
対合歯の状況は分かりませんが65|56の4点を咬合時に同時接触させ側方圧を出来るだけ受けないように調整する。  7|7はOut of Action  34|34もあまり強い咬合圧はかからないように注意する   床内面は全体に過不足なくリライニングを行う。
Q先生 4|34増歯は口腔内で直接、即重を添加する。前処理として剥離・ハセツ防止のため床部に維持孔を掘り、リンガルバーに維持溝をつけておく。 床周縁の過長部を削合してからリベースをする。やわらかめのリベース材を必要量盛ったあと、お湯につけてレア状態にしてから口腔内に圧接する。 
完全硬化する前に一度取り出し、バリをハサミで切り取る。このとき、3|2周囲はミラクルタッチ様に少し残しておく。 口腔内にもどして完全硬化させてから研磨、咬合調整して仕上げる。
維持が弱ければ、ミラクル]をつける。
R先生 バーを補強線がわりにした
S先生 1:義歯を入れて印象
2:模型を作り床延長4|34増歯、3|2にレジンにてミラクルタッ チ様に形成
3:リベース
4:咬合面を即充にて形成、調整
T先生 3|2に即重でミラクルの要領で仮義歯をつくる。321|12舌側にもレジンがくるようにする
U先生 |3が残根上の義歯だとすると、キーは|2でミラクル様クラスプをつける。 ロックは3|でカマ様のクラスプをつける。
V先生 @増歯部分の床を削り、新鮮面を出す。 
A4|34部にレジンを足して、増床、増歯する。(3秒程お湯につけて、硬化を促進しながら、対合にはワセリンを塗ってから咬ますこと。) 
B床内面を削り、新鮮面を出した後、リベースを行う  
C壁の部分をタッチ様に改造する(硬化までに、不要な部分ははさみで切りとる)
D咬合調整、研磨する(バーの鋭利な部分は必要に応じて研磨する)
W先生 クラスプは使わずレジンでタッチを作る。バーもレジンで埋める
]先生 患者の下顎の印象を取り、その印象にワックスを流し込みます。冷却後、4|34にリベースUを使い,増歯をします。ワックスは洗い流して、口腔内で咬合調整後、3|2にミラクルエックスを付け、調整後リベースをします。 
Y先生 765|567義歯のピックアップ印象をする。その印象材にローを流す。硬化後欠損部やリンガルバーの部分(アンダーカットヲツケテオク)をリベース材で伸ばし、4I34を増歯する。その義歯を口腔内で試適してリベースし、咬合調整する。最後にもう一度リベースする。
Z1先生 *義歯を装着した状態で印象。印象に義歯を戻したうえで、パラフィンワックスを流し、ワックス模型を作る。    *ワックス模型上においてレジンで増床。対合模型をフリーハンドで咬合させながら増歯する人工歯の位置決めをしレジンで固定。   *湯に浸けレジン硬化完了させ、脱ロウ。 *リベースを行い、3|2の舌側、遠心の壁を充実させておく。    *3|2の頬側にミラクルXを付加し完成させる。
Z2先生 3| 2にミラクルXをつくりキーとロックにする。リンガルバーの内面にも、リベース材で適合させる。
Z3先生 |48クラスプ除去 5|5近心床削り穴、溝をつけ床延長部が接着部で破折しないようにする   バーの4|34部に刻みを入れる 口腔内で4|34人工歯を概そあわせて 即重で人工歯増歯  3|2のタッチを即重で合わせる 完全硬化前にはずし湯に浸け硬化  着脱方向を決め、タッチを少しずつ削り出し入れできる様調整  タッチ内面にリベース材を盛りきっちり合わせる 床を小さく削り内面一層削除  接着剤を塗り床全体をリベース(指で固定) 2分半〜3分で一旦はずし てハサミでバリとり   再度口腔内に戻し7分 床縁研磨後咬合調整 
■125の問題  18.5.7

下顎、765|567 欠損のデンチャーです。
どちらかの5番6番のバイトが低い時、私は、10分以内にバイトを無事,上げることが出来、咬調も済ませました。
私より早い方法があれば、簡単に述べて下さい。  さあー、先生ならどうする?

 
125の回答
A先生 人工歯を削り飛ばして、新しい人工歯を即重でつけるか、低い人工歯の基底部を削ってはずして再装着。
B先生 普通なんで申し訳ありませんが、低い人口歯に即重を少しだけ盛り前方、側方、COで咬合し削合。硬化時間2分、咬合面の形態を付与しなければ調整3分で可能ですが。
C先生 いつものやり方です。 低いところを削って新鮮面をだし、リベースエイドを塗って乾かす。その上に即重を盛って咬んでもらう。お湯につけた後、咬調する。   10分かかるでしょうか?
D先生 あげたい部位の人工歯とレジン床の間に、フィッシャーバーでスリットを入れ、ドライバーのような物で一部破折させ、その出来た空間が閉じないような、程よいバイトの高さになるように補強線のようなもので固定し、その補強線ごと即重で、空間をみたしてしまう。硬化後研磨。でカンペキ。
E先生 上顎にワセリンを塗り下顎765|567ユニファーストをもり3|3にワッテをかませ、硬化後に咬合調整を行い咬合をあげる
F先生 正解!
G先生 5 6 の人工歯を床から外し 人工歯の底面と外した床の上面を少し削合してスペースを作り そこえピンクの即時重合レジンを床の上に盛り 外した人工歯を乗せ 咬合させる、レジンが柔らかい内に上下咬合を調整。レジン硬化後に最終調整する。10分以上かかりそう。
H先生 10分以内ということは、口腔でするのでしょうか?5,6番の表層を一層けずって、即重レジンを盛って、かみ合わせます。硬化したら、厳密にするために、再度5,6番の表層を一層けずってレジンを盛って、咬み合わせます。硬化したら、咬合調整します。
T先生 #1・・・・・5番6番の人工歯を基底部から(床の一部も)切り離し、それと床の間に即重の練ったものを入れ、そのまま噛ませれば良いでしょう。即重がかたまったらバリを取り、磨いて完了です。
#2・・・・・もっと短時間で、というなら5番6番のこうごう面に維持孔をあけ、充填用光重合レジンをもりあげ、ビニールシートをのせ噛んでもらってから重合すればあとはバリを取って仕上げす。  
J先生 問題ですが、5番6番低い部分に即時重合レジンを盛って固まる少し前に口腔内で咬合させます。完全に硬化後咬調します。
K先生 56番にレジンを盛り上げる?
56番を床より抉り取りバイトを上げて再着?
L先生 4,5の咬合面に、亀水のバイトアップレジンを盛り咬ませ、 咬合面の形態に整えた後、光重合を行う。
M先生 対合歯にワセリンをぬり、56番の咬合面に即重レジンを盛り咬んでもらい大体かたまったらお湯につけて固まったら余分な部分のレジンを削合、形態修正して終わりにします。
N先生 低い5番6番の人工歯をデンチャーからはずして、人工歯とデンチャーの間にリベースを入れて咬ませる。硬化後咬合調整して終わり。
回答を見まして、咬合面にレジンを・・・・・・というのが大半を占めたのは意外でした。
患者のためには、もう少しスマートで、半永久的に永くもつであろう処置が要求されるように思います。
ミラクルデンチャーそのものが、もし完璧になされるなら、そうした事が達成され、ヤリガイと同時に、歯科医師であることの喜び、まことの喜びがふつふつと湧きいずる事になります。
ミラクルデンチャーを学んでいく限りは、今回の自分自身の回答と、私が後で送ります解答と比べて頂いて、そのあたりを是非、是非感じ取って頂きたいと願います。
■133の問題  18.7.2

先週の初診です。
時間的推移はともかくとして(つまり実日数に関係なくの意)、上顎に関して、どのような治療計画を立てますか?
E5C|  BA1@  の両者自然脱落、直前。
|2は異常に、口蓋側転位しています。(新調のデンチャーのためには、抜歯すべきであろう)
|3及び|DE7はまだ保存可能。
患者の要望は、会社にマスクをして行きたくない。「何とかして欲しい」の1点にあります。さてどのように対処しますか?
(普通の診療時間をかける程度での処置とします。) 出来れば、箇条書きで、簡明に述べて下さい。

       
       
     
 
133の回答
A先生 @ 抜歯部位に浸麻する。
  A のトレーで印象する
  B |3 56 以外の印象面にレジンを流し込み、人工歯をつくる
  C 印象面にワックスを流してその模型で床をつくる
  D 抜歯後、床と人工歯をくっつけ、タッチをつけて即時義歯作る
  E 後は抜歯窩治癒の間、|3レジン充填、|DE7を再製か切断して、|56クラウンとする。
  F |3、6タッチ、|56間フックとする
B先生 @ 1日目で全部の処置をするならば、印象採得、動揺歯の抜歯、ミラクル操作(ユニファースト流し込みによる人工歯作成、パラフィン模型上で)によるミラクル暫間義歯の作製
  A 抜歯窩の回復を待つ間に、|3のカリエス処置と近心傾斜の矯正をする
  B 最終的に、|356にミラクルタッチをつけた義歯の作製。
C先生 @ |7のダミーを切断してから印象をとる
  A 654321|1の印象面に即重を流して人工歯をつくる
  B 印象にバラフィンワックスを流し込んで模型をつくり
  C その上で暫間義歯をつくる
  D その後、希望により下顎の義歯を作って咬合が安定してから
  E |2を抜歯して、上顎の義歯を新製する
D先生 @ ミラクルメソッドにて印象。
  A パラフンワックスにて模型の作成
  B E5C、BA1@、|2の抜歯と|7ポンティックの切断。
  C 仮義歯の作成。(|3近心と|6遠心ミラクル様に)
  D 1〜2週間後新調義歯印象。(|3近心と|6遠心ミラクルタッチ)。
E先生 @ 抜歯するまえに今のバイトを左上234567で採っておく。
  A 左上456抜歯。前歯3211抜歯。抜歯した歯を印象して流し込みレジンする。
  B 2番も抜歯して、印象する。流し込みワックスする。
  C ワックス上で、レジンで床を作り、作った人工歯を口の中で並べる。あとはミラクルタッチ      で仮の入れ歯を作り、傷が治ったら金属床でミラクルデンチャー作る。
F先生 @ 64321浸麻後印象、撤去に脱落しなければ抜歯。23567残存でいつもの方法で仮義歯製作、セット
  A 567Br除去Crimp.仮義歯修正
  B 56Crset。2抜歯。仮義歯修正。
  C 356残存でミラクルデンチャーimp。bite
  D ミラクルデンチャーset。
G先生 #1 暫間義歯の製作をします。6432|12を抜歯します。
  #2 567のダミー部分を分離します。ミラクルデンチャーの製作をします。
H先生 @ 全顎の印象をとる。(ミラクルメソッドを使う。)
  A 印象の7−1|127のところに即重を流して、人工歯を作る。
  B もう一度印象に普通石膏またはワックスを流して|4の人工歯付の床を作る。
  C 口腔内に床を試適して、7−1|127の人工歯をつけ咬合調整する。
  D |36をミラクル様にして全体をリベースする。
I先生 @ 6432|1に浸麻して抜けるのを覚悟で印象
  A 6432|1の印象面に即充レジンを流し、その上に石膏を流し模型を作り、床をレジンにて作る。
  B |DE7の7を切断し、|35にミラクルタッチ様にレジンで作り、Eにタッチ様にレジンの壁を作り即時義歯を完成する。
J先生 @ 前歯部に浸麻して |12部を切断、上顎FULLの印象。
  A 6432|1を抜歯。
  B その印象の6432|1部の間に即重を流し パラフィンを流し口腔内に戻す。
  C 石膏を流し 硬化後 お湯に漬け パラフィンを除去 即重にて粘膜面を作製。
  D 暫間義歯完成。 必要なら リベースを行う。
K先生 @ |DE7のブリッジの|7を切断し、E5C|・BA1|@・|2・共残したまま印象。
  A 印象を利用して必要な歯の人工歯を作っておく。
  B 6432|12をも形状で切断し、暫間義歯の床を模型上でつくり、|356を利用してミラクル様にする。
  C 6432|12抜歯後、口腔内でバイトを決め製作しておいた人工歯を利用して義歯を完成させる。
■124の問題  18.4.30

ミラクルデンチャーの噂を聞いて、突如、駆けつけた患者です。
義歯をはめておくことがしんどいと訴えていました。
噛むのは何とかという状況らしいですが、先生ならどうします?
単純明快な回答を。

       
       
     
 
124の回答
A先生   5、3|頬側のクラスプを除去、2|(|6?)遠心にレジンで壁をつける
B先生   3|のIバーを切断して近心、遠心口蓋部にレジンの壁を作る。
C先生   左側7は、ミラクルタッチとし、右側3は、そのまま残し、右側56の双歯鉤の口蓋側のクラスプのみ残して、レストと残りのクラスプを、切断する。
D先生   歯を縛られる感じがうっとうしい、そして金属との相性もわるいので、作り直す。とりあえずクラスプをカットして壁をつくる。
E先生   左上の頬側の辺縁を十分に削合します。Iバー入らない。
F先生   65|のダブルエーカースをミラクルフックにして、3|7をミラクルタッチにする。床は可及的に小さくする
G先生   なんとか噛めると言うなら、この義歯はさわらずミラクルデンチャーを新調します。
3|7 ミラクルタッチ、65|間にフック。
H先生   右上3番のクラスプを取り除き壁を充実させるだけでだいぶよいように思います。
I先生   右3番のIバーをミラクルタッチに変える。右56の双歯鈎の頬側腕を切断する。左7番のエーカースクラスプを除去し、6番の遠心の壁をリベースしてミラクル壁を作成する。
J先生   左上7番のクラスプを取り、壁のみを作る。右上3をミラクルタッチに右上6番のクラスプを除去。
K先生   右56の双歯鈎の頬舌側の鈎腕をカットしてフックの形状にする。
右3のIバークラスプを切断し3遠心頬側アンダーカットにレジン添加
左7頬側鈎腕カットし6遠心頬側にレジン添加してミラクル様に改造する。
L先生   この義歯では、口腔内が、狭く感じているのではないでしょうか?上顎3 7にミラクルクラスプ作製する。 右上65番に フック様のミラクルクラスプ作製。
M先生   床を口蓋側、唇側共に小さくする。 3|Iバー・5|頬側アームを除去する。
リベースと同時に3|7近心のカベを充実させ、3|唇側歯頚部にも少しレジンをまわす。
■157の問題  19.1.7

下顎765321|123567の欠損である。つまり4|4の残存である。
4|にある程度大きな動揺がある。しかしまだ骨の状態を見る限りでは、
一般的判断でも抜歯を考えない症例である。
また歯牙の捻転、傾斜などは見られない。

#1・・・・・設計はどのように?
#2・・・・・その設計の根拠は?

       
 
157の回答
A先生 #1 動きのある4番にキーをしっかりしている4番にロックをもとめる。
  #2 動いている4番を固定することで、動揺も止める。
B先生 #1 4|4ミラクルタッチ
  #2 動揺の大きい4|をキーとし、|4をロックとする。
C先生 #1 4|をキーにして、|4をロックにします。
  #2 動揺の大きい歯をキーにするためです。
D先生 #1 両方の4にミラクルタッチと即重レジンによる壁
E先生 #1 動揺のある右下4に遠心からタッチ、でキーとする。これで右下4の安定を計る左下4はほぼ上から入るように遠心からロックとなる(私はワイヤークラスプが好きですが、)ミニタッチを、もしくは、熱可塑性樹脂をもちいて、両方遠心からのタッチとし、たわませた状態で、遠心から装着するのも可能かも、
F先生 #1 4|をキーにして|4をロックにします。
  #2 4|に大きな動揺があるため
G先生 #1 4|にミラクルタッチ、|4にミラクルミニタッチ。
  #2 4|はキーで、|4はロックだからそんなに強くなくてよい。
H先生 #1 右下4をキーとして左下4をロックとする
  #2 動揺のある側の歯に出来るだけ負担をかけない為
T先生 #1 右下4にキーのタッチ,左下4にロックとしてのタッチを設ける.舌側は調整しやすいように長めのアームにする.それぞれの近心の壁をしっかりつける.
  #2 右の4が左より動揺しているので、より強固な固定の為に左の4をロックとする.
J先生 #1 4|に動揺有りと云う事なので、4|の近心・遠心・舌側の3面をタッチで固定 その着脱方向に合わせて、|4の遠心にロック(レストなし2腕鉤でも可)
K先生 #1 4|にミラクルタッチ(キー)、|4にはミラクル]、舌側は床の壁を利用して上から入れる(ロック)ようにするミラクルデンチャー
  #2 4|が動揺歯であるのでミラクルタッチを入れることによって、がちっと動きを止めたい。 |4は上から簡単に入れやすいように考えました。
L先生 #1 4|MT(KEY)、|4MT(ロック)
  #2 動揺のある方をKEYにしたほうがより4|の寿命が長くなりそうだから。
M先生 #1 右下4番ミラクルタッチ、左下4番レスト無し線鈎
  #2 動揺の強いほうの歯牙はキーとしてタッチでしっかり支えたい。反対側がロックになる が、こちらもミラクルタッチにしたいところだが着脱を考えると融通の利くワイヤーでも良いと思われます。
N先生 #1 「4 キー、右下4ロック。右下4は左斜め後ろから入れ、左下は、前歯部が引っかかって入らないようなら、上から入れる。
  #2 動揺歯にロックを持ってきて、安定させる。
 
1番ついては、一概にどのような設計がベストであるとは述べにくい。
中間欠損の具合、両側4番の形態など、全てを考慮しなければならない。
解答にはベターであり、間違いなく簡易に装着出来るパターンを載せている。
2番については、これこそが最重要課題であります。
ミラクルを自分のものとしているかどうかが判定される。
ミラクルを知らない歯科医師にとっては、未曾有の事実となります。
この最重要課題を159番の問題(小問2題)に再登場させる予定です。 。
■159の問題  19.1.21

小問2題です

#1・・・ ミラクルデンチャー作製で来院した患者です。他院で作製のメタボンが脱離しました。時間があまり、ありません。患者はとりあえず着けて欲しいと訴えています。クラウンには、コアーがしっかりと合着されている状態です。そのコアーのポストが、根管内で途中にて折れています。この時、どのような処置で装着をされますか?
但し、このポストが短いままで装着するものとします。またしっかりと装着されることをよしとします。
#2・・・ 上顎、残存歯が321|1234の症例である。各歯牙は単独である。
右上3番の動揺が大きい。この時、その3番がキーとなる要素が大である。なぜ3番をキーにすると、どのような有利性が得られるというのか?一番重要な意義を簡潔に。
   
 
159の回答
A先生 #1 スーパーボンドで合着し隣在歯とも固定します。
  #2 バイタルでその上一番長い根なので重要な歯牙と思います。
B先生 #1 ポストにアンダーカットを形成する、 コア用レジンでセット
  #2 タッチが歯牙を保護し、動揺が抑えられる。
C先生 #1 口腔内で柔らかいレジンでコアの内面をリベースすると同時に、クラウンの近心遠心に壁を作る。固まったら接着剤で装着する。
  #2 3番を固定して動揺をおさえる事と右側の方が遊離端大であるため。
D先生 #1 ポストに何箇所か穴をあけて(アンダーカットになるように)からスーパーボンドでセット
  #2 舌側の壁を充実させることで、動揺を抑えることができる
E先生 #1 パナビアで合着したあと、スーパーボンドのクリアーで両隣在歯と固定する。
  #2 KEYとなるタッチは歯の根元をがっちりとつかむため、動揺歯を固定できるから。
F先生 #1 とりあえず着けると云う事なので、後日除去して再制作を前提として脱離メタボンをメタルプライマー、セラミックプライマーで処理しスーパーボンドやマルチボンドで接着する。このとき、隣在歯の歯頚部にもボンドを流して固定する。硬化後、咬合調整する。
  #2 反対側のタッチを入れる方向の自由度が増す。いったん装着すると動揺歯はしっかり固定される。
G先生 #1 スーパーボンドで再装着
  #2 ミラクルタッチによって義歯装着状態では動揺固定ができる
H先生 #1 ポストの部分を削り新しい面を出して即時重合レジンをつけて根管に適合しスパーボンドにて合着。
  #2 3|の動揺の固定
T先生 #1 ポスト表面にアンダーカットを付ける。根管内にもアンダーカットを付ける。ポストをレジンコアーで合着する。
  #2 3番がキーとして義歯と一体となって揺ぎ無いようになり(この時点では義歯と3番の動 揺はありますが)、ロックの部分を入れてしまうと義歯が外れず安定するから。
J先生 #1 咬合を考慮してから、スーパーボンドで接着します。
  #2 固定性と安定性が得られるから
K先生 #1 咬合をしっかり削合しておくことと、再着後スーパーボンドなどでT.Fixしておく。
  #2 キーの歯牙が義歯の回転軸の中心となり 一番安定し、当然モーメントが最も小さくなる。
L先生 #1 3番をミラクル1本義歯ように改造してスーパーボンドで固定。
  #2 反対側のアンダーカットをより利用出来るから。
 
総評
今回の問題は、最近にない最重要課題とも言うべき内容でした。157の問題で
わざと正解を避け159の問題で再登場させました。
その間に考えて頂くように意図したのですが。
しかし、参加者の少ないのには、いささか意気消沈となりました。
ミラクルデンチャーの極意を非回答者に送付出来ないのが、非常に残念であります。
動揺歯をしっかりと固定することは、ロックでもある程度出来得ることであります。
ミラクルの真髄はそのような所ところでの次元をまだまだ遥か、超えているところにあります。
これはある程度、理屈をこねることより、回答者はその解答を見て、今後の臨床の中で
是非とも納得し、ミラクルの脅威とするところを自分のものにして頂きたいと願います。
■126の問題  18.9.10

大阪府和泉市からの患者で、上顎のミラクルデンチャー(白金加金、メタルプレート)を希望して、来院するとの
内容のメールが、私のところにやって来ました。
しかし、私は多忙にて、会員のひとり、MDグループ会員のA先生にその患者を依頼することにしました。
初診の日に、A先生は、2番の抜歯(自然脱落しそうな状態)と脱離している
ブリッジD4B2@の再セットを行いました。
なお、6|の動揺(++)、|6は残根状態との事です。
次回は2週間後の約束で、7番の脱離しているインレーと6番の残根の歯冠部を削合して、・・・・・・の予定
と聞きました。
私であれば、このように、あのように、したであろうと、多少、いや大いに歯痒く、
思い浮かべました。
このように、あのようにとは、どのように?  
(但し2〜3時間位はこの患者に費やせるものとします。)
参考模型とパノラマフィルムと口腔内写真をA先生から送ってもらいました。

 
126の回答
A先生   自費を希望している患者さんにD4B2@の再セットは解せません。特に3は抜歯と思います。残根の歯冠部を削合する意味も分かりません。残根上義歯予定で しょうか。D4B2@の支台歯の状態が分かりませんが、この部と抜歯した2と残根の6をつなぐ様な仮義歯の作成が第一と思います。
B先生   初日、|2抜歯後、3|6感染根管治療、3|レジンコア形成、5〜1|装着、|7形成、インレー印象、上顎印象、BT、|2ミラクル様デンチャー作成 次回|7インレー装着、7|5にミラクルクラスプ、|26欠損のミラクルデンチャー作成、6|予後観察、歯周治療に入る
C先生   初診の日にやることは、左2の抜歯をします。左2,6の暫間義歯を模型上で作成します。(3,4間に隙を入れて、後はミラクルタッチ様、ミラクル壁をつけます。) 
右1,3,5支台歯のブリッジは、3の歯頸部付近がカリエスですし、脱離しているのでは、やりなおす必要があるのでは?
D先生   Brの支台歯の状況によりますが、Br切断して、5|、1|単独でセットする。|2は抜歯する。3|6残根でおいといて、432|26で仮のミラクル様のデンチャーを作る。
E先生   ブリッジが脱離していたことからブリッジの5と1の冠を使用して432 l 2で義歯を製作する。
F先生   私には、3|2、6抜歯と思われます。とりあえずブリッジをはめこむか仮着し印象をとり、432|人工歯を作ります。脱離ブリッジの5,1|のみ切り離し再装着。
3|2,6抜歯。印象してすぐ技工室で仮義歯を製作。432|26の仮義歯をはめて帰ってもらえると良いのではないでしょうか?
G先生   写真を診てまず右上3番と左上6番の保存を考える。3,6の根管処置を始め脱離したブリッジは処置後新製する当面は仮着、抜歯した2番には即時の仮義歯を入れる。2番抜歯後のスペースが狭いので左上1番を正中に向けミニ矯正する。
H先生   まず、右3番はC4状態なのでD4B2@のBrは再セットせず切断して1番と5番のみ単冠として再セット。左2番は抜歯、左6番は残根削合して432|26として印象BT、そこまでで1時間、残りの1〜2時間で仮義歯の作成をする。
T先生   D4B2@のブリッジを口腔内に入れて全顎を印象する。右6、左2は抜歯予定、またブリッジの432のところも義歯にする予定でそれぞれのところに即重を入れた石膏模型を作る。 右6、左2を抜歯する。D4B2@ノブリッジの5、1部分だけを切断して口腔内に再装着する。模型上で口蓋の歯頚部に沿って補強線付の床を作り、即重で作った人工歯と口腔内で付ける。左6、右3は残根上とする。右1の遠心及び左5の遠心部にミラクルタッチ様をつける。
■179の問題  19.6.10

某歯科医院からの症例です。
#1・・・・・どのような設計が良いと考えられますか?
#2・・・・・その理由は?
#3・・・・・従来の義歯と比べて、何が特に優ると考えられますか?

     
 
A先生 1・・・ Fデンチャー?
B先生 1・・・ 右下5番にフック。左下5番にロック。後ろから前にすくうように入れる。
  2・・・ 理由は食べるときに後ろに外れる方向に力が加わりにくいから。
  3・・・ 上下方向に外れにくい。
C先生 1・・・ 左下5にミラクルでキー、頬側にタッチで舌側にアーム伸ばす。右下45間にフック・5遠心にミニタッチでロック。左右4近心は充実したレジンの壁。
  2・・・ 左右の歯軸の関係から左がキー・ 連関なので審美面からも遠心に
  3・・・ リジッド感・審美・装着感
D先生 1・・・ 左右の5にタッチと45の間にフック.
  2・・・ フックは前歯部で咬合したときの,浮き上がりの防止.
  3・・・ 床がより小さく出来る.従来の設計だとおそらく左右の45にクラスプをかけるのでそれ   に比べると審美的に良い.歯牙にたいしての負担が従来の義歯に比べると少ない.
E先生 1・・・ 5|にキー、|45にフック、|5にカマ
  3・・・ 審美性
F先生 1・・・ 5|5にミラクルタッチにする。4|4どちらかにフックを付ける
  2・・・ 遊離端義歯ですので、タッチを5|5にする。
  3・・・ 義歯がリジッドになり、使いやすくなる。
G先生 1・・・ 5|5 どちらかをキー 反対側の5をカマ にしてCバー。 床は出来るだけ小さく。
  2・・・ 3|3 の欠損があるため。
  3・・・ 維持、安定。
H先生 1・・・ 5|キー |5カマ |45フック か、|5キー 5|カマ 54|フック、 Cバー。
  2・・・ 義歯の浮き上がりがない。
  3・・・ コウ歯が安定。
T先生 1・・・ 5|キー |45フック |5ミニタッチ 
  2・・・ 着脱しやすい。
  3・・・ 審美性が良い。
J先生 1・・・ 5|キー |5カマ |45フック。
  3・・・ 床のコンパクトさ及びリジットさ。 
K先生 1・・・ 左下5番がキー、右下4・5番にロック。
  2・・・ 残存歯がしっかりしていそうで、アンダーカットがあるので。
  3・・・ 外れにくいし、残存歯をしっかり支えるから。
L先生 1・・・ 5|5にタッチ、54|45間にフックで斜め後方から装着するタイプ。
  2・・・ どちらかをキー、ロックにするとバランスが悪くなる。  同時に5|5に入れて54|45に
フックをかける方が321|123中間欠損部に間隙が少なくてよい義歯になるから。
  3・・・ 審美性 側方力への抵抗に優れていると思うが、義歯の浮き上がりに対しては、斜め後方から入れたMDの場合、疑問である。もし、横から回転させて入れるMDなら、側方力に対する抵抗に弱い感じがします。
M先生 1・・・ 4|MT(KEY)、|4カマ、|45間フック、左右は逆でも良いと思います。
  2・・・ 上下方向に外れない。
  3・・・ レストを支点にしてかたつかない。上下方向には動かないので食べかすが入らない
N先生 1・・・ 4|4近心にキー 5|5遠心ハーフタッチ
  2・・・ 左右対称形にした方が装着感は良い
  3・・・ 前歯部の浮き上がりが無い
O先生 1・・・ 1)5|5にミラクルタッチ 2)床を小さく
  2・・・ 1)咀嚼時に外れにくい。2)4にクラスプがこないので審美的に良い。3)発音がしやすい
4)床が小さいので違和感が少ない。5)床が動かないので床縁下に物が入らない
  3・・・ 咀嚼時に離脱しない。
P先生 1・・・ 5|5 にカマ と 54|45 にフック
  2・・・ 欠損に前歯を含むため着脱方向が上下の方がやりやすいと思われます
  3・・・ 残存歯にかかる負担 従来の義歯で同様のリジット感を得ようとすれば54|45 にクラスプをかけて締め上げるため、かなり強力・確実な抜歯装置として作用 すると思われる。
Q先生 1・・・ 5|5ミラクルタッチ、54|45間フック
  2・・・ 5|5にタッチだけだと、デンチャーが沈下する可能性があるので、フックを併用してより強固な支持を得るため。
  3・・・ ミラクルならクラスプや、レストを4番にかけなくてもいいので、審美性がいい。クラスプをいっぱいつけなくても安定する。 装置が少ないのに沈下が少ない
R先生 1・・・ 5|5ミラクルタッチ、54|45間にフック     5|ミラクルタッチ、4|ハーフタッチ、|45フック、|5カマ
  2・・・ 歯に負担をかけず、かつ垂直圧に対抗する。
  3・・・ 垂直圧(咬合力)に抵抗する。
S先生 1・・・ 5|にキーのミラクルタッチ、|45にミニタッチとフック。
  2・・・ 左右対称なので、右側でよく噛むとした。
  3・・・ 従来の義歯であれば両側の45にクラスプがかかるのが普通だが、装置数が少なくて良い。
T先生 1・・・ |5遠心にキー|4近心と5|遠心をミニタッチでロックにする  5|遠心にキー|5遠心にロックと|45にフック
  2・・・ 上から落とし込まず,装着できる方法が他に考えつきませんでした。
  3・・・ 通常では,両方の45の近遠心からエーカースになるか、片方45の近遠心からエーカース、もう一方の5遠心からエーカースになると思います。歯牙にかかる負担が大きく、装着感も悪くなりそうです。
U先生 1・・・ 右4にキーとしてタッチ、左5にフックとしてタッチ
V先生 1・・・ 5|にキーとしてミラクルタッチ。ロックは|5にミラクルタッチ
  2・・・ 中間欠損と遊離端欠損の組み合わせで装置を付けすぎると着脱が難しくなるので、 5|5にタッチとシンプルな設計がいいと思います。よりリジッドにするには4|4の近心の壁を充実させれば十分だと思います。
  3・・・ 従来の義歯で5|5のエーカースだけだと維持が弱く、歯牙への負担が大きい。歯牙への負担も考慮し、維持を強固にしようとすると残存歯4本にクラスプをかけることになる。それでは全歯牙に力がかかり過ぎ、患者がしんどい。したがって、このケースの場合、歯に負担をかけずに強固な維持が得られることが特に優れた点だと思います。
W先生 1・・・ 左右どちらかの5番の遠心からキーとなるミラクルタッチ、反対側の4番近心から、5番遠心からハーフタッチ。
  2・・・ 前歯で噛んでも外れない。
  3・・・ 義歯の転覆が起きない。
]先生 1・・・ |5にミラクルタッチ、45|間にフック
  2・・・ フックによって義歯が後方に滑るのを防ぐため。
  3・・・ 残存歯に対する締め付けがなく、着脱もスムースに出来、装着感が良い。
■190の問題  19.8.26

連載問題が再登場です。
1日目(初診)は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着(166の問題)
3日目は1日目に改造した下顎の義歯を上下で、咬合出来るように再改造(167の問題)
4日目は上顎のミラクルデンチャー(最終の義歯)の印象、BT(168の問題)
5日目は上顎ミラクルデンチャーセット(169の問題)
6日目は下顎3|3の根治開始(170の問題)

ところで|3 がキー、3|がロックとすれば、3|3の根治、根充、前装冠のセットさえすれば、
ミラクルデンチャーの印象、BTの採得。その次回には、ミラクルデンチャーを装着。
これにより、咬合はほぼ、完全回復となります。それからは、ゆっくりと残りの治療を進めていくことに。
(721|12の治療)

この段取りで進める予定でした。 がしかし、実は変更となりました。
3|3の根治、根充が終わる頃に気が付きました。

|2と|3との間の隙が思っていた以上に大きく、犬歯1歯分あります。
ということで方針を変更しました。

残存歯は、87321|123   321|123のいずれも動揺しており、特に21|12 の動揺が大きい。
(しかしそれらの動揺が小さくなってきています)

#1・・・・・どのような方針に変更?
#2・・・・・その理由は?

       
       
       
     
 
190の回答
A先生 1・・・ 8番にキー。スーパーカマーで。ロックは、前歯の歯間空隙に入れる。すくうように。
  2・・・ 前歯の動揺を抑えるため。
B先生   その隙に人工歯を入れる保持装置、たとえばメタルのアームのようなものを準備する。
C先生 1・・・ ミラクルデンチャーの設計は変更しないで、3〜3のブリッジで残存歯を固定する
  2・・・ 今の仮義歯で動揺が落ち着いてきてるので。
D先生 1・・・ デンチャーに隙を入れる
  2・・・ 隙を入れることにより、壁が出来動揺固定をより強くできる  3|3 補綴物を入れるまでの、維持に活用できる
E先生 1・・・ 321|12ダミー3の7歯Br 3|3、キー、ロック
  2・・・ 義歯をシンプルに出来る。
F先生 1・・・ 右7がキーで左3がカマ,右3にミニタッチ.
  2・・・ 7のキーを支点の様にして回転させるように3のカマを入れる事で,動揺歯である3,3の負担を減  らす. 右3に人工歯をいれる.無理にブリッジのようにしない.
G先生 1・・・ 3〜3連結冠にして|23間には隙をいれる。
  2・・・ どれも動揺がありどれもENDOしてかぶせるなら一緒に連結しておいたほうが動揺をおさえこみ、それぞれの寿命も長くなると考えられるから。
H先生   まだ研修を受けていませんのでキーあるいはロックというものがどのようなものかは分かりませんが下顎前歯部すべてに動揺があり左下2,3に犬歯1歯分のスペースがあるということですので動揺を抑える目的さらに審美的にもバランスをとる目的で|2、|3を残根状態でバーのようなもので連結するような方法がとられるのではないかと思われます。そしてコネクトされた上に義歯が装着されるのではないかと想像致します。
T先生 1・・・ 3−−3連結冠にしてからミラクル新調
  2・・・ 3−−3の動揺をおさえるため。|23間の隙をクラウンで補綴したほうが審美的にきれいになるため
J先生 1・・・ 隙にも人工歯を配列し、壁を充実させる
  2・・・ 3をキーにするにしろ、ロックにするにしろ 3の形態の自由度が増すから
K先生 1・・・ 2をキ-にする(|2を根治後前装冠装着後)
  2・・・ |2と|3の間に一歯分スぺ-スがある為と|2の動揺を止めるため
L先生 1・・・ 21|12を治療してから、ミラクルデンチャーの印象。
  2・・・ |23間の隙を狭くして、|3にカマとして着脱を簡単にする。
M先生 1・・・ |23で1歯分のダミーを用いたブリッジにしてからミラクルデンチャーの製作をする。
  2・・・ 少し日数がかかりますが、|23の固定にも役立つと思われます。
N先生 1・・・ 3|3の前装冠セットまでは予定どおり(3|は後でも可)。次にミラクルデンチャーの印象の前に 7|の根治、FCKセットを行う。その後、ミラクルデンチャー装着。 最後に残りの前歯の治療。
  2・・・ |23の間に人工歯を入れなければならないので、ミラクル設計上の問題で予定変更。 3|3の キー、ロックより、|3のスーパーカマキー、7|にロック(87|フック、7|カマなど)の方がより良い設計と思われるから。
O先生 1・・・ 先に、21|12の処置を優先する。
  2・・・ 現在使用している義歯はある程度使えているので|23間のスペースを埋めるため。
P先生 1・・・ 3|3タッチ |23間に隙
  2・・・ 動揺が少なくなるように
Q先生 1・・・ 21|12の治療を先にする。
  2・・・ |2と|3の隙が思っていた以上に大きかったということですので、|23を連結した歯冠修復にする。
R先生 1・・・ |3スーパーカマキー  3|カマ
S先生 1・・・ 321|123 の根治を同時に進めて、連結前装冠をセットしてからミラクルデンチャーを作製
  2・・・ |23 間に1歯分の間隙があるのと、321|123の動揺が治まってきているということから。
T先生 1・・・ 2|3間にストッパー
U先生 1・・・ 321|12を補綴物で固定する。7|にロックをもってくる。
  2・・・ |3はキーで動揺をとめられるが、ロックになる歯には力がかかるため3|より7|のほうがよいのではないかと考えました。
V先生 1・・・ 3|にキー |3にカマでロック 隙に人工歯の義歯にする。
  2・・・ 動揺歯と云う事なので、予後を考えブリッジにはしたくない。3|3単冠へのキー、ロックが良いと思います。
W先生 1・・・ |2、|3間のテックのダミーを削除。義歯のほうに増歯して、仮義歯の安定を増し、もう少し使いながら21|12を根治、21|123連冠をセットしてから最終ミラクルデンチャ-をつくる。
  2・・・ 動揺歯をミラクルタッチで固定できるほうがよいから。
■191の問題  19.9.2

まだ連載問題が続きます。
1日目(初診)は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着(166の問題)
3日目は1日目に改造した下顎の義歯を上下で、咬合出来るように再改造(167の問題)
4日目は上顎のミラクルデンチャー(最終の義歯)の印象、BT(168の問題)
5日目は上顎ミラクルデンチャーセット(169の問題)
6日目は下顎3|3の根治開始(170の問題) 3|3の根幹治療後、直ちに21|12の根管治療を施し、その間に3|3の前装冠を装着。 21|12に対しても、根充後、前装冠のための形成、印象を採得。(|2と|3の間隙、犬歯1歯分)
さてここで問題、
#1・・・・・21|12は連結しますか?
#2・・・・・その理由は?
#3・・・・・義歯の設計はどのように?

       
       
       
       
     
 
191の回答
A先生 1・・・ 連結する
  2・・・ 連結固定のため
  3・・・ 3|にキー|3にロック|2は人工歯の壁で固定
B先生 1・・・ 連結しない
  2・・・ 連結すると ダメとなった時全部いっぺんにダメになる。1歯が抜歯となった際に追補がしやすい。
  3・・・ 3,3ミラクルで バーのところは 追補しやすいようにレジン床で覆っておく。
C先生 1・・・ 連結はしない。
  2・・・ 歯の生理的動揺を止めてしまうから。
  3・・・ 歯間部に入り込むように設計。
D先生 1・・・ 連結はしない
  2・・・ 動揺が治まってきてるとのことなら、最終デンチャーを入れたら、より治まると思われる。
  3・・・ 3|3 カマキー  |23隙  21|12 の舌側 床で固定
E先生 1・・・ 連結します。
  2・・・ 動揺を抑えるため。
  3・・・ 3|にキー |3にロック  |23間に人工歯 |2の遠心にミニタッチ
F先生 1・・・ 連結
  2・・・ 固定のため。 将来の予後のため
  3・・・ 両側33に タッチ 1歯分のスペースに人工歯配列するが、フックの役割を与える。
G先生 1・・・ 連結する
  2・・・ 動揺しているから
  3・・・ 3|KEYのMT、|3ロックのMT。
H先生 1・・・ 連結します
  2・・・ 動揺が大きいため
  3・・・ |3にキー、3|にロック。
T先生 1・・・ 連結する
  2・・・ 単に動揺を抑えるため
  3・・・ 3|ミラクルタッチ  |3ミラクルカマ
J先生 1・・・ 連結する.
  2・・・ 前歯部はパノラマでみるとかなり骨吸収がある.義歯でより効果的な咀嚼をするのに,まず前歯で食物をしっかりかみ切る必要がある為.
  3・・・ 左の2,3の間はそのままにする.左3にキーのタッチ,右3にロックのミニタッチ,右8にカマ.
K先生 1・・・ 正中は連結せずに左右に分けてそれぞれ連結する。
  2・・・ 多数の歯を正中を越えて連結すると歯根膜にねじれの力がかかり易く個々の歯にはストレスになる。設計にも関わってきますが|2と|3の間隙を利用して動揺を抑えるように設計ができる。
  3・・・ 2||2|3の遠心からキーまたはカマで歯牙の動揺固定になるように設計する。
L先生 1・・・ 連結します。
  2・・・ 動揺しているので、歯牙の固定。
  3・・・ |2と|3の間に隙、|3にカマ、3|にミラクルタッチ。
M先生 1・・・ 連結する。
  2・・・ 動揺を少なくするため。
  3・・・ |3にカマ、|23の隙はレジンのカベで埋める。3|にミラクルタッチ。
N先生 1・・・ 連結する。
  2・・・ 動揺をできるだけおさえるため。
  3・・・ 3|3にキーとロックのタッチをとり、23間に人工歯、|2に維持装置?で2〜2の動揺をおさえる。
O先生 1・・・ 連結しない。
  2・・・ ながい目でみて4本が共倒れになるより1本ずつ処理できるほうが良いと考えます。
  3・・・ 右下3番ミラクルタッチ(キー)、左下3番ミラクルタッチ(ロック)、左下3番近心、2番遠心壁。
P先生 1・・・ 連結しない
  2・・・ バイト時に歯牙の動揺を固定により妨げないようにする為
  3・・・ 654|△4567 △は|2|3間 |3にキ− △に壁 3| 7|にハ−フタッチ
Q先生 1・・・ 連結します。
  2・・・ 2〜|〜2が動揺大ということなので、単冠にすると各歯の動揺をとめるのは難しい。連結して1本の動揺歯を固定する考え方でいけばよいのではないか。
  3・・・ |3にミラクルタッチ(キー)、I23間に人工歯  3|にミラクルカマ、2〜|〜2のカベの充実
R先生 1・・・ 連結する。
  2・・・ 前歯の動遥が激しいから。
  3・・・ |3、スーパーカマキー、3|、タッチ。
S先生 1・・・ 連結する。
  2・・・ セットが早いから。
  3・・・ |23間と|3にロック。3|がキー。
T先生 1・・・ 連結しない
  2・・・ 動揺がおさまってきているようなので、連結するとかえって歯根部の血流を阻害するため。
  3・・・ 3|3 唇側ハーフタッチ・舌側カベ で ミラクル F
U先生 1・・・ 連結する
  2・・・ それぞれ動揺があるので、一塊として義歯で固定した方が良い
  3・・・ 3|キー  |3カマ  隙に人工歯  21|12舌側と|2遠心に壁
     
連結冠による固定の回答が70%以上を占めました。 意外でした。
■192の問題 19.9.9

まだまだ、連載問題が続きます。
1日目(初診)は下顎の旧義歯をミラクル様に改造
2日目は上顎の暫間義歯を作製、装着(166の問題)
3日目は1日目に改造した下顎の義歯を上下で、咬合出来るように再改造(167の問題)
4日目は上顎のミラクルデンチャー(最終の義歯)の印象、BT(168の問題)
5日目は上顎ミラクルデンチャーセット(169の問題)
6日目は下顎3|3の根治開始(170の問題)
3|3の根幹治療後、直ちに21|12の根管治療を施し、その間に3|3の前装冠を装着。21|12に対しても、根充後、前装冠のための形成、印象を採得。 (|2と|3の間隙、犬歯1歯分)
そのあと、21|12の前装冠を装着。
またそのあと、ミラクルの印象を採り、ミラクルデンチャーセットということになります。

さてさてここで問題。
3|3にはミラクルタッチの装置が入ってきます。3|3には保険の硬質レジン冠が装着されていますが、頬側のアームによりレジンが削られます。
となると、必ずゆるみが生じます。 これに対してどのように対応?・・・・・#1
実際、下顎の前装冠を装着してみると、写真のように開口状態になりました。 どのように対応?・・・・・#2

       
 
 
192の回答
A先生 1・・・ ミラクルウィンドウで対応するか、審美的に問題なら削られたたレジン部分をその度にレジンで埋めます。
  2・・・ 再形成、再印象する。
B先生 1・・・ ミラクル]で 補修します。下顎の前装冠は BTが高すぎるので 削合して BTを低くし元の高さにします。
C先生 1・・・ ミラクルウインドーをつける。
  2・・・ 上顎の人工歯を330番で切って口腔内でいい場所にもって行きリベースで固定。
D先生 1・・・ タッチの両面にマイクロブラスターで処理をし,超音波洗浄器で洗浄後,メタルプライマーを塗布.
アイボリーの即時重合レジンをタッチの両面に盛り,装着.硬化後,修正,研磨.
  2・・・ 一番は,バイトのミスと思われるので再製をする事.二番は,審美的に問題がなければ21|12  の人工歯をはずしてレジンで修正.この場合は,3|3がまず装着されていて,バイトの基準となっているはずなのでこの部分の削合はしない.
E先生 1・・・ 3|3の作製時からタッチのあたる部位は硬質レジンではなくメタルにしておく。硬質レジンのタッチのあたる部位を窓開けして、インレーを作製する。硬質レジンのタッチのあたる部位を窓開けして,ミラクル]の金属バーを切って埋め込む。
  2・・・ 3|3の前装冠を装着した後に21|12の根管治療をしている事から、3|3のバイトは間違っていないのだと思います。とすれば、再製しか考えられませんが、   (違うのでしょうね。) 上のデンチャーもやや出歯気味には見えます。
F先生 1・・・ ウインドウズを埋め込む
  2・・・ 下顎臼歯部の挙上をおこなう
G先生 1・・・ アームが当たる部分にメタルを埋め込む。
  2・・・ ミラクル固定を応用する?(解りません)
H先生 1・・・ 頬側のアームがくるところはレジンにせずにメタルがくるようにします。仮に、レジンがアームに かかるようであれば、そこのレジンを削除して、メタルに接着性レジンを用いて埋め込みます。
  2・・・ 3|3の切端部分を削合して、咬合関係を下げる。
T先生 1・・・ ミラクルウインドーにて対応。
  2・・・ バイトが適切なら 前装冠再生 高いのなら 咬合調整にて対応
J先生 1・・・ アームの当たる部分を削って、金属を埋め込む。
  2・・・ 上下顎の当たる部位を削合、調整して咬合位を幾分低くする。
K先生 1・・・ アームのかかるところに金属を植え込む。ミラクルウィンドウなど
  2・・・ 21|の再生、切端にCRを盛る、咬合調整のいずれかしかないのでは、
L先生 1・・・ 3|3前装冠をつくる時あらかじめ歯頚部のタッチのアームがくる部分をメタルにしておく。
  2・・・ セットしてしまったならそのままいくしかないと思います。試適の段階なら再BTをとってつくりなおすべきでしょう。
M先生 1・・・ アームの先端部分のレジンを削りメタルを埋め込む
  2・・・ バイトするまで、上下で(32|23)削合する
N先生 1・・・ 歯頸部に金属をはりつける?
  2・・・ 3|3の切端を削合する?
O先生 1・・・ ミラクルウインドウで対応
  2・・・ 上顎2112の人工歯を床から切り離し、並べ替える。
P先生 1・・・ デンチャ−3|3の歯頚部にトクソウリベ−スを入れて着脱、硬化させミラクル化して動きを止める
  2・・・ 上顎の21|12の人工歯をピンクの部分でカットし、カットした面にトクソウのリベ−スをのせて適切な位置を定めて、お湯の中に2〜3秒潜らせ硬化させ、その後研磨面を即重にて、補修する。
Q先生 1・・・ アームをベンディングする。
  2・・・ 3|3の遠心部に接するデンチャー部にレジンを添加する。
R先生 1・・・ 新しく作製するならタッチの部分は前装しないでおく。審美上必要であれば、タッチのアーム上にレジンを盛る。すでに前装冠がある場合はミラクルウィンドウにて処理する。
  2・・・ 上前歯部を歯頚部で床ごとカットしてはずし、位置を修正してから即重で固定。
S先生 1・・・ ミラクルウィンドウにする。
  2・・・ 上顎2〜|〜2の人工歯を一塊で切断し、口腔内で位置を調整し即重で付け直す
T先生 2・・・ 上顎デンチャーの前歯を下顎の前歯に合わせて配列をやりかえる
U先生 1・・・ リベース
  2・・・ 上前歯のみ再配列
V先生 1・・・ 口腔内で硬質レジンを盛り足して光重合で固め、元の歯の形になおして、ミラクルタッチの装置がちゃんと止まるようにする。
  2・・・ 2112の歯間部を削ってMTMで前方傾斜している歯を垂直に立たせ同時に間隙をなくす。
W先生 1・・・ 頬側タッチ部メタル処理(HR遠心頬側部)
  2・・・ 21|1のずれている部分のみブロックでカットし再配列
]先生 1・・・ タッチがくる部分をメタルにする
  2・・・ 下顎前歯のほうが写真を見た感じ、出ているように見えるのですが、やっぱり上顎前歯を前に出すしか思いつきません
Y先生 2・・・ 上顎前歯の再配列
■193の問題  19.9.27

山口県からの来院です。
上顎の4〜4のブリッジは除去しました。
6|56のみ残存となり、それぞれ動揺があります。
6|の動揺が特に大きい。本日中に仮義歯を作製します。

#1・・・・・その仮義歯の設計とその理由は?
#2・・・・・本義歯の時の設計は仮義歯と同じ、異なるのいずれ?
#3・・・・・その理由は?

       
       
       
     
 
193の回答
A先生 1・・・ 抜歯前に ブリッジの印象を取っておき、印象面にレジンを流して人工歯を作り排列する。短時間に、簡単で 元の口元が元と変わらない義歯にするため。
  2・・・ 異なる。 審美性の良い排列にし、床面積を 最小にした ミラクルデンチャー
  3・・・ 審美性、快適性、残存歯の保護
B先生 1・・・ ミラクル2  床のみのデンチャー  動揺固定、審美・咬合回復→食事が出来る
  2・・・ 本義歯は、仮義歯とは設計が違う
  3・・・ 義歯を小さくし、装着感の改善を目的とする。
C先生 1・・・ 右側にキー左側にロック
  2・・・ 異なる。
  3・・・ 右側にキーを持ってくることが望ましいが、右側の動揺が著しいことから将来的な不安があるので左側にキーをもってくるようにする。
D先生 1・・・ 右上6の動揺が大きいので、そちらにまず入れる〔右上6がキー〕タイプの仮義歯
  2・・・ 異なる
  3・・・ 本義歯は、左上56にフックがはいるため右上6の近心にキーとなるタッチが入る。
E先生 1・・・ 設計  6|にキー、|6にロック  理由  6|の動揺を抑えて、安定した義歯を装着するため
  2・・・ 異なる
  3・・・ 歯牙の状態を考慮するため
F先生 1・・・ 6|遠心からワイヤークラスプ・|56近遠心ミラクルU(頬側レジンタッチ、口蓋側カベ)とあえず 簡単にできる。調整もラク
  2・・・ 仮義歯と異なる
  3・・・ 6|は抜けても差し支えないようにする。  |56間ミニフック・ダブルカマキー
G先生 1・・・ 6|にミラクルXを頬舌的に2個使いキー  |5遠心よりワイヤークラスプ |6舌側レジン頬側に短いワイヤークラスプ
  2・・・ 設計は異なる
  3・・・ 6|の動揺度が大きいのでここにキーは使わない。|6スーパーカマ(キー) |56フック(ロック) |5近心にハーフカマ  6|ワイヤークラスプ  6|がダメになったら|56舌側レジンで補強
H先生 1・・・ 6|スーパーカマキー、|56間フック|6ミニタッチ。6|の動揺をなるべくおさえこむため。
  2・・・ 異なる
  3・・・ 本義歯は6|が抜け落ちることを考えて6|に装置をつけない。
T先生 1・・・ 6│6に遠心からミラクル三角、近心にカベ。
  2・・・ 異なる
  3・・・ スーパーカマを6│に使用し、着脱しやすくする。
J先生 1・・・ 54321|1234 6|5線鉤 先ずは義歯に慣れてもらう為
  2・・・ 異なる 754321|12347 56カマ 6ミニカマ
  3・・・ 6|を喪失することを予測した設計
K先生 1・・・ 右6にキー 左6遠心にワイヤークラスプ  動揺の大きい歯にキーを設定して歯牙の維持、負担軽減をはかる
  2・・・ 異なる
  3・・・ 右6がどこまで持つか不安 キーを設定してしまうと、抜けた後にキーを再設定しなければいけな  い。はじめから左5に設定しておいた方が後で面倒が少ない。
L先生 1・・・ 6|の動揺をおさえ負担がかからないように|56間WC。
  2・・・ 異なる
  3・・・ 動揺の大きい6|をあえてキーに。|6カマ |56間Sフック
M先生 1・・・ |6にWC。6|はレジンでスーパーカマのような形に。6|の動揺をおさえる。
  2・・・ 異なる
  3・・・ |5キー |56Sフック |6カマ にするから。
N先生 1・・・ 左の6にミラクルエックス.右の6にワイヤークラスプ.短い時間でテンポラリーデンチャーを作らなければならない.右6の動揺が大きいのでエックスでは維持が少し弱いかもしれない.
  2・・・ 異なる.
  3・・・ テンポラリーは早く作る必要があり,本義歯はずーっと装着できる腰にする為.
O先生 1・・・ 754321|12347で6|を75|で固定。|5を仮のキーとし、|6WCにて落とし|56を固定。
  2・・・ 異なる
  3・・・ 頬側への傾斜防止など、よりリジットな設計が考えられる
P先生 1・・・ 6|にスーパーカマのような感じでレジンをもってくる。|56WC?
  2・・・ 異なる
  3・・・ 6|スーパーカマ |56間フックにする。
Q先生 1・・・ 仮義歯の設計はいまいちわかりません。
  2・・・ 異なる
  3・・・ 本義歯の設計をする時はこの先、6|が抜けたことを考えると 6|をキーにするのは避けた方がいい。
R先生 1・・・ 人工歯を7|7までならべる。|5にレジンでタッチ様キーをつける。6|はカマ様ロックとし、|6の遠心のカベの充実。6|は動揺が大きいのでタッチをつけず、カマ様とし、負担を軽くする。
  2・・・ 基本的には同じ。|5キー、6|カマ。但し、本義歯では|56にフックをつける。
  3・・・ 動揺がなければ6|にスーパーカマキー、|56にツインカマとフックの方がより良い設計と思われる。しかし、このケースでは、6|が抜歯になった時のことを考えると、|56でキーとロックが成立する方が望ましいと思われる。
S先生 1・・・ 6|6の遠心よりキー|56にフックを施し、無口蓋で人工歯を配列した形の設計にする。
  2・・・ 基本的な設計は仮義歯と同じにする。
  3・・・ 仮義歯の段階で問題点を洗い出し修正を加えておきその延長上に本義歯の装着があるべきと考えます。
T先生 1・・・ 6|6遠心をレジンでカマ状にし、|5近心にミラクル]
  2・・・ 異なる。
  3・・・ 将来6|抜歯時にも対応できるように本義歯では、5にキー、56にフック、6にカマ等左側のみで 維持の効く方法を採りたいから。
U先生 1・・・ 7|キー、|6ロック。ミラクルXで対応可能。
  2・・・ 異なる。
  3・・・ 7|が抜けた時のことを考え、|56にキーとロックを設計。7|カマ、|6カマキー|56間フック。
V先生 1・・・ 全体でかめるように、6|の動揺をとめる。75〜|〜47の仮義歯で6I56の壁を充実させてカマ様にする
  2・・・ 異なる
  3・・・ 6|の動揺が大きいので、6をキーにすれば、抜けた後の処置が大変。|56にキーとロックの考えを使う。|5にタッチ様カマ、6にカマ、56間にフック
W先生 1・・・ |5にキー、6|にロックで固定するように。
  2・・・ 設計は同じ。
]先生 1・・・ 6|の固定と着脱のしやすさのために6|にキーとなるミラクルXとカベ、|5にロックとなる ワイヤークラスプ
  2・・・ 本義歯の時の設計は仮義歯とは異なる。|56にダブルカマとフック6|にハーフタッチとカベ
  3・・・ 動揺歯が脱落した時に修正が簡単にできるように。
Y先生 1・・・ 6|ワイヤークラスプ  |5ミラクルタッチ
  2・・・ 異なる
  3・・・ 仮義歯を入れて使っていると6|の動揺が減少してくるから
Z先生 1・・・ 床のみのデンチャー  動揺固定、審美・咬合回復→食事が出来る
  2・・・ 本義歯は、仮義歯とは設計が違う
  3・・・ 義歯を小さくし、装着感の改善を目的とする。
     
暫間的な義歯であれば、その場で作りやすい設計を、長期的な義歯であれば、
診療の経過中に起こりうる障害を考えた設計で臨むべきであるという観点で出題しました。
■122の問題  18.4.16

大阪市内からの初診です。
以前の問題にでもありましたように、一番にパラタルバーを嫌がっています。
当然、前方に移動しました。

#1・・・・・34の双子鈎をどのように?
#2・・・・・45の双子鈎はどのようにしますか? (これは相当に奇想天外であり、平凡ではありません)

       
 
       
122の回答
A先生 1・・・ 今使っているデンチャーを仮義歯として使うなら、まずパラタルバーを外し|45の双歯鈎を脚の所で切断しこの鈎を、反対側567部まで延長した床に接着、床は口蓋歯茎部よりに設定し補強線をいれる。
  2・・・ 新義歯は4|の遠心からミラクルタッチ、|7の遠心からロックさせ、|45にフックをかける。
B先生 1・・・ 左右のクラスプをそのまま使用する。
  2・・・ 左上4頬側のクラスプを短くする
(2#1右上4に遠心よりミラクルクラスプ#2左上6に遠心よりフックをつける)
C先生 1・・・ 34の双子鉤の口蓋側の鉤のみ残し、4の壁を充実する。
  2・・・ 45の双子鉤の頬側の鉤を短く切断し引っかかる程度にして、ロックとして使用する。
D先生 1・・・ 4の遠心デミラクル様をキーとする。
  2・・・ その1・・・45の鈎のうち5の部分を切り取り単鈎とする。
その2・・・45の頬側の鈎をとりフック型+舌側の鈎の形にする。
その3・・・その2のフックを咬合面の中央ぐらいで除去する。
E先生 1・・・ 4にミラクルタッチ
  2・・・ 45にフック 6にミラクル鎌
F先生 1・・・ 4にミラクルタッチをつける。
  2・・・ 45間にミラクルフック、6にミラクルタッチをつける。 後は床をくり抜いたメタルプレートで連結する。
G先生 1・・・ 舌側の鈎だけを残してあとは切断、5番の頬側近心にレジンをたしてミラクル様にする。
  2・・・ @5番の鈎だけ切断して4番のみでロックとしてつかう。
A4番の鈎だけ切断して5番のみでロックとしてつかう。
B両方の鈎を切断して45歯間部の鈎だけのこしてフックのようにしてロックとしてつかう。
H先生 1・・・ 4にミラクルタッチにします。
  2・・・ 45の双歯鈎はスパーにします
T先生 1・・・ 34は双歯鉤の3の舌側と咬合面、頬側面のアームを切断し、4の舌側にレジンの壁を作り5の頬側のレジンを伸ばしてミラクル様とする
  2・・・ パラタルバーを口蓋に少し残して切断し、レジンにて前パラタルバーを作り?双歯鉤の頬側のアームを少し残して、フック様とし口蓋部は鉤を少し削合しレジンにて前バラタルバーに繋ぐ?
J先生 1・・・ 43双歯鈎 ですが、 キーになるとのこと。 なら、双歯鈎の頬側アームを切断し、同時に3の舌側アームも切断後 リベースにて4の周囲を固め、キー&フックとする
  2・・・ 45双歯鈎は フック形態にし ロックとする。
〔ですが、奇想天外とのことで、〕
K先生 1・・・ まず4|はミラクルタッチでキーとします。そして前方パラタルバー。|6遠心
からミラクルタッチ、|45間にフックでロックとするのが良いと思います。
ただ、‘奇想天外...‘といわれると|4の近心口蓋側隅角に小さなタッチ、|45間にフックというのはどうでしょうか?
L先生 1・・・ 右上34双歯鈎の頬側鈎腕を先端から3分の2ぐらいのところで切断
  2・・・ 左上45双歯鈎頬舌側の鈎腕をすべて切断しフックのような形状に形態修正し先端を少し屈曲してロックさせる
■127の問題  18.5.21
印象採得の問題です。
私は、あれこれをやってみて、これが一番合理的かな〜と再確認しながら、今、ある印象法をやり続けています。材料はアルジネートです。
印象で大事なことは、変形がより小さい事と、気泡を極力少なくする事にあると思います。
さて問題です。
#1・・・・・私よりも材料等で最も合理的で、実際的な方法があれば、簡単に述べてください。
#2・・・・・少し動揺の歯牙が1本あったとします。注意すべき事柄は何でしょう?
#3・・・・・下顎の印象で注意をしなければならない事柄は?
#4・・・・・下顎の印象の方法で、これは、誰よりも、我こそは・・・というのがあれば述べてください。
 
127の回答
A先生 2・・・ 動揺歯に横からの力がかからないよう歯軸方向からトレーをいれる。
  3・・・ すこし硬めに練って加圧する。舌側の印象を深く取りたいのでそれなりのトレーを選ぶ。
B先生 2・・・ 歯牙の長軸方向にトレーを撤去すること。アンダーカットを把握しておくこと。
  3・・・ 臼後三角を覆えるサイズのトレーを用いること。前歯部から臼歯部へトレーを沈めること
C先生 2・・・ アンダーカットの量
  3・・・ 下顎の印象法で注意をしなければならない事柄は?臼後三角、顎舌骨筋、頬棚、舌小帯、トレーのホールド
D先生 1・・・ トレーの辺縁にユーティリティーワックスをつけ、まず硬めにねったアルジネートで印象後、テクニコールボンド塗って、柔らかいアルジネートをもって印象する。
  2・・・ 印象によって位置が狂うのと、印象はずすときに抜けないように注意する
  3・・・ 後顎舌骨筋窩と舌下ヒダ部がしっかり採れること
E先生   余計な事ですが、大体、印象材は人の手で練りますよね。粉と水の分量、水の温度、練るスピードも精密さや気泡に関係あるのでしょうか?そういうことは、取るに足りないことでしょうか?
  2・・・ 少し動揺のある歯牙で、義歯の設計上、関係のないものなら、深いアンダーカット部をワックスで埋めるとか。
  3・・・ まず舌に邪魔されないようにすること。舌小帯、下唇小帯、頬小帯の部分に気をつけることでしょうか。
F先生 1・・・ なし
  2・・・ 動揺歯にトレーが当たらないようにすること
  3・・・ 口腔底の挙上
  4・・・ 噛むようにして口腔底を下げる。
G先生 2・・・ 印象材により微妙に動揺歯が動いて印象されないよう無圧印象をする。
  3・・・ トレーの適合が、まず第一なので出来るだけ個人トレーを適合の良い状態まで調整して印象。
H先生 2・・・ 歯牙が印象圧によって移動しないように注意する。
  3・・・ 粘膜の影響がないように骨面をできるだけ出すために加圧印象にする。
T先生 2・・・ 印象圧によって歯牙移動を起こさないようにすること・・・とは思いますが、具体的方法は思いつきません。
  3・・・ いつも気になっているのは、舌側のトレー辺縁(特に骨隆起が強いとき)が粘膜を圧迫変形させないこと。はずす時に、なるべく歪みを小さくすること。
J先生 1・・・ 印象材は三金アルジネート楽々でよいと思いますが、気泡を極力少なくするためには、印象材の量と水の温度および量が一定であるとすれば、機械式の錬和器を使うほうが、術者の腕に関係せずに同一の印象材ができあがるのではないでしょうか。しかし手練の分が必要ですので術者の腕によるところもおおきいでしょう。さらに印象を採るドクターの腕に関しては言うに及ばず。
  2・・・ 固めの印象材であまり圧が加わらないようにその部位にはすこし柔らか目の印象材で印象を採るように心がける。
  3・・・ 印象を採る前にトレーを指摘してどのように採るかイメージし、トレーにユーティリティワックスを付けて解剖学的に必要な部分を印象する。尚、印象部」にトレーが当たらないように注意する。
  4・・・ あまり自慢できる方法はありません。
K先生 1・・・ 印象材を軟いのと硬いのを同時に練り、まず硬い方をトレーに盛り、そのうえに軟い方をもります。余った軟い方の印象材は口腔内の歯牙(特にきれいに採りたい部分)にこすりつけてからさきほどのトレーにて印象。
  2・・・ その動揺歯に側方圧がかからないようになるべく垂直方向からとるようこころがける。
  3・・・ 下顎前歯舌側下部(リンガルバーが通る所)がしっかり採れるよう、深く採るように心がける。
L先生 2・・・ 動揺歯の傾斜をおこさせぬ様トレー挿入方向を動揺歯の歯軸方向に合わせる。
  3・・・ 舌側の印象を過不足なく採るために舌を一度トレーの上にあげてもらった後、すこし顎を閉じてきて頬、口唇を緩めてもらう様注意しています。
M先生 1・・・ 手錬和でなく自働錬和機を使用すると気泡がほとんど無くなります
  2・・・ 印象材が固すぎると圧によって偏位するかもしれないので印象材の固さに注意
N先生 3・・・ 下顎骨は、開口すると、筋肉に引っ張られてたわみ、1mm以上骨頭間の幅が狭くなると聞きました。したがって、印象時はできるだけ、閉口に近くなるよう閉じてもらって、硬化を待ちます。
■202の問題  19.12.2

下顎の義歯を求めて来院。
残存歯は 54321|2345 である。21|5を抜去。
ここで印象。ミラクルデンチャーを作製し、装着することに。

#1・・・・・ミラクルで作製するのに、難しい、簡単の何れかで答えてください。
#2・・・・・両側の4|と3|の間に隙(小)、|3と|4の間に隙(大)があります。この隙をどのように対処しますか?
#3・・・・・設計を考えてください。2つ以上でもかまいませんが、メインはどれかを明示しておいてください。

       
       
       
 
202の回答
A先生 1・・・ 作成は比較的容易と思います。
  2・・・ そのまま
  3・・・ 両側同時に後ろからはいる義歯(メイン)、もしくはミラクル9。
B先生 1・・・ 反対咬合をどうするかが難解、審美的に患者が気にしなければ簡単
  2・・・ 義歯のレジンの壁でうめる
  3・・・ わかりません
C先生 1・・・ 簡単
  2・・・ フック、壁の充実で対応
  3・・・ 3 | 2 カマ 43|34 にフック
D先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 隙の部分を より 平行になるよう歯牙を調整し、隙として 利用。
  3・・・ 右下5にキー ロック 左下4にスーパカマ
E先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 左右とも壁用の補強線を入れそのまわりをレジンで覆う
  3・・・ |4キー |3カマ   5|カマ
F先生 1・・・ たぶん簡単なのでしょうね。
  2・・・ 光CRで埋める。
  3・・・ 3|2にミラクルタッチ
G先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 43|34を抜髄し、クラウンを入れて補強し、クラスプをかける。3|にキー、5|にロック
H先生 1・・・ 隙間に両方入れるとなると難しい。
  2・・・ 左下は 入れるが 右下は フックを掛ける。
  3・・・ 前歯の左右どちらかに 歯頚部にキーですか?そしてロックは左下の5番の遠心でしょうか
T先生 1・・・ 簡単。
  2・・・ 隙間は維持に使う。
  3・・・ 右下5番にキー左下4番5番間にフック。
J先生 1・・・ 難しい
  2・・・ 34|の小さい隙はこのまま |34は解りません
  3・・・ |4カマ 54|フック |2ミニタッチ  或いは3|2カマ 54|フック |3遠心ミニタッチ
K先生 1・・・ 簡単 ミラクルであれば前回のすれ違い咬合のケースと同じく十分対応可能かと
  2・・・ 43|間はレジンの補填でも可能   |34間は|4のCr再生か、維持装置を両方にかかるよう
もっていく(隙付き)。
L先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 4|と3|の間の隙(小)はそのままか動揺歯ならスーパーボンドで固定する。|3と|4の間 隙(大)にはストッパーを入れる。
  3・・・ |23にツインカマキー、54|にフック。5|が動揺歯でなければミニタッチを追加。
M先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 小さい隙にはフックを使い,大きい隙はそのままにしておく
  3・・・ 右の34間にフック,左にキーのタッチ,右の5にミニカマ.左の2にミニカマ.左のタッチをいれて,   回転するように左の2,右の34のフック,右の5にいれる.
N先生 1・・・ 想像でしかありませんが、ミラクルでは簡単の部類に入る、と思います。
O先生 1・・・ 簡単
P先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 4|と3|の間の隙(小)はフック|3と|4は人工歯をいれ壁を充実
  3・・・ 5|にキ−、タッチ、|4にカマ、3|2にツインカマ
Q先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 床レジンで埋める
  3・・・ |4カマキー 5|カマ 54|s−フック
R先生 1・・・ 簡単
  2・・・ ミラクルストッパーをつける
  3・・・ 5|4 に ミニタッチ 3|2 に カマ
S先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 装着方向が舌側から唇側になるので維持力として積極的に利用する。
  3・・・ |4にキー 5|にロックをメインにする
T先生 1・・・ 簡単である。でも、こ、これは・・・!
  2・・・ 何もしない。
  3・・・ 3|2にタッチ。5|4がロック・・?
U先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 両方の隙にストッパー様の装置を入れる。
  3・・・ |4にミラクルタッチ |34間にストッパー 5|にカマ 34|間にストッパー。
V先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 隙(小)、ほっておくか充填    隙(大)、隙に床を付ける
  3・・・ 1)前から入れる   |4タッチ、54|フック 5|ハーフタッチ
2)後ろから      |4スーパーカマキー 、54|フック、5|ハーフタッチ
W先生 1・・・ 簡単
  2・・・ |34間は隙歯を配列。43|間は太めのフックで対応。
  3・・・ |24ツインカマキー、5|ミニカマ、43|間フック
]先生 1・・・ 簡単
  2・・・ 隙間は無視してもよいと思いますが、するならCRで埋めるか人工歯をスーパーボンドでつける。
  3・・・ |4MT(ロック)、5|カマ、45|間ショートフック
Y先生 1・・・ 簡単
  2・・・
  3・・・ 5|4 カマキー  43|1234 壁固定 隙
Z1先生 1・・・ 簡単
  2・・・ |34間は人工歯で埋める  43|間はそのままか、レジン充填してコンタクトをつくる
  3・・・ 5|ミラクルタッチ |5ミラクルカマ
Z2先生 1・・・ 難しい
  2・・・ 隙大は人工歯 隙小はストッパー
  3・・・ |4 カマキー 54|間フック
Z3先生 1・・・ 簡単
  2・・・ レジンを入れ込む
Z4先生 1・・・ 設計的に、前から入れるなら簡単。後ろからなら難しい。
  2・・・ 前から入れるなら、左右両方、隙兼ねて、フック。後ろからの設計なら、隙は放っておく。
Z5先生 2・・・ 43|隙は 3|カマとで壁とする |34 隙はレジンで|3の固定
  3・・・ 32|ツインカマキー |45間フック
Z6先生 1・・・ 簡単
  2・・・ レジンで歯頚部を押さえる。
  3・・・ |4キーでスーパーカマ・54|間フックで5|遠心カマ
Z7先生 1・・・ 難しい
  2・・・ 大は隙を入れる 小は両眼フック
  3・・・ |4 スーパーカマ    43|間両眼フック
Z8先生 1・・・ 簡単?
  2・・・ 床でうめる
  3・・・ |24インタバルツインカマキー 54|間フック
Z9先生 1・・・ 簡単(作製は先生が楽勝でされると思います.ちゃんとセットできるかは別)
  2・・・ 右の小さな隙は、同部にフックを持ってくる  左の大きな隙は、人工歯もしくは、フックに付属した  金属歯とする
  3・・・ 5|と|4にタッチ、4|3|の間にフック、|3|4の間に人工歯のみ
Z10先生 2・・・ 隙の処理は、金属隙なら上下方向から着脱になる
Z11先生 1・・・ 簡単ではない
  2・・・ 床でストッパー
  3・・・ |4 スーパーカマキー 54|間フック
■206の問題  20.1.13

写真の様に、2番一歯(捻転歯)だけ残存、13歯欠損の症例です。
2回も、印象から外す時に、その残存歯の歯頚部で破折。
3回目、ラストチャンスです。
その3回目にするべき2つのことが浮かびました。早速実行。
見事、3回目に模型を取り出せました。
1枚目の写真のように、接着剤でつけた模型と実際真実の模型(3回目)とに、明らかな差異が見られます。
いかに、ずぼらをすると、結果が良くないかを教えてくれています。
さて2つのこととは?

       
       
206の回答
A先生 1・・・ 石膏を流すときピンを入れておく。
  2・・・ はずす前にアルジの溶解剤につける。
B先生 1・・・ 石膏を注ぐとき、折れそうな歯にファイバーコアをいれる。
C先生 1・・・ 超硬石膏を適正粉液比で練って流す
  2・・・ トレイを模型から外す時に印象材を削ってトレイだけ外し、ナイフで残存歯の部分を切り模型をはずす。
D先生 1・・・ 石膏を流すときに ダウエルピンもしくは 使い古したバーをたてる。
E先生 1・・・ 石膏・固めに
  2・・・ 注入石膏にダウエルピンを立て、補強する。
F先生 1・・・ トレーから、印象材ごとまずはずす。それから、模型を、掘り出す。
  2・・・ 石膏を注入する時に、残存歯の部分に、補強のためワイヤーを入れる。ダウエルピンをたてても良いかも?
G先生 1・・・ 印象をとるときに3の唇側顎提のアンダーカット部をリリーフする
  2・・・ 石膏を流すときに顎提のアンダーカットに入り込んだ印象材を削除する
H先生 1・・・ はずす方向をしるししておく。補強線を入れておく。
T先生 1・・・ 石膏注入時ダウエルピンかポストを挿入 混水比を考慮しなるべく硬い石膏を注入する
J先生 1・・・ 2番の歯肉頬移行部のアンダーカットになっている印象材を削りとっておく
  2・・・ 折れないようにピン(芯)を入れてから石膏を流し込む
K先生 1・・・ 石膏が硬化したあと、印象材ごとトレーから取り出して、印象材を取り除けばよいかと思います。
L先生 1・・・ 残存歯を折れにくくするため、ワイヤーか何か補強用のポストを石膏の中に入れ込む
  2・・・ 印象剤から模型をはずしやくするために・・・
M先生 1・・・ 石こう注入時に歯牙の部分にダウエルピン様のもので、折れないよう補強する
N先生 1・・・ 印象の撤去方向を歯軸の垂直方向にすること
  2・・・ トレーに歯軸方向を記入する
O先生 1・・・ ダウエルピンをたてるごとく、金属棒状の物を埋め込む
  2・・・ 石膏をはずすのではなく、印象材をはがす
P先生 1・・・ 石膏を流す時に、ムシピンなどをたてておく
  2・・・ トレーから印象材ごと外してから、模型をとりはずす
Q先生 1・・・ 模型の残存歯のまわりの印象剤を取ってからはずす。(副模型を作れませんが・・・)
R先生 1・・・ 針金等を石膏を流す時に入れておく
  2・・・ 印象材をできるだけ取り除く(特に残存歯付近)
S先生   (答えを聞いてしまいました)
T先生 1・・・ 2番の部分に細い軸を入れておく
  2・・・ 石膏を少し多めにながす(外すときに持ちやすくぶれにくい)
U先生 1・・・ ファイバーなどでピンを立てて石膏を流す。(もう一つは分かりません)
V先生 1・・・ なにか補強になるものを入れる
  2・・・ アルギン酸ごとトレーから外す
W先生 1・・・ 残存歯部分にピンなどを入れて補強する
  2・・・ 印象材をカットする
]先生 1・・・ 石膏を流す前に残存歯部に維持をたてる
Y先生   字化けしています
Z1先生 1・・・ トレーから石膏ごと印象剤をはがし、少しずつ残存歯周囲の印象剤を取り除いていく。
Z2先生 1・・・ 印象したアルギンの2番にリーマなどでピンを刺してから石膏を注ぐ。
  2・・・ 石膏硬化後、印象剤とトレーを分離してから石膏から印象剤を慎重に剥がす。
Z3先生 1・・・ 残存歯を折れにくくするため、ワイヤーか何か補強用のポストを石膏の中に入れ込む
  2・・・ 印象材から模型をはずしやくするために・・・目の細かい網トレーは、トレーから印象材をはがしにくいので 印象材をはずしやすいトレーに変える。例えばオストロンの個人トレーで印象して、石膏が硬化したらトレーをバーで分断して、印象材とトレーを分離し、その後、印象材から、模型を取り外す。
(ただ、このやり方ですと、同じ印象で2回石膏を流せませんが・・・)
Z4先生 1・・・ 残存歯が折れそうな場合は印象材とトレーを剥がしてから模型を外す
(2回目が注げない無いですけど・・)
Z5先生 1・・・ 印象採得のとき歯牙に印象材の柔らかい状態で圧をかけないように二重印象する。
  2・・・ 硬化後模型をはずすときナイフで切れ目を入れてからはずす。
Z6先生 1・・・ 石膏を流すときに歯牙の部分にポストを建てる。
  2・・・ 印象剤を外す時にボーダーの部分を先にある程度カットし暫く水につけてから外す。
Z7先生 1・・・ 折れないように維持となる棒を立てる。
  2・・・ その軸をどの様に固定するか。(私の場合は、ダウエルピンを虫ピンで挟んで固定し石膏を流しています)
Z8先生 1・・・ 石膏注入時事ダウウェルピンなどを残存時の印象面に埋めてしまう。
  2・・・ 模型を外す時に印象材とトレーの間にスパチュラあるいはナイフを入れて印象材を切り裂き,模型と印象材を一塊としてトレーから取り出す。その後に、印象材に切り目を入れ、徐々にむしり取る。(ダウウェルピンはしたことありませんが、印象材と模型は一塊として取り出す事があります。どーでしょうか?)
Z9先生 1・・・ 石膏を正しい混水比で練和する。
  2・・・ 印象材から石膏を撤去する時間をメーカーの指定どおりにする。
Z10先生 1・・・ 2番にワセリンを塗った。
  2・・・ 石膏を流入する時に何か心棒を入れた。
Z11先生 1・・・ 石膏を流す時に補強線を入れる。
  2・・・ はずす時に網トレーを先にはずし印象剤を切り開いてはずせば良いかと思います。
Z12先生 1・・・ トレーと印象材をまずはずす。
  2・・・ 印象材を2番周囲を残して大胆にとり、その後2番周囲をゆっくりとっていく。
Z13先生 1・・・ 印象剤の部分をトレイとの間から切り込みをいれてはずす?。
  2・・・ プラスチックのトレイを使ってそれごと割ってはずす?。
Z14先生 1・・・ 石膏を流す際に、残存歯の部分にワイヤーを立てる
  2・・・ 印象材から模型をはずす際に、残存歯の周囲のアルジネートをメスで切り取る
Z15先生 1・・・ そのまま湯につけて印象材と石膏がはがれやすくしておく。
  2・・・ 周縁(特に前歯部)の印象材を切り取っておく。
 
■141の問題  18.9.7

パノラマより、上顎は、6431|123 の残存。
CB2@@のブッリッジに|23 が固定されていた。
6番と3番は、抜歯。
|2 は、感即充して、1|12のコアー形成、印象。
3時間後、コアーが出来、セットして、431|12 のクラウンの印象、バイト。テンポラリクラウンをセットして、
ミラクル様デンチャーを作製。朝4時に起きて、中国地方から9時30分に初診で来院。
終了は22時30分であった。
患者も、診療側も相当にお疲れでありました。
さて問題。
#1・・・・・7652|34567欠損の設計は?
      (ヒント・・・最も簡単に着脱可能で装置はタッチ2つのみ)
#2・・・・・下顎はどのようにしますか?
      (大まかな回答でOK!)

       
       
     
 
141の回答
A先生 1・・・ 上顎は4|と|2にタッチを着ける。骨植は|2より4|の方が良さそうで、4|をキー、|2をロックにする。3|近心と1|遠心は壁で対応。
  2・・・ 下顎は総義歯か|3だけ残した局部義歯に、下顎全体に局所麻酔。ついで、頬唇舌側の歯肉をパラフィンワックスで覆い、歯と歯の間の隙間も仮に埋める。印象を採る。残せない歯は抜歯。残す歯があれば(切断・抜歯する歯を抜歯後)アンダーカット部を仮に埋める。採った印象内面の歯冠の部分には歯冠色の即充レジンをパラフィンワックス(床)の部分にはピンク色の即充レジンを入れて下顎にはめる。残した歯があればそこに借りのMTを着ける。後、調整して終わり。
B先生 1・・・ 4|2 にタッチにします。4|がロックにします。
2・・・ 下顎の残存歯は保存できないように思われます。総義歯にします。
C先生 1・・・ 4|2にミラクルタッチ
  2・・・ かろうじて残存できるのは|3だけである。結局は、1床13歯のデンチャーになる。
D先生 1・・・ 4|2ミラクルタッチ
2・・・ |3のみ残してミラクルタッチ
E先生 1・・・ |2をKEYとなるMT、4|をロックとなるMT、34|間にフック。
  2・・・ |235のみ保存し他はEXT。|2にKEYとなるMT、|5遠心にミニタッチ、近心にハーフタッチ。
F先生 1・・・ 左2番にキー。右4番にロック。右上2番は壁のみ。
  2・・・ CBA@|1AB4Dのみ残してミラクルデンチャー作り、将来少しずつ増歯すると説明しておく。
G先生 1・・・ 4|2遠心からミラクルタッチ。パラタルバー。2がキー、4がロック。
  2・・・ 上顎が完成後下顎を印象、バイト、そしてレジンで人工歯を制作、|3のみを残し他は全て抜歯。模型上も|3以外削除して仮床制作。口腔内で人工歯をとめ、りべースして仮義歯とし、ミラクルデンチャーの印象。すぐバイトリムをつくり、バイトをとり、次回、セット。
H先生 1・・・ 右上4と左上2にタッチ
2・・・ 下顎はすべて抜歯、といいたいところですが、左下3のみ残存させタッチを付ける
T先生 1・・・ |2にキーになるミラクルタッチ、4|にロックとなるミラクルタッチ
2・・・ |23だけを残して|2にハーフタッチ、|3にミラクルタッチをつける。
J先生 1・・・ 4| にキーとなるMT、|2 にロックとなるMT
  2・・・ |35 を単独で残してミラクルデンチャー
■208の問題  20.2.3

兵庫県からの患者です。
上顎765|欠損の症例です。
昨年12月に他院にて作製してもらい、装着は1回だけで、後は全くはめることは無かったということです。
その患者からのメールです。

【始めまして。早速ですが昨年12月末に上右奥に部分入れ歯を入れましたが喋りにくいし噛めないし違和感が大きいし、また、バネを掛けている歯が傷みそうなので殆ど外した状態です。ネットで検索して、○マ○○デンチャーを見つけたのですが犬歯より奥の無い私には難しそうなんですね。一度見ていただきたいのですが電話で予約を取ればいいのでしょうか? 宜しくお願いいたします。】

1月28日初診で来院。
デンチャーの改造を行いました。
下にその過程と義歯の採点(患者自身の申告)を示します。
常識のある懸命な患者の真面目な証言です。

@ そのまま装着をしました。・・・20点
A デンチャーの外形を相当小さくしました。・・・25点
B (4番のワイヤークラスプの頬側アームを(    #1          )・・・60点
C (3番のワイヤークラスプの頬側アームの先端から1/3を除去して短くする)・・・60点
D (3番のワイヤークラスプの頬側アームを(    #2          )・・・80点
E リベース(リライニング)をした・・・100点
F (    #3       )・・・120点
#1.#2.#3を埋めてください。

       
       
       
       
       
   
 
208の回答
A先生 1・・・ カット
  2・・・ カット
  3・・・ 床外形を粘膜と移行的に修正した。
B先生 1・・・ キーに変えた。
  2・・・ ミラクル用に曲げた。
  3・・・ 3番4番にカベをつけた。
C先生 1・・・ 1/3ほど残して切断
  2・・・ さらに短くし、フック状にする
  3・・・ 3番クラスプの舌側を切断し さらに床の形態を整えた。
D先生 1・・・ 先端から2/3を除去して短くする.
  2・・・ プライヤーで 歯牙に添わせる。
  3・・・ 咬合を調整した
E先生 1・・・ カットしてミラクル三角にする
  2・・・ きつく締める
  3・・・ 舌側にカベまたは34間にフック
F先生 1・・・ レストからカット
  2・・・ フック様に残す
  3・・・ 4|の遠心のカベの充実(少し頬側に伸ばす) またはミラクルXを追加
G先生 1・・・ 切断した
  2・・・ レジンで埋める
  3・・・
H先生 1・・・ 切断除去
  2・・・ 歯頚部1杯まで修正する
  3・・・ 右下7の咬合面の削合
T先生 1・・・ 1/3だけ残して切断する
  2・・・ 34間のレストのみ残して切断した
  3・・・ 3番4番舌側と、4番遠心の壁を充実させる
J先生 1・・・ 先端から3分の2除去して短くする
  2・・・ 少ししめる
  3・・・ 4の壁を充実させる
K先生 1・・・ ほとんど取り除く
  2・・・ ほとんど取り除く
  3・・・ 4の遠心に壁を作る
L先生 1・・・ カット
  2・・・ カット
  3・・・ ミラクル]に壁
M先生 1・・・ 完全に切断
  2・・・ 4分の3切断
  3・・・ 4の近遠心(口蓋側も)に、レジンで壁を作る
N先生 1・・・ 先端から1/3除去して短くした。
  2・・・ 殆ど切ってフックのように
  3・・・ 4|クラスプのレスト部分を削除した。
O先生 1・・・ 4番の頬側アームを、切断してレジンで口蓋と隣接面に壁を作る。
  2・・・ 3番の頬側アームを、切端を越えたところで、切断する。
  3・・・ 解りません、維持力が不安なので、安定剤を使用する。4番をキーにして、34間にフックというような、イメージなのでしょうか?
P先生 1・・・ 短くする。そしてミラクル三角を作る。
  2・・・ 内側に曲げる。
  3・・・ 研磨。フィットチェッカーであたりを取る。
Q先生 1・・・ 1/3除去する
  2・・・ 2/3除去する
  3・・・ ミラクル三角にする。
R先生   見学していたため回答はひかえます。
S先生 1・・・ 除去した。
  2・・・ ミラクル様にした。
  3・・・ 床の厚みを薄くした。
T先生 1・・・ カットしてミラクルXに変更
  2・・・ さらに短くしてフックの形態にする。
  3・・・ 口蓋側の床を大幅に短くする。
U先生 1・・・ すべて除去した
  2・・・ さらに1/3除去して短くする
  3・・・ 4番のワイヤークラスプの舌側アームをプライヤーで調整した
V先生 1・・・ 先端から1/2を除去し、ミラクル三角を作る。
  2・・・ さらに先端から1/3を除去する。
  3・・・ 口蓋側の床縁を薄くし、粘膜に滑らかに移行するようにする。
W先生   2/11のFG講習会で、答えを聞いてしまいました。
]先生 1・・・ 除去してミラクル]を付ける
  2・・・ 除去する
  3・・・ 義歯の安定剤を用いる
Y先生 1・・・ 除去する
  2・・・ 除去する
  3・・・ 4番の遠心頬側に]をつける
Z1先生 1・・・ カットする
  2・・・ カットする
  3・・・ 上顎結節部をカットした
Z2先生 1・・・ 除去して、ミラクルエックスにする
  2・・・ あと1/3短くする
  3・・・ 3番の口蓋側アームと4番のレストを除去する。
Z3先生 1・・・ 先端3/1を切って短くする。
  2・・・ 全て切る。
  3・・・ 4番の部分をミラクル三角にする。
Z4先生 1・・・ カットしてミラクル]を付ける
  2・・・ 少し残してカットしてフックのかわりにする
  3・・・ デンチャー外形必要最小限に小さく、薄くした
Z5先生 1・・・ 先端から1/3を除去して短くする
  2・・・ Lフック状に残して除去する
  3・・・ 4番のクラスプのレストを除去する
Z6先生 1・・・ 1/2カット
  2・・・ 2/3カット
  3・・・ 薄く、小さく研磨
Z7先生 1・・・ 切断する
  2・・・ 頬側外則に2ミリ残してフック状になるように切断する
  3・・・ 4番のクラスプをすべて外し4番遠心にレジンの壁でロックを作る。
Z8先生 1・・・ 2/3カット後下部アンダーカット部にレジン
  2・・・ フックに改造
  3・・・ 床外形、厚みを整え咬合調整
Z9先生 1・・・ レストと共にカットし、リベース材でミラクル三角を付与。
  2・・・ カットし、フック様に残せるところだけ残す。
  3・・・ 4頬側にミラクル]付与
Z10先生 1・・・ 切る
  2・・・ 先端から半分を除去する
  3・・・ 4番のレストを削る
Z11先生 1・・・ カットしてミラクル]にする
  2・・・ 2/3カットしてフックにする
  3・・・ 咬合調整
Z12先生 1・・・ 先端からカットする。
  2・・・ #1と同様にする。
  3・・・ 4番の遠心面にカベをつくり、コーヌスデンチャーのように4番の冠を内冠として即充レジンで外冠を作製し下顎と咬合させ維持する。
Z13先生 1・・・ 2/3カットする
  2・・・ カットしてフックのようにする
  3・・・ 厚みを薄くした
Z14先生 1・・・ 短くする
  2・・・ アンダーカットへ入れる
  3・・・ 咬合調整
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■207の問題 20.1.20

突然、予約も無く飛び込んできた患者である。
上顎を何とかしてほしいとの事。

21|1234の残存。2|が少し動揺している。その歯牙を抜去をしたくないのが、この患者の第一の願望である。
|567にはアタッチメント義歯。右側にはお気の毒と言えそうな一本義歯がしんどそうに入っている。
もちろん、|4には♂の装置が付いている。

#1・・・・・この症例で一番のネックは何ですか?
#2・・・・・まず何からどうすべきか、思いつくことを自由に簡潔に、順番を付与して述べて下さい。

この問題は、そのアタッチメントの義歯を、いつミラクルに置き換えるかを求めています。
端的に言えば、アタッチメントの義歯では噛めています。もし噛めない時期があるのなら、その反対側だけでもミラクルを装着出来ないかと迫ってきます。つまり、今以上に不具合になるようなことは、決してこの患者には許されません。  説明をしっかりとしなければ、どこかで誤解を生み中止に追い込まれることもありえます。 ミラクルの権威をかけてでも両側でのデンチャーを装着すべきです。うまく装着までたどり着く過程を思い浮かべて回答を下さい。

       
       
       
 
       
207の回答
A先生 1・・・ |4の♂の装置はずし ワイヤークラスプをかける
  2・・・ 2|にかかる 義歯の4のワイヤークラスプはずし模型上で両方つないで 1床義歯とする。
B先生 2・・・ 左上4のアタッチメントを削り飛ばして、ピンクの即重をお団子にして患者の口腔内で薄く広げて床の元を作り肉付けして人工歯を並べリベースする。
C先生 1・・・ まず、左側のアタッチメントをこわさないで、従来の義歯を使用できるようにしておく。
  2・・・ ・アタッチメントを残したまま、ミラクルデンチャー(両側)的なものをパイロットデンチャーとして製作、経過をみて本義歯に
D先生 1・・・ アタッチメントの義歯をそのまま利用するか、アタッチメントを取ってミラクルにもっていくか。
  2・・・ 6543|を床を含めて増歯、前方パラタルバーまたは床でつなぎアタッチメントの着脱方向を維持しながら  2|に壁を作りつつリベース。
E先生 2・・・ 1.左右の義歯を連結  2.右義歯をミラクルに改造  3.右上567を増歯  4.リベース
F先生 1・・・ アタッチメント
  2・・・ 患者さんの要望でテンポラリーで右上に片側のミラクルをセットしてよく咬めることを自覚していただき本当は両側の義歯が安定する旨を説明します
G先生 1・・・ |4には♂の装置
  2・・・ 1 デンチャー 3| と |567 を使ってデンチャーの改造     2  2|の部分をミラクル三角 3 7654| 床レジンで作製    4 補強線を馬蹄形にいれ、左右デンチャーをつなぐ
5 時間があれば  ミラクルデンチャー 印象 咬合採得    |4 ♂の装置は残す
H先生 1・・・ 左4遠心にあるアタッチメントの雄部
  2・・・ @右側2の動揺は外傷性咬合によるものと思われのでまず咬合調整を行う。 Hysが強ければ根管治療を行う。
A右側5の残根の除去
B右側臼歯部の咬合支持が失われているためミラクルデンチャー様のテンポラリー義歯を装着し咬合の安定を図る。この際左側のアタッチメント義歯はそのまま使用する。
C右側2の動揺が落ち着き右側での咬合もある程度可能になったところで両側のミラクルデンチャーに置き換える。
T先生 1・・・ 右上に大きな欠損があるのに、左臼歯部アタッチメント義歯を使用しながら進めなければならないことと思います。
  2・・・ 2|=キー。|4=カマ →右欠損のミラクルデンチャー。
J先生 2・・・ 右上76543のミラクルデンチャーを作成する。 右上2にキー パラタルバーを伸ばし 現在の義歯につなげるようにしておく。アタッチメントをロックにし、装着できるようにする。その後新作に、 アタッチメントを利用するか否かは、患者の希望するところにも寄るが、除去に理解を示すなら、フック+ミニタッチでロックを得る
K先生 1・・・ 2」を残してデンチャーをつくる。
  2・・・ この印象で4567」に即時重合レジンで人工歯を並べて既成のパラタルバーでアタッチメント義歯とつなぐ。 仮義歯として使ってもらいながら、新製へ
L先生 1・・・ 片側義歯である点(口蓋のバーを切ってある)
  2・・・ まず、右上の6番まで、1本義歯を使って増歯する(右下7番の延長ブリッジは67間で切断する) 左右で噛めるのを確認  口蓋にワイヤーを曲げ、左右の義歯をつなぐ(ミラクル様に修正)  必要に応じてリベース、咬調。  仮のデンチャーで使えそうなら、ミラクル新調
M先生 1・・・ 片側の義歯をパラタルバーが小さいとは言え,両側の義歯にしなくてはいけない事.
  2・・・ 1,2が多少動揺していてもミラクルデンチャーでは心配ない事を説明して安心させる.
2,両側のタッチがミラクルエックスのテンポラリーデンチャーを作り,慣れさせる.
3,慣れたところで本義歯を作る.
N先生 1・・・ |4にアタッチメントのポッチがついていること
  2・・・ @|4のポッチははずせないので2|KEYにして|4のアタッチメントをロックとしてまず仮義歯をつくる。
Aそれで良さそうならば|4のポッチを切断してカマ、フックなどに変える。
Bそれでよければ新調へ。
O先生 1・・・ 仮義歯を作るときに現在の義歯を利用できない。
  2・・・ @アタッチメントの♂を除去。 A印象採得、咬合採得、咬合器装着。 B模型上に即時重合レジンで床を つくり、人工歯を並べる。Cリベース。 Dミラクル]をつけて、仮義歯装着。
P先生 1・・・ |4 にアタッチメントが付いてること
  2・・・ アタッチメントを取り除く→仮義歯(ミラクル風)を作る→印象・バイトをとりミラクルデンチャー作製
Q先生 1・・・ |4 の形態
  2・・・ 仮義歯→印象・ロー提→両側ミラクル本義歯
R先生 1・・・ 両側性の義歯にした時今より違和感が出る?
  2・・・ 左右の義歯をCバーで繋げて4567|増歯 2|ミラクルXでキー、|4のアタッチメントをロックにする。
S先生 1・・・ アタッチメントが片側
T先生 1・・・ 一番のネックは左上4のアッタッチメント部です。
  2・・・ 左上3・4のクラスプの印象をとり、アッタッチメント部を削除して義歯修理。その後デンチャーの印象に入ります。
U先生 1・・・ |4 の形態
  2・・・ |4 を新調→仮義歯→本印象→MD作製
V先生 1・・・ |4遠心側にある♂の装置
  2・・・ まず、仮義歯を製作するために、印象、バイトを採ります。仮義歯を装着するときに、|4の♂の装置を削合して、セットします。それから、新たに印象して、ミラクルデンチャーを製作します。
W先生 1・・・ |4 に装置が付いている
  2・・・ 右側に片側の仮義歯→アタッチメント撤去→左側に片側の仮義歯→両側ミラクルデンチャー
]先生 1・・・ 2|の動揺歯
  2・・・ デンチャーを外した状態で印象後76543|の即時義歯作製
Y先生 1・・・ 76543|の義歯を作製して、今装着しているアタッチメント義歯にうまく連結させる事
  2・・・ 模型上で3|の一本義歯に増歯延長して76543|とし、ミラクル様にする。両側の義歯を補強線を入れた   床で連結する。後、うまく着脱出来るように調整する。
Z1先生 1・・・ |4にアタッチメントの♂が付いているのでリベース、カベの充実がむずかしこと。
  2・・・ まず、アタッチメントをこのままで76543|567のミラクル様仮義歯を作る。問題ないとなればアタッチメントを除去し、本義歯を作る。
Z2先生 2・・・ |567のアタッチメント義歯に問題がないのであれば、これをロックとして暫間ミラクル様義歯を作製して 両側にわたる義歯が可能かどうか確認する。その上でさらに良いものを望むならメタルプレートのミラクル デンチャーを作製する。
Z3先生 1・・・ アタッチメントのメールがついたままだと|4に完全なタッチを設定できないこと。
  2・・・ 2|ミラクルタッチ、|34間フックの設計で76543|567の義歯を製作。セット時にアタッチメントのメールを カットしレジンで|5   近心の壁を充実、ミラクルXを|4に追加すればよいでしょう。ですから、初日、印象バイト。次回ミラクルデンチャーセット。
Z4先生 1・・・ アタッチメントには患者が満足していること。
  2・・・ 模型上で7〜3|に人工歯と口蓋に床をつくって、口腔内でアタッチメントに付ける。2|にミラクル]を付ける。その後にアタッチメント部をミラクル様に改造する。
Z5先生 1・・・ |4の歯冠形態
  2・・・ 7654|増歯 |4口蓋側の腕切断 模型上で左右連結 2|ミラクル三角でキー |4アタッチメントをロックとする   |4口蓋側面壁をレジンで着脱し易い案配に調整 リベース 咬合調整   次回 |4切断除去して通常形態の冠の印象 Tek  義歯調整    次次回 冠装着 本義歯印象バイト 仮義歯 2|4タッチで調整   4回目 ミラクルデンチャーセット
Z6先生 2・・・ 2つの義歯を床用レジンでつなぐ。2|にミラクル三角をつかい7〜3|に即重レジンで人工歯をつくる。 アタッチメントはロックに使う。
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■205の問題 19.1.6

年末、大阪市内からの患者のメールです。
こんにちわ。○○と申します。凄く悩んでメールさせて頂きました。
私45歳の独身で歯周菌で上が総入れ歯で食事が食べれなくて精神的に落ち込んでおります。何を口にしても味が無くずっと気分が悪く、近くの医者にインプラントを進められておりますが、凄い金額で悩んでおります。インターネットで先生のホームページ拝見させて頂きました
ミラクルデンチャーとゆう入れ歯があるのを見つけてメールさせて頂きました。上の歯は1本もありません。総入れ歯でもミラクルデンチャーは可能ですか。
先生助けて下さい。お願いします。 (原文)

ミラクルはあくまで歯が1本無ければ、つまり総義歯には適応出来ません。
しかし、この患者を無視することは、ミラクルの精神に反することになります。
そこで、私は、とりあえず来院させることにしました。
丁度、2日前の土曜日に、上顎前歯3本を抜去。骨造成のための処置を受け、17糸の縫合がなされていました。
その前歯3本を抜くと同時に、写真のフルデンチャーが装着されたそうです。 かなり分厚い総義歯でした。
上顎で、総額500万ということです。
そこで、私は、1回目にあることをしました。患者は、それほど喜んではいませんでした。
2回目にまたあることをしました。今度は少し喜びました。
3回目にまたまたミラクルの考えで、2回目にしたことをより進めました。今度は、涙、心からの最高の喜びを表現していました。
#1・・・・・1回目は何をしたと考えられますか?
#2・・・・・2回目は?
#3・・・・・3回目は?
#4・・・・・何を考え、思い切り良く3回目に至ったか (ミラクルで言うところのキー、ロックをどのように求めたか)
       を自由に述べてください。

結局、この患者は、次の日も来院し、また3回目に来院した時も涙で喜びを表現していました。
恐らく、この患者は現状を喜んで、明るく生活出来ることと思われます。
ミラクルを知ることが、こうした事にも応用出来るのかと、今更ながら理解出来た症例でした。

       
       
   
       
205の回答
A先生 1・・・ 後縁の削合、BT5ミリ程下げる。
  2・・・ 3から3の口蓋部を薄くした。
  3・・・ 3から3の唇側床を歯頚部まで削合した。
  4・・・ 床は小さいほどいい
B先生 1・・・ 口蓋すう壁を削る。
  2・・・ 口蓋の奥を削る。
  3・・・ さらに削り進める。
  4・・・ 右上の上顎結節をキー左上の前歯部のアンダーカットをロックに。
C先生 1・・・ リベース 義歯表面を削り義歯を薄くする 研磨
  2・・・ 義歯の吸着が損なわれないように口蓋床を削除
  3・・・ 頬側床縁をぎりぎりまで延ばし、口蓋床をもっと削除
  4・・・ 前歯部歯肉頬移行部のアンダーカットが大きいのでこれをキー頬側床縁をしっかり封鎖し吸着を求めロックとした
D先生 1・・・ 分厚い口蓋雛癖部を薄く削った
  2・・・ 上顎口蓋後縁部を少し短くした
  3・・・ 無口蓋義歯にした
  4・・・ 前歯部の歯槽骨のアンダーカット部をキーに上顎結節部にロックを求めた
E先生 1・・・ 適合の調整、少し薄く
  2・・・ 口蓋を少し小さく
  3・・・ ・リベースして口蓋を抜いた。
  4・・・ 上の義歯を、前歯部から斜めに入れる。前歯部の顎提のアンダーカットを利用する。・・キーのように。
F先生 1・・・ 口蓋すう壁の除去
  2・・・ 頬側辺縁の拡大
  3・・・ リベース
  4・・・ 口蓋の削除
G先生 1・・・ 応急的なリベース。
  2・・・ 口蓋をミラクル様にある程度、削除する。
  3・・・ 更に、口蓋をミラクルデンチャーに(無口蓋義歯)・・・リベースして。
H先生 1・・・ 適合不良と思われるので はすれにくくするため ティッシュコンディショナーをいれた。
  2・・・ 分厚い床を 薄くし、 床の表面の 単一平面化 人工歯のバイトアップ
  3・・・ 2回目と同じ
  4・・・ FDが 簡単に脱落しないようティッシュコンディショナーをいれ かつ 必要最小限の床の大きさにする。また 適度の口腔内ボリュームを確保すること。
T先生 1・・・ 咬合改善 2回目 T,C 3回目 床口蓋削除 4回目 床外形を修正(ニュウトラルゾーンの考慮)
J先生 1・・・ 1床を少し小さくしてリベース
  2・・・ またまた口蓋後縁の床を削除してリベース
  3・・・ ほぼ無口蓋の状態にして金属補強版をはりつけティッシュコンまたはソフトライナーを使用する無論人工歯部はがっちりかませる
  4・・・ キーは前方部 ロックは歯槽後縁部に求める
K先生 1・・・ 分厚い義歯ということなので削合して薄くしてみた。
  2・・・ 辺縁をリベースして後縁を短くした。
  3・・・ さらに辺縁を延長し、口蓋を抜く形態に。
  4・・・ 写真をみると、前歯部骨造成部分にunder cutがありそうなのでそこの部分に床縁をいれこみ(キー) 後臼歯結節部分でロックとなるようレシンを付与
L先生 1・・・ 後縁を少し、短くした。
  2・・・ 写真が前歯部なので、ここを開窓した。そんな訳ないですよね。
  3・・・ 無口蓋にした。
  4・・・ ミラクル理論が初めてでまだ、解りません。
M先生 1・・・ リベース
  2・・・ 床縁を出来るだけのばす
  3・・・ 口蓋をぬく
  4・・・ 床縁を出来るだけのばす事で歯槽提を両側からつかむようにした
N先生 1・・・ 厚みを薄くした
  2・・・ 口蓋を抜いた
  3・・・ リベースをして床をのばした
  4・・・ 前歯部の床をのばしてキーとした
O先生 1・・・ 口蓋皺壁を少し落とした。
  2・・・ 口蓋皺壁を落とすと同時に床を薄くした。
  3・・・ 口蓋部を大胆に小さくした。
  4・・・ 維持を上顎結節部に求め、キー、ロックの考えをそこに反映した。
P先生 1・・・ 簡単なリベースと咬合調整
  2・・・ 床外形の決定、厚みの調整
  3・・・ しっかりとしたリベースと咬合調整
  4・・・ リベース
Q先生 1・・・ リベースをして口蓋をくりぬいて薄くする。
  2・・・ 口蓋雛壁部分を削合
  3・・・ 上顎結節部分を削合  患者さんが、いかに快適にかつ最小限の労力で自分の体の一部として使っていただけるかということ。
R先生 1・・・ 厚みを薄くした
  2・・・ リベースで床をのばした
  3・・・ 口蓋を抜いた
  4・・・ わかりません
S先生 1・・・ 床を全体に薄く削る。
  2・・・ 口蓋部を削る。
  3・・・ わかりません
  4・・・ わかりません
T先生 1・・・ 厚みを薄くした
  2・・・ リベース
  3・・・ 口蓋をぬいた
  4・・・ リベースをしっかりしていれば前歯部で維持がとれると考えた
U先生 1・・・ リベースをする
  2・・・ 口蓋部分の床を少し削合する
  3・・・ さらに床を削合して、リベースする。
  4・・・ 唇側及び頬側の顎堤をキーと考え、上顎結節部分をロックと考える。
V先生 1・・・ フルデンチャーの厚みをなくした
  2・・・ リベース
  3・・・
  4・・・ 辺縁をのばし顎提
W先生 1・・・ リベースと咬合調整
  2・・・ 口蓋部を取り除く。
  3・・・ 前歯部口蓋側と最後臼歯遠心部をミラクルと同じように小さくする。また、口蓋の床を薄くする。
  4・・・ 骨造成がなされ、顎堤は良好なように思われる。 口蓋の床を小さくしても唇側、頬側の床縁を長くすれば維持が得られると考えたため。
]先生 1・・・ 舌側面のヒダを平らにした。
  2・・・ 口蓋の床縁を少し短くした。
  3・・・ 口蓋をくりぬいた。
  4・・・ わかりません
Y先生 1・・・ ティッシュコンディショニング
  2・・・ ある程度口蓋を抜いて頬側に伸ばしTC。
  3・・・ 完全に口蓋を抜いて頬側に床を伸ばしトクソーリベース
  4・・・ 左右頬側を伸ばしてキーとロック に。レジンをうまく使う
Z1先生 1・・・ 口蓋皺壁のでこぼこを削除した.
  2・・・ 研磨面を薄くした.
  3・・・ さらに研磨面を薄くして,かつ床後縁を吸着が可能なぎりぎりまで短くした.
  4・・・ 自分の歯と同じ様に感じさせる事をかんがえて,必要最低の床の大きさにする事.
Z2先生 1・・・ リベース
  2・・・ 床の外形を小さくする
  3・・・ 口蓋抜き
  4・・・ 上顎前歯部の顎堤が造成されているので床を小さくしても維持が取れるから
Z3先生 1・・・ 上顎の総義歯をくり抜き、床縁を小さく削除した。
  2・・・ 厚みがあるので、床を削って薄くした。
  3・・・ 最後にリベースと咬合調整。
Z4先生 1・・・ 口蓋部を薄くする
  2・・・ 床縁を過不足の無いように調整
  3・・・ 口蓋を抜き、無口蓋とする
  4・・・ 前歯部の顎堤のアンダーカットをキ−とし、臼歯部頬側の床縁をやや伸ばしてロックとする
Z5先生 1・・・ 口蓋部をくり貫き、口蓋側を削合して可及的薄くした。
  2・・・ 頬側臼歯部にレジンを添加して床縁の厚みを増した。
  3・・・ 前歯部の治癒の程度によりレジンまたはソフトライナーでリベース。
  4・・・ 歯槽堤の前歯部唇側のアンダーカットをキーとして、臼歯部頬側床縁の筋圧維持をロックとして義歯の 維持を図る。
Z6先生 1・・・ 口蓋すう壁部を削って薄くした。
  2・・・ すう壁部を可能な範囲でくり抜いた。
  3・・・ 無口蓋義歯にした。(前歯部顎堤がキー、臼後結節がロック)
Z7先生 1・・・ リベース辺縁を延ばした
  2・・・ 床を薄くした
  3・・・ 口蓋部分を削った
  4・・・ キー  前歯部の歯槽骨を前方からカバーしてアンダーカットに入れる  ロック  臼歯部の歯槽骨のアンダーカットに抵抗があるようにデンチャーを挿入できるようにしてそこをロックにする
Z8先生 1・・・ 口蓋部を薄くした。
  2・・・ 口蓋をぬいた。
  3・・・ リベースして頬側の床縁を拡げる。
  4・・・ 口蓋をぬくことによって、患者は味覚がよくなり、軽くなったと感じる。 頬側の床縁を伸ばすことによって、床の維持をよくする(ロックの考え方)   キーの考え方は、リベースのとき義歯を前方から後方に入れていく方向性にあるのではないかと思われる。
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■201の問題 19.11.25

パーシャルデンチャーの講習会がありました。
咬合支持が喪失していて上下ともに大きな有離端欠損を有し、かつすれ違い咬合を呈し、
有離端欠損部に対合歯が噛みこんでいるといった症例が示されました。
この症例は非常に困難であるとの講義内容でした。
さてミラクルではどうでしょうか?

#1・・・・・ミラクルで対処するのに容易、困難の何れかで答えてください。
#2・・・・・レントゲンフィルムからその設計が浮かびますか?  浮かぶ、浮かばないで答えてください。
#3・・・・・その設計に自信のある先生は、是非、簡易明瞭に述べてください。 

       
 
       
201の回答
A先生 1・・・ 比較的困難
  2・・・ あまり浮かばない。
  3・・・ 自信は無いが、、、 上顎 左2にキー 左56間にフック 7にミニタッチ
B先生 1・・・ ミラクルでは、鈎歯の形を変えないので容易な設計に思えますが?経験がないので予後がいいか悪いか分かりません
  2・・・ 何となく浮かぶ。
  3・・・ 上顎 |2スーパカマ |6ミニカマ|345間にフック2本 下顎 6|スーパカマ 456|間にフック2本  |23間にフック    自信は全く有りません。
C先生 1・・・ 容易。
  2・・・ 浮かぶ。
  3・・・ 残存歯は骨植堅固であるから、まず下顎のPDを残存歯の高さで作り、その後上顎のPDを作製。
D先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 上顎|2にキ− |6にロックとして、カマ、フック  下顎|1にキ−、ロックとして、76|間、65|間にフック
E先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ ミラクルタッチでキー。フックでロック。
F先生 1・・・ おそらくミラクルなら容易なのでしょう。
  2・・・ 浮かびません。
G先生 1・・・ 困難
  2・・・ 浮かびません。残存歯の挺出にいかに対処するか。・・これは無視するのでしょうか?
H先生 1・・・ 困難(咬合が決まってしまえば容易)
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 自信ありません
T先生 1・・・ まだミラクルを始めてもいないので、容易か困難かは分かりませんが、従来の義歯の逆(維持の方法が)の設計ができることを考慮すると十分対応可能かと。
  2・・・ すれ違いになっている欠損側の歯牙に歯頚部より支えるキーをもってゆき上顎は左上6に下顎は右下7にロックとカマ?をもっていきそれぞれ近心よりの歯にフックを付与というのはどうでしょう。
J先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かばないが アンダーカットは 十分あるので 端の歯のアンダーを利用するのだろうと思います。
K先生 1・・・ ミラクルでも難しいと思います。
  2・・・ 経済的に許せば、コーヌスにします。それがだめならばできるだけ床を広くして、ワイヤークラスプで逃げます。
L先生 1・・・ 困難
  2・・・ 浮かぶ。
M先生 1・・・ ミラクル標榜である以上、“容易”である、と期待」します。
  2・・・ 設計が可能でなければならない、と思います。
N先生 1・・・ クリアランスがないという意味では困難
  2・・・ 浮かぶ
O先生 1・・・ ミラクルなら容易である!
  2・・・ 浮かびません・・・・。
P先生 1・・・ 多少困難
  2・・・ 有る程度浮かぶ
  3・・・ 上顎|6カマ |34と|45にダブルフック|2タッチ  下顎|2タッチ 45|と56|にダブルフック
Q先生 1・・・ 容易と思われる
  2・・・ 浮かびます
R先生 1・・・ 困難
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 自信ないが、設計 咬合挙上(正常高径まで上げる)  上顎|2にミラクルタッチ、|56にフック |6にロッククラスプ      下顎2|にミラクルタッチ、54|にフック、7|にロッククラスプ
S先生 1・・・ ミラクルゆえ容易と思う。
  2・・・ 設計が思い浮かばない。
T先生 1・・・ 容易と思われる
  2・・・ 浮かびます
U先生 1・・・ ミラクルにする事自体は困難ではないと思います.
  2・・・ 浮かびます
  3・・・ 上顎2にキーのタッチ,45間にフック,6にミニカマ.下顎左1にタッチ,45間にフック,7の遠心にミニ   カマ.出来れば,上顎の歯牙は補綴により歯冠を短くする方が良いと思います.
V先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
W先生 1・・・ 困難 (これと同じ様な症例でミラクルで作ってもらいましたがどうしても転覆して外れます)。
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 1)上顎無口蓋義歯で|2ミラクルタッチ、 |45スパー |6ハーフタッチ |2−6間キャストバー 2)下顎 2|にミラクルタッチ  7|ミラクルハーフタッチ  |45間フック |2−7間キャストバー
]先生 1・・・ 容易なんだと思っています
  2・・・ 一応浮かびます
Y先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 上顎 |2キー、|6カマ、|45ショートフック    下顎 |2キー、54|フック
Z1先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
Z2先生 1・・・ 容易か分からないが、対応できる
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ |2タッチ、|6ミラクルカマ、|34間フック
Z3先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 咬合挙上を行えば、ミラクルデンチャーでは通常の設計
Z4先生 1・・・ 容易 (実際に他院でさじを投げられたすれ違いの患者さんがミラクルで満足されました。)
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 上顎 |2キー |45フック |6ミニカマ   下顎 |2キー 54|フック
Z5先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かばない
Z6先生 1・・・ ミラクルで対処するのに容易。
  2・・・ レントゲンフィルムからその設計が浮かぶ。
  3・・・ 自信はありませんが、浮かんだままを書いてみます。上は|26 にカマ、|34 と |45 にフック 下は|2 にスーパーカマキー、76|と 54|にフック
Z7先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ |2MT(KEY)、|6カマ。|56間ショートフック。 |3MT(KEY)、7|カマ、67|間ショートフック。
Z8先生 1・・・ 容易
  2・・・ 思い浮かぶ
  3・・・ 上顎 |26ツインカマキー、|34間にフック  下顎 |3カマキー、7|カマ、65|間にフック
Z9先生 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 今まで作っていただいたものを参考に設計すればいいと思うが、そのまま歯牙の形態を使うため着脱方向などから、多少設計が変わり、一つではないので単純には難しいと思います。
Z10先生 1・・・ ミラクルタッチなどを利用するので、歯牙への負担がクラスプと異なるので容易になる場合はあると思います。
  2・・・ 浮かばない
Z11 1・・・ 容易
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 上顎:|2ミラクルタッチ、|45、|56ツインフック、|6カマ 下顎:|3ミラクルタッチ、65|フック、7|カマ
Z12 1・・・ 容易である。
  2・・・ 浮かぶ
  3・・・ 上下顎ともキー、フック、カマ等を適所に配置しリッジドに作製し咬合高径を回復した上で側方圧をコ     ントロールできれば問題は解決すると思われる。
 
ミラクルを求めて日本国中から来院する患者の中で、この問題のような患者がいたとしても、不思議ではありません。 日常経験するパターンの1つに過ぎません。
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■204の問題  19.12.29

大阪市内からの患者からのメールです。

はじめまして、先日近所の歯科に行き治療をしてもらっています、しかし上の歯は総入れ歯で下も部分入れ歯になります、といわれショックを受けています、上は3本しか根は残っておらず下は5本です。ホームページを見させていただき、私のようなものでもミラクルデンチャーとやらをしてもらえるのかな?と思っているしだいでございます。どのくらい費用がかかるものか詳しいことをお教えいただきたく思います。  (19.6.12)

来院時、どこから手をつけるべきか、一瞬めまいを覚えました。
#1・・・・・大筋の治療計画を簡単明瞭に述べてください。
#2・・・・・本日初診でどのように対処しますか?    上顎、下顎に分けて述べてください。

       
       
       
       
       
     
 
204の回答
A先生 1・・・ 下顎デンチャーをまず作って咬合を確保、上デンチャー修理して隙間を埋める。
カリエス処置、歯冠補綴、ミラクルデンチャー
  2・・・ 下顎デンチャー印象   上顎デンチャー修理
B先生 1・・・ |2はExt。|4,5は根治しFCKに  2|はC処置し上下PDをつくる。
  2・・・ 上 旧義歯の前歯を切り取り反対咬合でなく前に出したところで固定する。
下 旧義歯がないので模型上で筆積みでつくる。
C先生 1・・・ どの歯も抜かなくてよいのでは?    まず今のデンチャーをミラクル様に改造して、咬めるようになったらENDOなりCRなりして残存歯の治療が終わったらミラクル新調
  2・・・ 上顎は5|4をミラクル三角にかえる。   下顎は仮義歯を作成
D先生 1・・・ まず、仮のミラクルデンチャーを使ってもらい、咬合関係を決めていく。  だめな歯は抜歯を行い、その間残せる歯の根治、補綴を行っていく。  その後、ミラクル新調。
  2・・・ 上顎2|のカリエス除去後CR充填、|4567Brを|7だけ残して|67部で切断 42|7を支台歯として、旧義歯をミラクル様に改造、増歯。   
下顎  |1はTEK作成、7−4|3−7の仮義歯作成
E先生 1・・・ 旧義歯の増歯改造、下顎の仮義歯を作成し噛めるようにしてから、根間治療、カリエス治療をする。最後にミラクルデンチャーで仕上げ。問題は反対咬合をどうするかです。補綴で解決できるなら正常咬合にします。
  2・・・ 上顎義歯の増歯およびミラクル様改造をする
下顎は仮義歯の印象 バイト
F先生 2・・・ 下顎は普通にミラクルデンチャーの印象を採る。2番は 残根上でも良いし、冠を被せてもいいと思います。上顎は 45は 残根上にします。上部をカットして旧義歯に増歯します。
以後 ミラクルデンチャーの印象を採ります。
G先生 1・・・ 低くなっている咬合高径を回復させた顎位のミラクル・デンチャーを新調する。  多分、|2は保存不可能で抜歯。|45は根がOKなら、根治ー支台―冠。
2|の根管処置ー支台−冠。下の|2 も同様。→ミラクル・デンチャー。
  2・・・ |7 の前でブリッジをカット。残根は表面を研磨(削合)し、印象。咬合採得(高径)。
時間が許せば、中川先生であれば、仮ミラクルデンチャー作製。と思います。
H先生 1・・・ まず、下顎デンチャーの作製、上顎、治療用デンチャーに改造   咬合・審美の回復
  2・・・ 下顎 デンチャー印象、バイト出来れば治療用義歯まで作製|1の根管治療をはじめる
上顎 |2456の増歯 と|7の部に維持装置
T先生 1・・・ 根管処置、Cr装着、上下パーシャルデンチャー
  2・・・ 上顎、2|2 根治、3|2増歯    下顎、|1 根治 たぶんここまでが限度かな
J先生 1・・・ パントモでは抜歯をしなくてはいけないような歯牙はないようなので(左上2は怪しいが,これだけではいまいちわからない.),まず根治根充をしてクラウンやブリッジを作製する.その後に義歯を作る.
  2・・・ 上顎は持参の義歯をミラクル様に改床する.下顎はテンポラリーを作製する.
K先生 1・・・ 上下仮義歯にて咬める状態にしてから、残存歯の治療を進める。 最後に上下ミラクルデンチャーの作製。
  2・・・ 上顎は現在の義歯に増歯し、ミラクル様に改造。   下顎は仮義歯作製。
L先生 1・・・ 上顎 42|2457根治or逆被蓋のままミラクルデンチャー |45ツインカマ(キー)、42|ミニタッチ(ロック)
下顎|2根治or3|キー 2|ロック
  2・・・ 上顎 24|4レスト除去 ミラクル三角 リベース |2orが出来るまで増歯
下顎 レジンでカベを作る即時義歯を入れる(ミラクルデンチャーU?)
M先生 1・・・ まず、上下額とも仮義歯を入れてあげることが最優先。バイトを修正しつつ、残す歯の治療をしていく。反対咬合は直せれば直して行きたい。
  2・・・ 上顎:入っている義歯を増歯してミラクル様に改造。3|2456を増歯する。2|は仮にでも詰めておく。
4|7を利用してミラクル様
下顎:ミラクル様仮義歯を作る。|1は人工歯をのせておいて治療していく。
N先生 1・・・ 上顎の増歯修理。|2は(上顎)抜歯。オーバーデンチャーのようにして、|457の根治、補綴をすすめる。 歯冠補綴のあと、ミラクル作製。
  2・・・ 今日は上の増歯修理。下顎のデンチャーの印象。
O先生 1・・・ (1)上顎は|45のクラウン|6のダミ−を除去|45を残根上として義歯を改造。 下顎は仮義歯作製し、ある程度顎位を決める
(2)上顎2| 下顎3|2のレジン充填。上顎|245下顎|1の根治  下顎75|の残根の抜歯
(3)仮義歯で顎位が決定したら、上顎|245の補綴、下顎|1を補綴。
(4)上下顎ミラクルデンチャ−の印象、バイト    (5)ミラクルデンチャ−セット
  2・・・ 上顎 義歯を装着したままをピックアップ印象で採り、ワックスを流して模型を作製  |45のクラウン|6のダミ−を除去  ワックスの模型上で|45の舌側の床部|26の床部を即重でつくる   |7にミラクル]を準備する。下顎の仮義歯完成後|7にミラクル]     即重で人工歯を作成後ある程度咬合調整その後リベ−ス、形態修正、研磨
下顎 印象にワックスを流して模型を作製、模型上で7654|34567の床部を作る。3|2にミラクルXを準備する  臼歯部にワックスを咬ませて高径を決め、片側ずつ人工歯をリベ−ス材で固定する。
3|2にミラクル]全体にリベ−ス。形態修正後、研磨
P先生 1・・・ 仮義歯の製作、残存歯の治療後に、ミラクルデンチャーの製作。
  2・・・ 上顎は、現在の義歯をミラクル様に改床する。   下顎は、新しく義歯をミラクル様に製作する。
Q先生 1・・・ まず|67間でブリッジ切断。|245削合。口腔内で直接、即重を現物合わせで|456部増床。3|2456増歯。
|7壁もしくはミラクル]を使い、キーとし、4|のクラスプが効くならそのままロックに使う。全体リベース。
1日目は上顎義歯の改造まで。次から先に下顎のミラクルデンチャ―を作り、噛めるようにしておいて、 2|245、|1の治療をすませて、上顎最終のミラクルデンチャ―を作ればよいでしょう。
  2・・・ #1に書いたとうり、上顎義歯の改造。下顎は次から。
(時間があれば、印象を採っておいて次までにバイトリムを準備します。)
R先生 1・・・ 上顎義歯修正、下顎暫間義歯装着   C処置、根管治療、補綴治療    最後にMDを作る。
  2・・・ 上顎:3|2追補、|7カマをつくる   4,2|をツインカマ様に改造、|4のクラスプはとる。あと床の壁を充実させる。
下顎:7〜4|3〜7の暫間のミラクル様義歯をつくる
S先生 1・・・ 上下顎の暫間義歯の作製とセット。上下顎の歯の治療と歯冠修復。
最後にミラクルデンチャーの作製とセット。
  2・・・ 上顎は旧義歯に追補してミラクル様にし、 下顎は暫間義歯を作製してセットする。
T先生 1・・・ #2の処置後上顎は|2と、|45はRCT後、補綴もしくは根面版に。  下顎も|1のRCT後、前装冠に。75|の残根は抜歯。その後上下ミラクル義歯を作製
  2・・・ 2|のCR充填、|4567のBrを|7で切断撤去して|45はとりあえず|2とともに残根上義歯に。
上顎はそこまでして旧義歯をミラクル様に改造
下顎は可能であれば(時間的に)そのまま印象、仮義歯作製、|1はTek
U先生 1・・・ 最終的には、上顎 |245、下顎|1の根管治療→補綴冠装着       上顎 76431|134、
下顎 7-4|3-7のミラクルデンチャー  反対咬合の改善に着手するのかは、私にはまだ分かりません。
  2・・・ 当日は、上顎:左側の不適ブリッジを|7の近心で切除。2|CR充填  7631|123456の仮床を装着
下顎;|1のTEK作製、7-4|3-7の仮床の装着
V先生 1・・・ まず、カリエスの処置  噛みあわせが出来るように仮義歯の作製
  2・・・ 上顎→L56間でBr切断 L6は単冠として残す  残根は義歯の維持安定のため 支台築造
下顎→上下ともにミラクル義歯の印象、作製。
W先生 1・・・ 上 2 | は充填。 上顎 76531 | 1〜6をミラクル様に増歯修理  下顎 7〜4|3〜7 の暫間義歯を作製して、その上で顎位の修正と安定をはかる。  下|1 の残根部は即重で歯冠を作っておいて根管治療後、前装冠。    上 | 2 は根管治療後、前装冠。  安定してから上下同時にミラクルデンチャー作製。
  2・・・ 上顎 : 上 2 | は充填。 4| クラスプ除去、3 | 2456 増歯。 | C56 除去   7 | にミラクル] で スーパーカマキー 、42 | クラスプの頬側アームとレストを除去してダブルカマロックに修正
下顎 : |1 の残根部は即重で歯冠Tek。  時間があれば即時義歯作成。  なければ次回セット。
]先生 1・・・ 上顎 CR充 旧義歯増歯ミラクル様に改造 根治必要な歯の治療・補綴 最終MD作製
下顎 仮義歯作製  最終義歯作製(MD) |1根治
  2・・・ 上顎2|CR充 |45切断 3|2456増歯 4|キー |7ワイヤークラスプで旧義歯をミラクル様に改造
下顎 ミラクル2で仮義歯作製
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■210の問題 20.3.2

設計問題2つです。
#1・・・・・某医院からの下顎|4567欠損で、|4に歯冠形成された状態(コーヌス?)はそのままで作製という指示です。       さてどのようにキーを考え、ロックをどのように求めますか?
#2・・・・・残存歯が|12345の症例です。  奇抜な脱着を想定する設計で臨みました。
      さてその奇抜から如何なる設計を思い浮かべますか?

       
       
210の回答
A先生 1・・・ 左下4にFCK?+3にミニタッチ(キー) 右側54間にフック
  2・・・ 15にツインカマ+34間にフック
B先生 1・・・ 7|にカマでキー、34|間にフック |4のコーヌスは上から被せロック
  2・・・ 浮かびません
C先生 2・・・ ツウィンカマ?
D先生 1・・・ 7|にカマキー、54|か65|にフック |3はワイヤークラスプにして右側は上から落とすようにセットする。 セットした後に、口腔内でクラスプを短く調節する。
  2・・・ |1|5にカマ、|34と|45にフックで|1の位置をあわせてから、舌側から頬側に義歯を回転させる様にして装着する。
E先生 1・・・ 左4番にジャケット冠の外観でロック装置。(挿入方向の近心から舌側にかけては窓が開いてる形) 右下7番にキー。
  2・・・ 5番にキー、3・4番間にフック
F先生 1・・・ 4番にスーパーカマキイで3番の遠心にも食い込ませる。ロックは反対側4,5間に。
  2・・・ 1番5番にツインカマキー 3,4間にショートフック
G先生 1・・・ 解りません。 コーヌスが キーとロックになるのでは?
  2・・・ 1が キーで 5がロック? 他に浮かびません。
H先生 1・・・ 右下4にミラクルタッチ   左下45間にフック
  2・・・ 奇抜な着脱?左下1、5にそれぞれミニカマ   左下34間にフック
T先生 1・・・ 左下23間にこの間教えていただいた、ウルトラロック、右下7番にカマ、67間にフックにする。
  2・・・ 左下1番に、ミラクルタッチ、45間にフックにする。
J先生 1・・・ コーヌスをキーにして右下45間にフック.
  2・・・ 34間にフック,1と4にツインカマ,フックをいれてから落とすようにしてセット.
K先生 1・・・ |4にコーヌスがあるので、ルールに反しますが、7|にキーにして|4をロックにします。
  2・・・ 奇抜と言うことですが、頭に思い浮かびませんが、|1と|5に舌側から装着する形式にする。
L先生 1・・・ キーは|3にミラクルタッチ、ロックは45|、56|にフック。
  2・・・ |1にミラクルタッチ、|5にカマ、|34にフック。
M先生 1・・・ |3ミラクルタッチ(キー) 54|フック(ロック)
  2・・・ |5ミラクルカマ 1|タッチ |45間フック
N先生 1・・・ キーは左下4でコーヌスタイプにしてロックは左下4と平行になるようにマウスプレパレーショウンして右下56にカマと56間にフックをかけます。
  2・・・ 奇抜な発想と言うことですので、1と5にツインカマをかけて34間にフックをかけます。
O先生 1・・・ |3ハーフ コーヌス と ハーフ をキーとして 54|間 65|間 に ダブルフックでロックとする
  2・・・ |1と|5 にツインカマキー |34間にSフック
P先生 1・・・ |34にカマキー(Wカマキー?)と45|フック、|34間にストッパー
  2・・・ |15 ツインカマキー、|34間にフック
Q先生 1・・・ |3頬側に ハーフ 反対側入る所にフック
  2・・・ |15ツインカマ どこかにフック
R先生 1・・・ │4をオーバーデンチャー様にしてキーとして、反対側にフックを掛けロックにする。
  2・・・ 回答不可   装着@でした。
S先生 1・・・ |3ミニ
  2・・・ |15ツインカマキー 中間にフック
T先生 1・・・ |4を、そのままで、の意味が不明なのでは、設計不可能と思います。
  2・・・ |1キー(後上方から、シャベル状に入れる)。  |45間フック
U先生 1・・・ |3に ハーフ 反対側|45間にフック
  2・・・ |1にキー |45間にSフック |5 にカマ
V先生 1・・・ |3にタッチキー 54|フック |4部は装着時にリベース材にて硬化のタイミングを見ながら出し入れしてフィットさせる。
  2・・・ 3つ程設計が浮かびましたが、奇抜な脱着に近いと思われる物では|34フック |15ミニカマ
W先生 1・・・ |3に ハーフ 反対側にフック
  2・・・ |15ツインカマ 間にフック
]先生 1・・・ コーヌスをそのままにするということですので、左側にキーを求めるのは難しいので、7|の遠心にキーを、45|にフック|3の遠心の壁を充実させて、ロックとする。
  2・・・ |5にカマキー|34にフック、|1にタッチ
Y先生 1・・・ |34間フック |67間 フック |7 遠心からタッチ
  2・・・ |1の近心からタッチ |5 の遠心からタッチ |45 の間にフック
Z1先生 1・・・ 7|カマキー、54|フック、|4オオバーデンチャー、|3ミニタッチ
  2・・・ |15ツインカマキー、|34間フック
Z2先生 1・・・ 3| にミニタッチ(キー)で脚部を補強線として使い、4| 部はレジンで被覆する。 |45 にフック(ロック)
  2・・・ |1と|5 にミニカマ、|345 にダブルフック でミラクル\様にする。
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■209の問題  20.2.17

下顎3|3残存、12歯欠損の症例です。 歯牙の形態、植立状態、写真のごとく良くはありません。
#1・・・・・従来の (ミラクル以外の) デンチャーで患者を満足させることが出来るかどうか? 
#2・・・・・出来るとすれば、どのように?
#3・・・・・出来ないとすれば、どのように対処?
#4・・・・・ミラクルでは、患者に 『自分の歯みたい』 と言わしめるように、どのような設計を考えますか?

       
       
     
       
209の回答
A先生 1・・・ 出来ると思います
  3・・・ 左右の3,3のみの残存ですからカマとフックで行います
  4・・・ 右3スーパーカマ左3にショートフック  未だはっきり分かりませんがミラクルだから出来ると思います
B先生 1・・・ 審美的にも維持の面からも完全には満足させる事はできない。
  3・・・ 従来の上からの装着方法では無理なので、ミラクル的発想(着脱方向の考察)が必要。
  4・・・ 3|にスーパーカマ(キー)|3にカマでロック 舌側をレジンの壁で充実させる。
C先生 1・・・ 出来ない (他院で従来のクラスプ義歯で満足させられないが為に来院しました)
  3・・・ 例え、残存歯に手を加えコーヌスやマグネット、アタッチメントにしたとしても、上下に着脱するようになっていると、床が浮き上がって物が詰まり易い。また、きつくすれば鉤歯の痛み、動揺等が生じる。クラスプデンチャーでは鉤歯と義歯の間に空隙にも物が詰まる。故に横方向からの着脱をめざす。
  4・・・ |3スーパーカマキー  3|遠心にミニタッチ
D先生 1・・・ できない
  3・・・ ワイヤークラスプ
  4・・・ 右にミラクルキー左にロック。すくうように
E先生   3|3残存で稙立状態が悪いとのことですが、私がミラクルデンチャーを知らないで、歯をそのまま残すとしたら3|3にまず単釣のワイヤークラスプをかけ(理由:後で調整しやすいため)、3|3の舌側は歯頚部から3の結節部までをレジンにて被います。また、これをミラクルデンチャー(これは、あくまでも私のイメージです。)で設計するとすれば、3|3の遠心隅角部から舌側を経て近心隅角部までレジンで被います。舌側のレジンはやはり結節部まで被います。その後、完成した義歯を患者さんにセットする前に3|3の歯頚部レジンのアンダーカットを削除し、そこに少し硬めのリベース剤をいれ再度アンダーカットを作り、セットします。少し硬めのリベース剤は歯牙の状態が悪いという事を考慮。
F先生 1・・・ できると思います。
  2・・・ ・リ−ゲルタイプのアタッチメントを、両側3番に付与します。但し、上顎の残存歯にもよりますが、予後は、悪いと思います。
  4・・・ 両側3番に、遠心から、ツインカマにする。
G先生 1・・・ できない
  3・・・ 左右臼歯部にインプラントを植え込み、フルマウスブリッジ。
  4・・・ ツインカマ。装着方向は後下方からせり上がってくるような超低空飛行。舌側のアーム先端のみ豊隆の上に設計して、沈み込みに備える。
H先生 4・・・ スーパーカマとタッチ
T先生 1・・・ できる。
  2・・・ 従来どおりに設計。粘膜面の適合、咬合を確認すれば十分。患者が見た目のことでの不満ならそれに関しては、従来の義歯ではできないと思われます。
  4・・・ スーパーカマにミニタッチ。
J先生 1・・・ できない
  3・・・ 3を作り変えないとしてカマをつくり 舌側のカベをつける
  4・・・ 3と同じ
K先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ ミラクルデンチャー作成(旧義歯があれば左右3番をミラクルタッチにする)
  4・・・ 左右3番遠心にツインカマ、近心の壁をしっかり充実させる
L先生 1・・・ 困難
  3・・・ 33にカマ? 両側にミニタッチ + ポリカ
M先生 1・・・ 出来ない
  4・・・ 1:3|3共 近心、遠心に短めなミラクル]をつける。  2:左下3キーで右下3ロック  3:右下3スーパーカマキー左下3ロック
N先生 1・・・ 出来ない。
  3・・・ 3|3をクラウンで形態修正し、ワイヤークラスプの維持が得られるようにする。あるいは、3|3ワイヤークラスプの義歯を作製し、ミラクル三角でミラクル様義歯に改造する。
  4・・・ 3|スーパーカマキー、|3カマロック
O先生 1・・・ 出来る
  2・・・ FD様にして 歯牙のところのみ あける
  4・・・ 両歯牙ともに ミニタッチ
P先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 3|3ともに、カントゥアがなく従来のクラスプでは維持が弱く、義歯が浮き上がるか、外れてしまいます。 3|3の歯冠修復を行ってから義歯を作製する。
  4・・・ |3の遠心から唇側が長めのキー、3|の遠心にタッチ
Q先生 1・・・ 出来る
  2・・・ テレスコープデンチャー
  4・・・ 3|3 ミラクル]
R先生 1・・・ この歯牙の形態,植立方向では無理でしょう.
  3・・・ ミラクルで対処する.
  4・・・ 右にキーとしてのタッチで左がカマ.
S先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 3|3にミラクル ・ タッチのミラクルデンチャーにする
  4・・・ |3にスーパーカマキー 3|にミニカマ キャストリンガルバーで床は出来るだけ小さくする
T先生 1・・・ 出来そう
  2・・・ 普通のエーカース
  4・・・ キーとロックのミラクルしか思い浮かびません。
U先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ ミラクルデンチャーを用いる
  4・・・ |3スーパーカマ 3|ミニ
V先生 1・・・ できない
  3・・・ 3|3Crを作り替えてミラクルデンチャーへ
  4・・・ 動揺の大きい方をカマでキー、他をMTでロック、3|3Crを作り替えるときキーとロックが機能しやすい形にする。
W先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 着脱方向を水平方向にする。
  4・・・ 3 | スーパーカマ(キー)   | 3 カマとカベ(ロック)
]先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ ミラクルデンチャーの作製
  4・・・ 片方をキーとしてスーパーカマ、他方をロックとして、ミラクルタッチ。
Y先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 従来なら3|3を補綴し直してIバーかコーヌスにするぐらいか。そのままならミラクル。
  4・・・ 可能なら両側スーパーカマ、もしくはどちらか一方をスーパーカマ、反対側はミニタッチ
Z1先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ コーヌスまたは、マグネット デンチャー
  4・・・ ミラクル未体験のため、現時点では回答不能
Z2先生 1・・・ “それなり”の満足で。
  2・・・ 3|3 コーヌスデンチャーで。 臼歯部骨吸収の原因が咬合不全とすれば、上顎の咬合改善した義歯に合わせて作成。
  4・・・ ミラクルが最善の解決になる、と思いますが、設計は分かりません。楽しみです(期待)。
Z3先生 1・・・ できない
  3・・・ 全体をリベース
  4・・・ ツインカマキー
Z4先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 局部義歯が安定するように歯牙の形態を修正するために、前装冠などにする。
  4・・・ ミラクルカマを3|3にする。
Z5先生 1・・・ 出来る
  2・・・ ノンクラスプデンチャー等
  4・・・ 一方にスーパーカマキー  他方にミニA
Z6先生 1・・・ できない
  3・・・ スーパーカマキーとカマを使う。
  4・・・ #3のように
Z7先生 1・・・
  3・・・ オーバーデンチャー 遠心よりWRC
  4・・・ スーパーカマと ミニやWC
Z8先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ クラスプデンチャーではなくロックとキーを付与したミラクルデンチャーにて対処します
  4・・・ 両側の3にスーパーカマを付与します。
Z9先生 1・・・ 出来ないことはないと思います
  2・・・ CRCやWRCなど…ミラクルタッチに比べれば目立ちますけど
  4・・・ どちらかにスーパーカマ もう片方にミニ
Z10先生 1・・・ 出来ない
  3・・・ 遠心からCRC
  4・・・ 舌側からカマを付与
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■212の問題 20.4.6

上顎の義歯に不満を覚えて来院。何回も破折するそうです。
#1・・・・・この義歯を見てまずするべきことは?
#2・・・・・本日はどこまでして帰ってもらいますか(持ち時間1時間ぐらい)?
#3・・・・・下顎はテンポラリーのブリッジ。 どのような治療計画をで臨みますか?

       
       
       
       
     
 
212の回答
A先生 #1 義歯のA点が被りすぎてることが破折の一番の原因と思われますので、まずA点B点の咬合調整。
  #2 上顎リベースしてワイヤーを途中でカット。リベース材でカベの充実とワイヤーをミラクル用にする。 下顎のテックの咬合調整。
  #3 まず上顎のミラクル義歯を作製し、下顎はテック。その後 764 l 37 補綴して下顎のミラクル義歯作製。
B先生 #1 上3に即重にてカマキーをつけます,口蓋をぬき右の犬歯ガイドを甘くします
  #2 下の左右のテンポラリーを挙上します
  #3 下の764と37を歯冠修復後上下をPDをミラクルで完成します
C先生 #1 バイトを上げるために咬合を取り直して義歯とテンポラリーブリッジを調整し、咬合平面を整えます
  #2 クラスプははずして3番をフリーにします。ティッシュコンディショナーで維持します。1日目はここまで出終了します。
  #3 下顎右下4番は抜歯、欠損は義歯にします。
D先生 #1 咬合力が 頬側にむかっているので 咬合面再形成して  垂直にむかわせる
  #2 テンポラリーのブリッジも咬合平面が水平になるよう、それにあう形の上顎咬合面形成。
  #3 咬合力が強そうなので 上顎は金属床で#1.2の考えで ブリッジ作製
E先生 #1 床を小さくして、リベース
  #2 リベース+ミラクル]まで
  #3 右下4抜歯 その後 654 456のMD作成
F先生 #1 リベースと咬合調整
  #2 ワイヤークラスプをカットし、カベの充実でスーパーカマ様にする。
  #3 上顎は可能ならばメタルプレートで無口蓋にする。下顎は874|37を単冠で補綴する。 その後、65|456のミラクルデンチャーを作製する。
G先生 #1 口蓋部分を必要最小限まで小さくする.
  #2 ワイヤークラスプを切って,ミラクルエックスを用いた義歯にする.
  #3 全顎的に治療が必要な部位に歯内療法および歯周の治療を完了した後に,右下に咬合平面を再現したブリッジを,その他には必要な所へ補綴処置を行う.その後に義歯の作製に取りかかる.
H先生 #1 口蓋部分を削る。
  #2 近心にミラクルエックス。咬合高径を上げる。
  #3 上顎満足が得られたら、下顎ブリッジでいくのかミラクルデンチャーでいくのか患者と相談して最終補綴をする。
T先生 #1 上顎義歯破折部の補強およびリベース、咬合調整
  #2 上顎義歯のクラスプ切断、口蓋を抜く、ミラクルデンンチャー仕様に下顎874|37形成、印象、バイト、テンポラリーブリッジはそのまま使用
  #3 下顎87|7キャストクラウン、下顎4|3メタルボンド、上下欠損部はミラクルデンチャーで補綴
J先生 #1 補強線をいれる。
  #2 口蓋を抜いてミラクルタッチをつける。ミラクル三角で。下顎はクラウンにしてダミー部はミラクルデンチャーで。
K先生 #1 口蓋を抜き補強線を入れる
  #2 上リベース 下 テック連結
  #3 4|EXT   |4RCT   654| 567局部床義歯
L先生 #2 右上3にミラクル]を作ります。(初診日はこれだけ)
  #3 右下4は抜歯 下顎義歯 右下3ミラクルタッチ 左下34フックのミラクル義歯製作します。
M先生 #1 リベース
  #2 リベースと咬合挙上
  #3 下顎テンポラリーBrを単冠とデンチャーに置き換え上顎デンチャーの新製
N先生 #1 リベース、咬合調整(舌側咬頭を強めにかませる)
  #2 3|にミラクルXを2個使ってカマを作る)
  #3 上顎 3|にCrを被せてスーパーカマキー、下顎4|EXT、76|37にCr、3|ロック、|3キー
O先生 #1 折れるのは、右上3の口蓋結節あたりでばかり咬むから。全体の咬合を高くする。
  #2 上の人工歯の咬合をあげる。
  #3 ブリッジよりミラクルデンチャー
P先生 #1 口蓋を抜く。
  #2 口蓋を抜き、補強線を入れ、リベース、ミラクルX。
  #3 それぞれ単冠を入れ、あとはミラクルデンチャー。
Q先生 #1 少し咬合を上げる。
  #2 リベースと咬合調整。
  #3 ブリッジの除去、3|の抜歯、即時義歯の作製と装着。
R先生 #1 咬合状態のチェック(特に前歯の干渉)
  #2 補強線をいれて、口蓋をくりぬく。ミラクル三角、リベース
  #3 テンポラリーブリッジのポンティックを削除してミラクル暫間デンチャーを作っておいてから支台部分のクラウン作製。上下ミラクルデンチャー作製。
S先生 #1 人工歯の咬合接触部位を口蓋側に移動するように即重レジンで形態の修正をする。前歯部の咬合のチェックを行う。
  #2 咬合と床のミラクル様にする
  #3 咬合平面を考慮して、下顎の補綴処置を行ってから、上顎のミラクルデンチャーの製作をする。
T先生 #1 バイトを上げる。
  #2 義歯の臼歯部にレジンを盛り咬合挙上。そのあと、リベース。
  #3 ブリッジにした場合、予後がよくないだろう事を説明し単冠で修復し、欠損部は義歯。上下ミラクルデンチャーをいれる。
U先生 #1 補強線をいれる。
  #2 クラスプをミラクル三角につくりかえ口蓋を削合してリベースをやりかえる。
V先生 #1 咬合挙上
  #2 テンポラリーブリッジの咬合をあげて、上顎義歯のリベース
  #3 テンポラリーブリッジのポンティック部分を切断して、テンポラリーのミラクル様デンチャーにかえる。そして個々の歯の治療をしていく。
W先生 #1 咬合を左右均等に咬合するように改造する。具体的には臼歯部の人工歯を外し、リベ-ス材を はさんで咬合させてリベ-ス材を硬化させ咬合を左右均等に咬合させる
  #2 咬合安定後、ミラクル]、リベ-スを用いてミラクル化 その後、口蓋を抜く
  #3 下顎874|47歯冠補綴後、65|56PD  下顎4|は抜歯を前提として維持装置を設計
]先生 #1.2 ミラクル三角をつくって、リベース
  #3 64|47のクラウンを先に作製、その後新製ミラクルの作製へ。
Y先生 #1 口蓋部を削合、無口蓋形態の義歯にして粘膜調整剤?を除去して、リベース   ミラクル]にて3をミラクルタッチにする
  #2 上顎義歯ミラクルタッチに改善して下顎テンポリーブリッジにレジンを追加して1ミリ咬合挙上する
  #3 右下3抜歯  右下78、左下48補綴してから上下ミラクル義歯作製   右上3にスーパーカマ右下3にキー、左下4にロックとフック
Z先生 #1 補強線を入れて割れないようにする
  #2 M・Dを製作するために印象採得をする。
  #3 右下7番と4番の支台歯のブリッジを作製
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■215の問題 20.5.25

中国地方からの患者(65歳男性)です。
上顎のデンチャーに不満を訴えて来院しました。(|36残存の12歯欠損)    下顎は義歯は持っていません。
|36は動揺しています.動揺度1程度。
上顎義歯だけ患者はミラクルを希望しています。
まず、上顎の義歯改造と、|36クラウンの新調のための形成、印象、下顎のデンチャー(保険)のための印象、咬合採得。
2日目は新調したクラウンを装着。上顎の新調ミラクルのための印象、バイトの採得。
3日目はミラクル装着。
以上が、初診の日に浮かんだ計画です。

#1・・・・・新調するクラウンには、どのような心づかいで臨みますか?
#2・・・・・上顎のデンチャーをどのように改造しますか、その段取りは?(簡単明瞭に)
#3・・・・・下顎はどのような義歯で対応しますか?
#4・・・・・初診日の一連の流れの中で、最も忘れやすく、忘れてはならない処置行為が浮かびますか?
その浮かんだ事とは?

       
       
       
       
     
       
215の回答
A先生 #1 マージンぴったりします
  #2 3番に]
  #3 ミラクル義歯
B先生 #1 |36ともスーパーカマが入ると思われるのでスムーズに入るよう平行性を考慮する。
|3の前装冠はチョロ]相当部にミラクルウインドウを付けておく。
  #2 補強線を前歯部よりに新たに入れ、床を小さくする。ワイヤークラスプを除去し、|36に対してレジンでスーパーカマ様にする。維持弱ければチョロ]をつける。
  #3 |45にツインチョロ]でキーとする。5|にワイヤークラスプ。
  #4 クラウンを除去する前にクラウン作製のためのワックスバイトを取っておく。
C先生 #1 ミラクルデンチャーが入りやすいように設計する。
  #2 口蓋を抜き最終設計に近い義歯までもっていく。
  #3 ミラクル9
  #4 義歯にてよくかめるようにする
D先生 #1 ミラクル装置が前提のためその形態(under cut量や特に|3はmetal marginにしておく。設計にもよるが|36の歯軸方向・咬合平面・高径等)
  #2 補強線を前方に移動させて、口蓋を削合。Crを新調とのことなのでTEK+ミラクル三角(新調後また合わせる必要があるため)初日はtissue cond.ぐらいで対応
  #3 患者の了承が得られれば4|のダミーは除去して製作 (764|67のP.Dに)
  #4 浮かびません。 しいてあげるなら、上顎義歯改造の際、新調ミラクルの外形を調べておく?(発音、違和感等)
E先生 #1 |3前装冠はクラスプの当たる部分をメタルにする |6カマが入りやすいように溝を付ける
  #2 |6ミラクルX(キー) |3ミラクル三角(ロック) リベース、カベの充実
  #3 43|フック 5|タッチ |34両眼フック
  #4 1|の残根と嚢胞の処置?
F先生 #1 豊隆をつける
  #2 義歯をとりこみIMP してWAXを注いで口蓋床を小さくして36のクラスプを除去して壁を作る
  #3 5と5にミラクル6で
  #4 上3と下43の早期接触を除去する。
G先生 #1 クラスプのかかりやすい形体にする。歯頚部まできっちり覆う。
  #2 リベースしてから頬側ワイヤー切断しミラクル様に改造
  #3 わかりません
  #4 うかびません。
H先生 #1 2個のクラウンの平行性  クラスプのかかる部位を クラスプが通りやすく
  #2 頬側クラスプ を短く切断  舌側に 壁を作る
  #3 通常の 保険の義歯
  #4 よくわかりません。現在の バイトを 記録 保持しておくこと?咬合高径を 変化する ことで  良い結果がでれば よいが 悪くなったときにもとに戻せるようにするため。
T先生 #1 上下間1番の歯槽基底からの距離の平均 値でマウントをして、そこでクラウンの高さを決め、形態は頬側に出すぎないように作る。
  #2 3番の近遠心と6番の遠心に壁を作る  3番のクラスプを短くする バイトをアップする
  #3 右下5番にカマキー   左下5番にWRCでロック
  #4 安静位に近い咬合の回復
J先生 #1 左上6の咬合を下げる。左上3歯頚部の耐摩耗性この機会に少し咬合を挙げる。
  #2 即重レジンで左上7を含め、一から作る。
  #3 ブリッジが嫌いなので、切って全部、単冠にしたいが、患者には、分かってもらえないでしょう。そして舌側の義歯床の厚みを多めに。
  #4 完成して慣れるまで多少のトラブルがあるかもしれないが、最後には満足してもらえるので、一緒にがんばりましょう・・・ということ。 もしくは、義歯の夜間装着、清掃法などの指導。
K先生 #1 歯頸部が露出しているので、辺縁を深くする。
  #2 口蓋部をくりぬき、補強線を入れて床を作製、|36のクラスプはそのままで、オーバー   デンチャーとする。
  #3 67|67デンチャーで、5|にタッチ、|34間にフックとする。
  #4 わからないから口腔内の清掃。
L先生 #1 口唇に咬合平面をあわせる。
  #2 ワイヤークラスプをミラクル3角様にして口蓋の外形を小さくしてリベース
  #3
  #4 噛めるようにする、確認する。
M先生 #1 ミラクル7のための溝をつける。
  #2 床を削り小さくし、リベースと同時にミラクル三角を作り、ワイヤークラスプを切断する。
  #3 5│5にワイヤークラスプを掛け、三角に改造する。
  #4 36にTEKを作るための印象をあらかじめしておく。
N先生 #1 キー、ロックがかかりやすく且つ外れにくいよう適度のアンダーカットを持たせる。
鉤接触面を前装しない。
  #2 36のテンポラリーを義歯にくっつけコーヌスデンチャー様にする。
  #3 |45ツインカマキー 5|ワイヤークラスプ
  #4 クラウンを除去する前にバイトをとる。
O先生 #1 |3の歯冠を短くする。|6の挺出を考えて短く作製
  #2 リベ-ス材を用いてミラクル三角を用いて改造
  #3 5|5にレストなしのワイヤ-クラスプ床タイプ。最後にリベ-ス材を用いてミラクル三角
  #4 冠除去前に咬合高径を旧義歯を用いて記録しておく
P先生 #1 |3 メタルマージンにする
  #2 チョロ]を使用
  #3 |67 片側のみの義歯を作製
  #4 |36 動揺度があるため やわらかい印象材で歯軸方向に印象する
Q先生 #1 ミラクル装置が接する部分のカントゥアや材質などを適したものにする。
  #2 | 3 6 のクラスプ先端をカット。リベースと同時にカベの充実。
  #3 4 | ダミー除去。5 | 5 ワイヤークラスプ(レストなし)。リンガルバー上縁にレジン床 付与。
  #4 | 3 6 クラウン除去前に印象とBTをとっておく。 (印象はTek作製のため2つあればベター)
R先生 #1 |3は歯頸部のミラクルタッチが当たる部分をメタルにしておく。|6ハミラクルカマが フィットしやすい形態にしておく
  #2 |3はTEKをつくって、|6はオオバーデンチャーとして考えておく。
  #3 5|5にワイヤークラクプの76|67デンチャーをつくって、セット時にミラクル様に改造
  #4 クラウンの新調にとりかかるまえに、咬合高径を決定しておく
S先生 #1 |3前装冠歯頚部に溝、|6のカントゥアに注意
  #2 |3ワイヤークラスプを2/3切断、近心にミラクルXを、|6のクラスプはそのままで。
  #3 |34にフック、5|5にミラクルタッチ
  #4 わかりません。(下顎|45の処理?)
T先生 #1 歯頚部まできっちりマージンを延ばし、ミラクルに適するアンダーカットが得られる様歯冠形態を作製する。
  #2 6頬側クラスプを短くカット。3頬側クラスプ全てカット。リベースで6近心から壁プラスミラクル三角をつくり、3にミラクル]で良いでしょう。
  #3 ミラクル様にしやすいよう、5|5にワイヤークラスプ、あえてバーでなく床で。
  #4 何も手をつけないうちに、マル模をつくり上顎のロー堤を作り、バイトを記録しておく。
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■152の問題  18.11.19

上顎にミラクルデンチャーを2ヶ月前に装着しました。順調です。
下顎は抜歯とクラウン装着が必要であったので、後回しとなったわけです。
諸事情から、簡単な義歯を作ってみようと考え、写真のような義歯となりました。
ミラクルデンチャーは、2月ごろの予定です。
この仮の義歯をミラクル様に改造していきました。
あらゆる過程を通過するたびに、インタビュウーを実施。
最後の最後に、レストを削除しました。
患者曰く 『舌房が広くなりました。それと喋りやすくなりました。先生、何をしはったんですか?』
私は曰く 『企業秘密は、言えません。』
患者、笑っていました。
レストを落として、結果、どうなったことで、患者は喜んだのでしょうか?
推理してください。

       
   
       
152の回答
A先生   歯牙への負担が減り、かっちりと粘膜に隙間なく力が負担でき、分散できた。
B先生   少し 沈んだ〔歯肉に密着した〕と思いますが。
C先生   レストを落としデンチャーが沈むことで、舌側の歯を覆っていた床が下に下がったため。
D先生   レストを削除することにより舌側の床部分が密着することによると思います。
E先生 #1 レストを取ることで咬合した時のレストを介在した歯根膜に対する垂直方向への義歯の分の過剰な圧迫がなくなり、歯牙のみの圧力に近くなった。
  #2 レストシートにあるレストを介在しておこる側方への動きの規制がなくなり、残存歯の自然の動きに義歯が同調した。
  #3 レスト部分の金属を対合歯が咬まなくなる事で口腔内の違和感がな くなった。
F先生   レストを削除したことによって義歯がしずみこんでフィットがよくなった。
G先生   レストがなくなったことにより、床が沈下、ぴったりとフィットし、がたつかなくなったらから。
H先生   レストを除去することにより、咬合の高過ぎを訂正したため。
T先生   このことこそミラクルの最大の強みではないか?と思っていたことです!鈎歯の歯根膜への不必要な、持続的刺激がなくなるのです。まちがいない!
J先生   レストを削除したことにより義歯が沈み、より義歯と歯肉粘膜がフィットして舌房が広くなりしゃべりやすくなったと思われます。
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■160の問題  19.1.28

関西からの来院患者です。
義歯をほとんど装着することなく、1年経過しています。
写真からの判断でミラクル様に改造しようとすれば、

#1・・・・・どの部分を改造しますか?
#2・・・・・その理由は?

       
       
     
 
160の回答
A先生 #1 1番にミラクルエックスつくり、反対側に渡さず片側処理する。
  #2 違和感がぜんぜん違うから。
B先生 #1 7|のクラスプの除去。 1|の人工歯のところにミラクル]を付ける。 6|の遠心壁、|1〜7の口蓋側歯頸部をリベースで充実させる。
  #2 この義歯では|1をキー、|7をロックにすると、締め付け感や異物感が少ないミラクルデンチャー様になると考えました。 今の義歯はロックが2つあるので患者がはめておけないと思われるので、キーとロックにすることを考えました。
C先生 #1 床を右上1までにして右上6のエーカース切除してミラクル様に改造、止まらなければ左上34の舌側のアンダーカットあたりまで伸ばす。
  #2 若そうな女性で前歯部を使わないのは、よっぽど舌感が気になるのだろうから極力床を小さくしたいので
D先生 #1 左7のクラスプを外し,レジンでミラクルカマ様の形態をつける。左前歯臼歯の舌側に床を延長して舌側の壁を作り補強線を埋入左1にミラクルXまたは,レジンでミラクル様のタッチを作る。口蓋後方のレジンは出来るだけ削除する
  #2 口蓋部の気持ち悪さからほとんど装着できなかったと思われるから。1年経過しているなら必要があればリベースする。
E先生 #1 左上1にリベース剤でキーになるように盛る。補強船を削り 片側処理とする。
  #2 装着できていないので、異物感を小さくするため、
F先生 #1 右の6か左の1のどちらにキーをもってくるか?ということだと思いますが、左7にロックを持ってきたほうが良いと思いますので、右の6の近心に即重でキーを作るほうがよいのでは?
G先生 #1 左のクラスプを切る.左1にキーとしてのタッチを作り,右のク ラスプをロックとしてのタッチ様にかえる.口蓋部の床を切る.必要最小の大きさの床にする.
  #2 一年間,殆ど義歯を装着していないのであれば,まずは口腔内に入れてもらい慣れる事を優先順位とする.
H先生 #1 321|の配列のやり直しと反対側まで延長した床の削除。
  #2 321|が反対側の歯牙より大きく切端が出過ぎている事と下顎の歯牙が321|の舌側  歯槽部で咬合している。又延長した床のため異物感大である。
T先生 #1 前歯の長さをそろえて、1|にミラクルタッチをつける
  #2 デンチャーが沈まないようにするため
J先生 #1 口蓋部の床を補強線入りで前歯部歯頚部に沿わせるように改造します。
  #2 舌感が悪いためです。噛みずらいためです。
K先生 #1 |1に(審美、咬合関係に問題がありますが)、ミラクル様にします。
  #2 義歯の維持と安定によいと思われます。
L先生 #1 右上7番をミラクル様に、また口蓋をもう少しくり抜き前方にもっていく。
  #2 左上1番をミラクル様にしてもいいと思いますが、審美的に目立つため。
M先生 #1 6 | クラスプの頬側アームを短くカットしてミラクルタッチ様にする。口蓋床と歯牙との間隙をレジンを添加して埋めるとともに後方部を削合して小さくする。
  #2 6 | をキー、| 7 をロックにして鈎歯の負担軽減をはかる。口蓋中央部から後ろをあけることにより舌房を広げ、違和感の軽減をはかる。
N先生 #1 片顎処理。一番にミラクルエックス。
  #2 舌房が画期的に広がる。快適感。
O先生 #1 左上1番がキーとなるようレジンを添加リベース
  #2 前歯部がしっかりし義歯の動揺がなくなる
P先生 #1 |1より左側を削除 |1にレジンでミラクルタッチ リベース 床の口蓋側を小さくする。 咬合調整、歯冠長の調整
  #2 上顎前歯にかかる義歯でありながらほとんど使用していないと云う事は装着しているの がかなり辛いと思われる。異物感を小さくするように 左側の床の除去、右側の口蓋側 を小さくする。
  総評 #1についてはほとんどが、正解ではありません。予想はしていましたが、残念です。
#2については全滅でした。
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■131の問題  18.6.18

大阪市内からの初診です。
上顎ブリッジがまさに脱落しそうです。 |356を残存させることにしました。
どのように対処しますか?

#1・・・・・暫間義歯を作るにはどのように?
      (箇条書きで思いつくことを簡単明瞭に)
#2・・・・・義歯製作後、次回からの治療計画をどのように?

       
       
   
 
131の回答
A先生 #1 抜歯する歯に浸麻する。|4DETEKをつくる。ブリッジとTEKを入れた状態で印象する。必要な歯を抜歯し、|3は仮封しておく。
印象にレジンを流し込みブリッジ部の人工歯をつくる。(3―|―4) 印象面にワックスを流し込み、基礎床部のレジンを作る。(6―|―6部)
TEKの4を削って|56TEKとし、仮着する。床部のレジンに人工歯をつける。654|部のレジンを盛る。|56にタッチを作るリベース後、壁を作り、咬調して完成。
  #2 6―2MT  |B4DEブリッジとし、|3タッチ、|6ミラクルカマとする
B先生 #1 ミラクルメッソドにより、印象を採る。321|123に即重レジンを入れて、
人工歯を作る。|356を残して、32|2を抜歯する。|3は残根のままで、|6の遠心にミラクルカマをつけた1床10歯の暫間義歯を作製する。
  #2 抜歯後の回復を待つ間、|356の歯冠修復をする。後に|3にミラクルタッチ、|6にミラクルカマの本義歯を作成する。
C先生 #1 ブリッジが付いたままで21I2を抜歯。そのブリッジのところだけを印象して即時の人工歯を作製。上顎を印象して義歯のプレートを作製。ブリッジの|3だけ切断してセット。
|56もTEK作製してセット。口腔内でプレートと7−|−24の人工歯をつける。|36にミラクルタッチを付け、最後に仕上げのリベース。
  #2 |356のクラウンを作る。下顎の6|のクラウンやり直し。ミラクルデンチャーを印象。
D先生 #1 上顎印象〜ピンセット使用 ・Br切断、抜歯 ・抜去部印象にレジンを流し人工歯作製 ・印象に人工歯を戻しパラフィンwaxを模型とする・同模型上で床作製 ・床を口腔内にあわせ3をバイトの目印に人工歯を床に固定 ・6544部に白い即重を追加、バイトさせる。・リベースでミラクル様に。
  #2 56Cr形成印象 ・同Crセット、仮義歯調整、3コアーimp ・3コアーset,Crimp,右下6抜歯・3コアーset,Crimp・3Crset,上下義歯印象、バイト ・上下ミラクルデンチャーset
E先生 #1 暫間的にオーバーデンチャーにして、356ブリッジにして、ミラクルデンチャー。抜歯した歯を印象してワックス流して人工歯作っておく。バイトは歯がある間に左上でとっておく。
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■164の問題 19.2.25

小問2題です。

#1・・・・・下顎のフルデンチャーです。ラボから出来上がってきた、あるいは、他の医院で作られたそのフルデンチャーの床の幅が狭く、それが原因で、痛みなどを患者が訴える時があります。この時、どのようにして床の幅を広く、大きくしますか?下顎右下7654|の床の幅が頬舌的に狭い(短い) という事にしましょう。

#2・・・・・下顎右543|残存の11歯欠損のミラクルデンチャーの症例です。その543|のリンガルバーの中央で完全に破切して来院しました。
患者が多く、忙しい時には大変です。しかし、ノーハウをしっかりと、アタマに叩き込んでおけば、すんなりと事は運び、そのデンチャーを石膏摸型上に装着した状態で、ラボに修理の依頼(破切部分での蝋着依頼)をすることが出来ます。
そのためには、破切断面で出来る限り、元通りの接着状態の再現をした上で、印象採得がなされなければなりません。
さてどのようにして?

各問題の回答は概略でいいですが、詳細に書けるところは、是非しっかりと記述してください。
非常に重要な問題提議であり、これから先の臨床の場で、即、役立つことになります。

 
164の回答
A先生 #1 床を延ばしたい部位の新鮮面を出し、ハイドロプラスチックを盛る。
その上にレジンを盛った後、ワックスを溶かして、リベースする。
  #2 口腔内でハセツ断面を合わせた状態で、ハセツ断面の上からレジンを盛って、硬化後印象。
B先生 #1 間接法   熱可塑性レジンで筋圧形成 しながらデンチャーの幅をひろげる。このとき粘膜面に熱可塑性レジンが入らないようにする。シリコン印象材でwash印象する。模型をつくって間接法で裏装する。    直接法 口腔内に装着したデンチャーに即時重合レジンをもる。筋圧形成をして固まらせる。フィットチェッカーをして隙間があるようなら軟らかい即時重合レジンをもってwash印象ようにしてすきまをうめる。もう一度フィットチェッカーをしてオバーしている部分あたっている部分をちょうせいする。
  #2 口腔内にデンチャーを装着し安定する正しい位置に手でおさえたままで破断面に即時重合レジンをもってかためる。デンチャーがに二つにはずれないようにレジンをしっかりもる。デンチャーを口腔内に入れたまま印象する。デンチャーを口腔からとりだし、印象した印象面にデンチャーを装着してその上から石膏ながして模型をつくる。
C先生 #1 模型上で7654|の床の幅をレジンで広くする。 下顎のフルデンチャーの内面を一層削ってからリベースしつつ、7654|の床の幅も最終的に調整する。
  #2 口腔内で破折部分をユーティリティワックスで固定して印象採得する。
D先生 #1 ぺリモールドで右下7654|部に足します。
  #2 リベース剤を使い、バーを固定する。それを印象して、石膏を流す。
E先生 #1 1)7654|部の床縁を削り、トクソーのリベース用レジンを手で持てる硬さに練り、棒状にし、7654|の頬舌を少し削り、接着剤を付けた床縁につけて床を延ばし、口腔内にもどして筋圧形成し、硬化後調整研磨  又は2)デンチャーの7654|の頬舌辺縁を少し削り、口腔内に装着した状態でトレーにて印象、石膏(キサンタノ)を流して模型を作り筆積みにて床縁を延ばす。
  #2 義歯を口腔内に装着しリンガルバーの破折部を即充レジンにてつけ、硬化後そっと取り出し、テクニコールを口腔内につけて義歯再装着、上からトレーにて印象、模型を作りラボへ
F先生 #1 頬側だけなら口腔内で即重でのばす、浮いたらリベース。 難しそうで 7654だけなら片側のトレーにて少し硬めにアルジでImp、キサンタノを流して口腔外にて延ばす。
  #2 ハセツ部の両端をカーボランダムにて荒削り、金属プライマーをつけてスーパーボンドに   て口腔内で固定、その際アンダーカットに注意する。
G先生 #1 患者さんの時間の余裕があれば義歯をセットした状態で硬めのアルジネート印象材で齦頬移行部と舌側のマージンまで印象を採ります.そのまま義歯の入った状態で石膏を流します.硬化後,足らないところを適性なマージンまで即重で床をつくります.レジンの硬化後,模型からはずし,研磨の後に口腔内でリベースをおこないます 時間がなければピンクの即重をラバーカップで練って,口腔内に入れている義歯のマージンの不足している部分に餅状になったレジンをたしていきボーダーモールディングを行います.硬化後,口腔内から取り出し調整したのちリベースをします.
  #2 粘膜に接している床がきっちりと合っているはずなので,まず普通に精密印象を採ります.模型ができたら一番ネックとなるタッチのかかっている歯牙の部分を十分に削ります.この模型に折れた各々の義歯を顎堤部分をしっかり密着させ,破断面がきっちり合っているのを確認します.確認がとれたら破談部分をパターンレジンでとめます.硬化後,蝋着をするとこ以外を石膏でかためます.硬化後パターンレジンをはずして蝋着します 普通の部分床と違って口腔内でパターンレジンでとめて取り出すというのが無理だと思います.
H先生 #1 7654|の床の頬舌的に狭い部分がしっかり取れるように義歯を入れて印象します。それを石膏模型にし、床の狭い部分(不足部分)をワックスアップし、埋没、重合(ダブルキュアリング)します。
  #2 口腔内に義歯を入れ、破折部の所を4メタのレジンでくっつけ印象します。
T先生 #1 口腔内で頬舌的にリベース剤を足して幅を広くする、または印象をとって模型上で広くする。
  #2 口腔内でもとの位置にもどしてパターンレジンで破折部を固め印象をとる。
J先生 #1 フルデンチャー右下7654|の床縁を削合して、やや固めのリベース材を盛り、 一瞬湯に漬けた後、口腔内で手指で延ばす。
  #2 舌側の76|〜リンガルバー〜21|12程度の範囲をリベース材を用いて口腔内で固めてしまう。
K先生 #1 32の硬さでリベース材を盛りお湯に一瞬つけて軽く口腔内で押さえる。
  #2 少し刻みを330番で入れておき口腔内であわせておき、軽くリベース材を上から置く。固まるまで10分待ちそのまま取り込み印象する。
L先生 #1 大きくしたい床の表面にセロテープでウィングをつくりレジンが広がっても逃げない様にしてリベースします。
  #2 右下543の頬側をミラクルレインボー様にレジンでつないで印象。印象に義歯を戻し石膏を流しラボにまわす。
M先生 #1 義歯を口腔内にいれて、取り込み印象する。硬化後模型上で床縁に即重レジンを盛って床延長する。あるいは、床延長用レジンのヨシダ社ペリモールド(元 亀水のペリレジン)で直接口腔内で床延長する。
  #2 義歯を口腔内に入れて、破折部に瞬間接着剤を流して仮固定。その上からパターンレジンで固定。十分柔らかいアルジネートか流動性の高いシリコン印象材で義歯に圧力を極力かけないようにそっと印象をとる。例えば、柔らかいアルジネートをシリンジで義歯周囲に十分量流した後に空の印象用トレイを入れる・・なんて事も考えてみましたが。義歯を取り込んだ印象がとれたら、瞬間接着剤を義歯と印象材の間に流し固定してからバイブレーターを使用せずに柔らかめの石膏を流す。
N先生 #1 床縁形成用のレジンを添加して枠をつくっておいて(なるべく反対側と対称に)、軟らかいリベースにてウォッシュして仕上げる。
  #2 口腔内に義歯をもどして、ハセツ部を即重レジンで覆って固定と位置決めのコアとする。(残存歯の切端まで覆って安定させる)
O先生 #1 7654|部分の床内面を一層削る。硬さ30ぐらいのリベース材をそこにつけ、熱い湯に瞬間漬けて、それを口腔内で手で押さえながら辺縁形成する。待つこと6分ぐらいで取り出して、湯につけてリベース材を硬化させる。硬化後床内面を一層削り、硬さ25〜26ぐらいのリベース材をつけて口腔内で10分間手で押さえる。硬化後咬合調整をする。余裕があればもう一回リベースする。
  #2 リンガルバーの破折断面のところにすこしアンダーカットをつける。デンチャーを口腔内に戻し、破折部分のところにフロータイプのレジンにて余分めにつけて硬化させる。その後印象採得する。
  総評 #2の問題ですが、実際に可能かな?  やられたことがあるのかな?  と思える回答がほとんどのように思いました。
実際的で、即、どなたでも出来るようなミラクルメソッドを解答で詳細をお伝えします。
ところで、#1についても、#2についても、私が実際に出来た、間違いはないということで、治験済みであります。
 
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■165の問題  19.3.4

東京からの来院です。40代女性。
上顎7654|6の欠損です。残存する歯牙などには、特に問題ありません。
クラスプが見えること。装着の違和感。喋りにくいなどを訴え来院しました。

#1・・・・・1日目、ミラクルデンチャーの印象、バイトを採った後、旧デンチャーをミラクル様にします。どのように?
      (写真の黒い部分は、初めには無かった部分で、写真を撮るのを忘れていました。途中で気がつきました。)
#2・・・・・ミラクルデンチャーの設計を述べて下さい。

実に簡単な問題です。多くのパーフェクトな回答を期待しています。

       
 
 
165の回答
A先生 #1 3番のワイヤーをとりミラクルエックスに。右上の頬側のワイヤーもとり6番の壁を充実させる。
  #2 ミラクルデンチャーの設計は、3番にキー5番にミニタッチ。7番にも近心からミニタッチ。
B先生 #1 右上3の頬側のクラスプを切ってミラクル三角にレジンあるいは,ミラクルX。左上の双歯鈎のクラスプを頬側部分で切ってフックにする。
  #2 右上3にキータッチ、左45の間にフック、左5にミニタッチでロック。
左7は何もしない。床はリンガルバー。
C先生 #1 右上3のレストと維持腕,左上5の維持腕を切る.右上3と左上5にミラクル]をつける 前歯部にレジンを足して,口蓋部のレジンが狭くなるように削合する.
  #2 右上3にキーとしてのタッチ,左上4,5の間にフック,左上5にロックとしてのタッチ.左上7にミニタッチ.3と5には舌側に腕がきて,7にはつけない   前パラタルバー.
D先生 #1 右上3番のクラスプを切断レジン添加しミラクル様にし、左上の45のクラスプ除去後5番の遠心にレジンで壁を作る。
  #2 ミラクルデンチャーの設計を述べて下さい。右上3、左上5にミラクルタッチ、口蓋を抜いて前方にレジン床。
E先生 #1 右上3のクラスプの頬側のワイヤーをカットして即重でミラクルキー様に作る。
  #2 右上3にキー。左上45にフック、左上7の頬側にミニタッチ。又は、左上5にタッチでも?
F先生 #1 3|45の頬側のクラスプを切断し、3|57に壁を作る(|45の口蓋側も)写真の黒い部分を足して、補強線を入れて、口蓋部をくりぬく。
  #2 3|ミラクルタッチ(キー)、|45間フック、|5ミラクルタッチ(ロック)
G先生 #1 前歯部の舌側にレジンで床を作り、口蓋を補強線ぎりぎりまで落とします。3|ミラクル]付与。|4クラスプ除去。その後必要ならば|6の遠心部の|7近心面に接する壁を充実させる。
  #2 3|キー(ミラクルタッチ)。|4ロック(ミラクルタッチ)。
H先生 #1 3|のワイヤークラスプをミラクルタッチ様に、|45の頬側のアームを切除してフック様にする。内側の床をくり抜いてリベースする。
  #2 3|5ミラクルタッチ
T先生 #1 補強線ぎりぎりまで口蓋をくりぬく。右上3クラスプの唇側のアームを一部残して切断。 左双歯鈎の唇側アームを切断し、フック状にする、ミラクル三角にリベース材をつけてタッチ状にする。
  #2 右上3にタッチ(キー) 左上45間にフック 7近心にミニタッチ
J先生 #1 3|をミラクル様にします。そして、黒線部分を残して、床の口蓋部分を削除します。
  #2 3|ミラクルタッチ(キー)、|5(ロック)とします。
K先生 #1 床の黒い部分を足し、口蓋を削除。頬側の床も削って短く3|頬側腕とレストを削除 
|45頬側腕切断しフック様にする。 リベースし3|5にタッチを作る。
  #2 3|ミラクルタッチ、|45ミラクルフック |5遠心にミラクル鎌
L先生 #1 マジック部分に床をつくり、かわりに口蓋部分をできるだけ削除。右上3番クラスプ、レスト除去。左上クラスプ腕除去。右上3番のミラクル三角、左上6番の近遠心壁を充実を目標にリベースして完成。
  #2 右上3番ミラクルタッチ。左上5番ミニタッチ。左上7番ミラクル鎌。前方パラタルバーでいきましょう。
M先生 #1 床の口蓋部を削除してくり抜く。 3| クラスプのレストを除去  唇側腕の近心半をカット  隣接面に即重をたしてMT様に改造  |45 クラスプを除去  |6 隣接に即重をたしてロック部を形成する。
  #2 3|にキーとなるMT  |5 にロックとなるMT  |6 遠心に壁
N先生 #1 3|の頬側にミラクルX、|4の頬側腕を切断、床は歯頸部側に伸ばし、後ろ側は補強線付近まで削って小さくする。7654|の頬側も削って小さくし、最後に内面をリベース。
  #2 3|ミラクルタッチ、|45にフック、|5の遠心にハーフタッチのミラクルデンチャー
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■138の問題  18.8.6

この患者、兵庫県在住、近所で治療中である。
最近、上顎|4567を抜歯。8月5日(土)に654|部の抜歯を行うと同時に、デンチャーをセットしてもらう予定であった。
これを電話で聞いたのが、8月1日(火)。(PLの花火を見ている最中である。) であるなら、654|の抜去が、ミラクルデンチャー装着を前提とした場合、この患者にとって、有利かどうかを判定するため、抜歯予定日の前日、金曜日に初診で来院させることになった。
パノラマ、触診などにより、上顎654|の抜歯と即時義歯セットについて、私は、その某歯科医院と同じ結論を出し、患者にその説明をした。
また即時義歯を入れてもらっても、この患者にとって、装着そのものが、大変であろうとは思われたが、その義歯をミラクル様に改造すれば解決することも述べておいた。
次回、改造をし、ミラクルデンチャーの印象、バイトを採ればすべてOK!4|の動揺は大きく、保存するに値しない。321|123については動揺もなく健全である。
#1・・・・・そのミラクルデンチャーの設計はどのように?
#2・・・・・そのミラクルデンチャーを装着できたとして、一番気になる点1つ。
#3・・・・・その処置はどのように?

       
       
     
 
138の回答
A先生 #1 3番3番にミラクルタッチ。
  #2 2番3番間の隙。
  #3 ゴムで引っ張って矯正。3番3番間に輪ゴムをかけてとく。2,3日で引っ付くので、義歯の調整を、再度行う。
B先生 #1 3|3ミラクルタッチ
  #2 口蓋隆起
  #3 口蓋隆起を避けてつくる
C先生 #1 両側の3へミラクルタッチ
  #2 両側の7の挺出
  #3 多少7を削合も
D先生 #1 3|3にミラクルタッチのデンチャー
  #2 32|の歯間空隙
  #3 3|を近心移動させる。(以前、ゴムバンドで矯正していましたが?)
E先生 #1 右3にタッチ 左3にタッチ+23間にフック
  #2 211の動揺
  #3 321123の連冠装着
F先生 #1 3|3MTの無口蓋デンチャー
  #2 3|3の根がかなり露出するため、そことレジンとの隙間に食さがつまりそう
  #3 そこに隙間ができないように口腔内で壁をつくる。
G先生 #1 3|3 にタッチ
  #2 3| の位置移動
  #3 654| 部のリベースとあわせて、3|タッチの修正
H先生 #1 3|3ミラクルタッチ、32|間にフック
  #2 654|抜歯後の顎堤の吸収が早期に起こると考えられる
  #3 早期のリベースとタッチの調整(換装)
T先生 #1 右上56は、抜歯。左右の義歯。
J先生 #1 右上651のEXT。右上CBA1@ABのBridge。765|4567の義歯。
K先生 #1 65|を抜歯し4|のCKをやり直して、4|と|3にロックとタッチを設計して義歯を作製する。
  #2 32|間のスペースは歯牙の安定と義歯の維持安定の為に隙を入れる。
  #3 32|間のスペースは歯牙の安定と義歯の維持安定の為に隙を入れる。
L先生 #1 |3キー、3|ロックのミラクルデンチャー
  #2 右下7がもたないので7番と咬合させない。
  #3 7番抜歯を前提に、右上6番まで配列しておく。痛みがあれば抜歯をする
M先生 #1 3|3にミラクルタッチにします。3|をキーにした方がいいと思います。
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■117の問題  18.3.12

関東からの初診です。
患者の持参した義歯が2つありました。
1つは保険で作った従来の義歯であり、2つ目はノンクラスプのバルブラスト。
1つ目は、昨年10月に作製してもらうが、全くはめることが出来なかった。
2つ目は、昨年12月に作製。 食べる時だけ、何とかはめていた。
さて、ここで問題。
#1・・・・・1つ目の義歯で、患者が最も嫌がった点は何でしょう?
#2・・・・・もし1〜2時間で改造するとすればどのように?
#3・・・・・その改造で最も腕を発揮しなければならないもの、ずばりそれは何? 〔設計などではありません。〕
#4・・・・・2つ目の義歯で、患者がずっと、はめておけない最大のワケは?
#5・・・・・どのようにすれば、はめておくことが出来ますか?
#6・・・・・メタルプレートの作製を依頼されました。先生ならどうします?
(設計も含めて手短に回答して下さい)

       
       
 
 
117の回答
A先生 #1 ・バーが後ろ過ぎる。レントゲン写真では欠損部の歯槽骨の吸収が大きいようで、義歯の  側方の安定が悪い???    左上3のワイヤークラスプが上唇にひっかかる。
  #2 @義歯をはめた状態とはずした状態で1つずつ印象をとり、普通セッコウを流す。
石膏は石膏水で練ると早く固まります。
A義歯をはめた方で反対側まで床を延ばします。
B義歯をはめてない方でワイヤー左上3にミラクル様クラスプを、右上23間にワイヤークラスプを作る。右のワイヤークラスプは奥の方にスペースがあれば審 美的に後方でも良い。
C義歯のバーと右上3のワイヤーを除去する。
Dバーとワイヤークラスプを除去した義歯に、作ったクラスプと床を使って修理研磨調整する。修理は模型上でも口腔内で行っても良い。口腔内でトクソーリベース材を使ってリベースをする。
  #3 リベース
  #4 頬側の床縁が長すぎる。また、写真では適合が悪そうですが??
  #5 頬側の床を短くする。バルプラストはリベースはできないはずです。
  #6 依頼されたら作りたいですね。白金加金で。左上3にミラクルタッチ、右上7にミラクル壁、右上56間にフック。ただし、右上5はメタルボンDの様なので、要注意。56間に対合歯とのスペース確保の意味も含めてフック用に頬舌的に溝を作っておく。
B先生 #1 後パラタルバー
  #2 左上3番にミラクルタッチ
  #3 ミラクルタッチと壁
  #4 口蓋の床縁
  #5 口蓋左右の11番の床縁を削合
  #6 ありがとうございますとお礼を言って、テンポラリーで様子を見ながらその患者様に合う  デンチャーを考えます。片側処理より反対側の34番にフック、左3番にMT
C先生 #1 パラタルバー
  #2 まず、一つ目の義歯のパラタルバーを除去する、そしてクラスプを除去してタッチをつけ  た後、壁をつける。
  #3 デンチャーを装着してるときの異物感
  #4 左上2、3番の歯肉の装着時の違和感
  #5 装着時の違和感をなくす
  #6 左上3番と右上7番にタッチ右上4,5間にフック メタル(バー)は異物感の少ないように  歯頚部に通す
D先生 #1 パラタルバーの舌感が悪いこと。
  #2 デンチャーをセットして、印象し次のように改造する。前歯部口蓋に床を伸ばし、左3をミラクルタッチ、右6のクラスプは、頬側部のみ短く切断してフックとして使用する。パラタルバーは、切断除去する。
  #3 前歯部口蓋に床を伸ばすこと。
  #4 片側で4−7を支持するための、左2,3の強固な締め付けの為。
  #5 左2,3の締め付けを緩くするために、2,3の内側を、少々削り、さらに頬側のウイングを短くする。
  #6 左3にミラクルタッチ、右6にフック、右8にカマを維持装置とするメタルプレートを製作する。
E先生 #1 パラタルバー
  #2 印象し、パラタルバーの位置を前方にかえたものに付け替え、同時に 右上45間にフックを追加する。ワイヤークラスプの一部を利用し、リベース材で壁を作る。
  #3 左上3番のレジンの壁
  #4 唇側床縁の形態不良、(審美的に問題があるのでは?)
  #5 床縁の位置、厚みの調整
  #6 右上45間にフック。 左上3にミラクルタッチ、パラタルバーの位置は全歯部の口蓋歯頚  部の5mmほど後ろ。
F先生 #1 後パラタルバー。
  #2 バーを切って前パラタルバーにする(レジンを使って補強線をいれる)。
  #3 3番のクラスプの部分をトクソーリベースでミラクルタッチの形体にする。
  #4 床が大きい。
  #5 床をちいさくして、3番の遠心に壁をつくる。
  #6 3番にミラクルタッチ、右上5,6番あたりにミラクルフック。
G先生 #1 パラタルバーが、舌にさわる。
  #2 左上3番のレストと頬側のワイヤーを削除。左上7番の遠心の床を削り短くする。リベースで3番にミラクルタッチ。
  #3 リベースの硬さ、練り具合、はずすタイミング。
  #4 常に3番2番が力を受けつづける。
  #5 1番の遠心にミラクルフック、3番にミラクルタッチ。
  #6 5番6番にフック、3番にミラクルタッチ。 
H先生 #1 ぶ厚いパラタルバーのため、異物感大のため
  #2 パラタルバーを除去して、左3にミラクルタッチをつけます。床を右45までのばし、金属線を使って45間にミラクルフック様をつけます。
  #3 左23の唇側の床が厚くて、開口時、咀嚼時に不都合です。
  #4 左23の唇側の床の厚みを薄くします。
  #5 左3にミラクルタッチ、右45間にミラクルフック、右8にミラクル鎌として、メタルプレートを作成します。
T先生 #1 義歯の安定が悪くて噛むたびに義歯が動揺する。
  #2 鋳造バー、ワイヤークラスプを床よりはずしバー、クラスプがきちっと鈎歯にフィットして  いるか確認する。適合が悪いようなら出来る限りの調整をする。その後上下模型を咬合器に付けバー、ワイヤーの上からトクソーリベースで床をつくりその上から人工歯を配列し仮義歯を作る。仮義歯を模型から外し口腔内でリベースをし、咬合調整をして仕上げ
  #3 仮義歯を口腔内でリベースする。
  #4 このタイプの義歯で変則遊離端は3歯までが限度と思われます。短期間で義歯の適合 が悪くなり脱落しやすくなる。
  #5 リベースする。
  #6 左上3番と右上7番にクラスプをかけ無口蓋のメタルプレートを作る
J先生 #1 パラタルパーのところがきになってつけられないのかと思います
  #2 義歯を口腔内に装着したまま印象して、模型上でパラタルバーを除去して、歯牙に沿うように床を作ります。
  #3 リベースではないでしょうか。
  #4 義歯の安定性がよくないため
  #5 わかりません
  #6 3にミラクルタッチをしてバーにして
K先生 #1 パラタルバーの位置ではないでしょうか。
  #2 わかりません。1つ目の義歯と似たようなものをいままでつくっています。
  #3 わかりません。1つ目の義歯と似たようなものをいままでつくっています。
  #4 頬舌に回転するからでしょうか。
  #5 わかりません。1つ目の義歯と似たようなものをいままでつくっています。
L先生 #1 |3クラスプの審美の問題
  #2 |3クラスプ、バーの切断除去、義歯を入れて印象、石膏のキサンタノを流し、床を反対
側| 7まで前パラタルバー様 に伸ばし、補強線を入れる、遠心にミラクルガー様のレジンの壁、|3をレジンにてミラクルタッチ様にする。
  #3 床の適合(リベース)
  #4 動揺、脱離
  #5 床を反対側まで伸ばし、リベース、動揺、脱離を防ぐ。
  #6 |3にミラクルタッチ、前パラタルバーにて7|にミラクルガード、56|にフック?
M先生 #1 3番のクラスプが見える事
  #2 3番のクラスプを除去、口蓋側近心から頬側遠心隅角まで取り囲むようにリベースしミラクル様に改造
  #3 リベース
  #4 1番遠心まで来ている頬側の床の違和感と維持力による締め付け感
  #5 頬側床縁を短くする…(だけなら簡単ですが…)
  #6 左上3番にミラクルタッチ、右上56間にフック、前方パラタルバー
N先生 #1 口蓋部を横切るパラたるバー
  #2 |23の口蓋、|3の唇側に歯牙にかぶさるようにミラクル壁をリベース材で作る。
  #3 頬舌的な義歯の横ぶれ防止。そのため歯牙と壁との接触を確実に。
  #4 ボーダーが長すぎることと、歯間乳頭部へのくい込み。
  #5 ボーダーを短く、乳頭部をアンダーに。
  #6 8|を抜歯して6|補綴処置後、7|4567をミラクルデンチャーに、6|3にミラクルタッチ、45|間にフック。
O先生 #1 パラタルバーの違和感
  #2 義歯を装着して印象採得し、模型上で上顎前歯舌側に沿わせるように義歯床を改  造、右側8番にワイヤーの単鈎を作り左側犬歯のクラスプの唇側の鈎腕をカットしてミラクル様に修正する。
  #3 リベース材で作る左側犬歯のミラクルタッチ
  #4 バルブラストの左側側切歯・犬歯の唇側の クラスプ部の形態・圧迫感
  #5 左側側切歯・犬歯の唇側の床の形態修正
  #6 右側8番にミラクルタッチ、5・6間にフック、メタルプレートを舌側歯頚部に沿わせて無口蓋にして、左側犬歯にミラクルタッチ。
P先生 #1 右上8にかかるクラスプの違和感ならびに装着のしにくさ
  #2 3番にタッチとカベ?をつくる?
  #3 保険でつくり、そして2ヶ月後には合わないからと義歯装着を諦める事なく新たにデンチャーを作っているという患者の義歯に対する期待感、その思いに近づける事。
  #4 保険と比べ審美面はクリアーされていると思うので、最大のワケは反対側の口蓋側1番まで覆うという違和感(床の大きさ)だと思います。
  #5 違和感が少なければはめておける
  #6 3番にタッチとカベをつくり反対側4番5番にフック?
Q先生 #1 |3がたえずしめつけられたようになる。
  #2 |3クラスプを除去し、義歯を入れたまま印象する。|3をミラクルタッチ様に 改造。口蓋のパラタルバーを切断し歯頸部よりに補強線を使って床をつくり、8|の遠心部まで伸ばしてその床縁をミラクルガード様にし、6|のクラスプをフックにかえる。
  #3 キーとロックを確立する。
  #4 キーがない。
  #5 |3の遠心部をリベースする。
  #6 |3にミラクルタッチ、65|にフック、8|の遠心部にミラクルガードを作る。
R先生 #1 後パラタルバー
  #2 6|のクラスプを削合してフックの代わりに、パラタルバーの厚みのあるところをできる限り薄く削合する。|3の線鈎部を床辺縁のリベース時にタッチとしてレジン形成する。 
  #3 リベース
  #4 前歯部頬床辺縁部の長さと厚みの調整
  #5 #4の調整及び床辺縁全体の削合とリベース
  #6 前パラタルバーにして43|間にフック|3にタッチをつける。
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■162の問題  19.2.11

先週の初診患者です。

上顎だけミラクルデンチャーを希望して来院しました。13歯欠損です。
初日の与えられた時間は、約2時間程度。7|だけの残存で、しっかりしています。
計画を立てました。今日の一日目・・・・・・・・。二日目・・・・・・・・。三日目ミラクルデンチャーをセット。
但し、今日の一日目で、全く噛めていない、はめられないデンチャーをエイ・ヤーで当然、24時間装着出来るように、必ずしてしまいます。
#1・・・・・一日目の処置とは?(箇条書きで)
#2・・・・・二日目の処置とは?(箇条書きで)
#3・・・・・デンチャーをエイ・ヤーでどのように?
(今回は、パノラマがありません。無くても、写真7枚で判断出来ると考えて下さい)

       
       
 
 
162の回答
A先生 #1 一日目は形成印象。あと、支台歯にミラクルレインボーでミラクル固定。
  #2 二日目はクラウンセット。印象バイト。三日目はミラクルデンチャーセット。近心からミラクルキー、遠心にミラクルミニタッチ、ミラクルロックする。内側からミラクルブランコでも可。
B先生 #1 1日目  右上7 FCKのPZ、imp 義歯も同模型で作成 現在の義歯をオーバー義歯に改造
  #2 2日目  BT
  #3 3日目  FCKと義歯セット
C先生 #1 義歯作成用の印象を採る  旧義歯のリベースと同時に7の舌側に壁を作る。壁から、さらに7遠心から頬側にかけてレジンを追加してミラクルカマ状の形態を付与。補強線を前方に入れて、現在の補強線の位置まで床を削除。旧義歯の改造の間に模型が硬化していれば、ワックスでバイトを取る。
  #2 人工歯配列と試適  旧義歯の調整
  #3 #1の前半と同じですが,7を床下にオーバーデンチャーにして,少しバイトを上げた フルデンチャーの形態にしてもよいようにも思いますが問題外ですか?
D先生 #1 7|にFCKを作るため、支台歯形成し、印象、バイトをとる 7|を覆った暫間のオーバーデンチャーを作る。リベース、咬調する
  #2 7|にFCKを仮着する。 ミラクルデンチャーの印象とバイトをとる  7|外して、暫間義歯を使ってもらう
  #3 下顎の挺出している歯牙を落とす  左側の人工歯が頬側寄りに排列されているので、歯槽頂寄りに転覆しないように変える必要ならリベースと咬調
E先生 #1 7|のクラウン形成と印象  今のデンチャーの口蓋床をくり抜いてから、リベース
  #2 クラウンセット後、ミラクルデンチャーのための印象採得、咬合採得
  #3 リベースを念入りにする。
F先生 #1 精密印象を採る.石膏の硬化後,咬合床を作り咬合採得を行う.咬合器に付着する.
頬側にタッチ,口蓋側を覆って遠心にカマを持つミラクルタッチ と補強線を兼ねたパラタ ルバーを鋳造する.タッチのない状態で前歯の排列を行う.
  #2 口腔内で前歯試適後,咬合器にて臼歯を排列し,再び仮床試適を行う.歯肉形成をし,タッチをつけて重合する.三日目にリベースしてセット.
  #3 義歯の床の補強線を取り出し,修正を加える・ 出来るだけ歯槽頂よりのレジン床をくりぬく.  即重で補強線をとめる.  必要のない口蓋の床を削る. 即重で7の口蓋側に壁を遠心にカマを作る. 頬側にミラクルエックスをつける.口腔内でリベースを行った後,咬合調整をする.
G先生 #1 7の失PZ でFCKのIMP+BT   義歯は、補強線の位置まで削る   7を完全に覆う形態にリベースする  咬合調整
  #2 7 FCKセット、 MD IMP  BT
  #3 MD セット
H先生 #1 7|の咬合面を合わせるためにFCKを製作するために印象をします。現在のデンチャーの調整
  #2 7|のFCKを装着後、ミラクルデンチャーの印象、BTをします。現在のデンチャーの調整
  #3 ミラクル固定を使う。
T先生 #1 1) 7|にミラクルタッチ様(レジンにて壁?)にレジンにて作る。 2) 口蓋部を削り込む 3) リベース  4) 咬合調整
  #2 1) 印象、 2) バイト
  #3
J先生 #1 石膏またはパラフィンワックスで模型をつくる  ・遠心からミラクルXがつくように補強線を7|の遠心まで延長する。  ・7|遠心からミラクルXにてミラクル様に、近心は壁を充実させる。  ・咬合調整とリベース
  #2 ミラクルデンチャーの印象とバイト  ・改造義歯の調整
  #3 #1に書いたとおりです。
K先生 #1 一日目の処置   旧義歯を使用して新製義歯の最終印象をとる   旧義歯の口蓋部をくりぬく。 7|の口蓋遠心方向に義歯床を延長して7|のアンダーカットに床がはいるようにする。その際頬側方向はあけておいて口蓋から頬側方向へ7|のアンダーカットに義歯をミラクル様に挿入できるようにして維持をはかる    頬側の床縁を削る。 必要ならリベースをする      咬合調整する
  #2 二日目の処置    バイトをとる     頬側床縁の位置をきめる
前歯をならべて試適する。臼歯はあとで咬合器上でならべる。
L先生 #1 7|クラウンの形成、印象床を補強線ぎりぎりのところまで小さくし、内面を削ってリベース。そのとき7|もオーバーデンチャーにする。咬合の悪いところは即重で調整をする。
  #2 7|にクラウンセット  ミラクルデンチャーの印象、バイトをとる。 7|の遠心側にミラクルカマ様、近心頬側隅角ハーフタッチ様のミラクル]をつける。
  #3 補強線ぎりぎりまで床を小さくする。
M先生 #1 7|を覆うオーバーデンチャーにします。補強線ぎりぎりまで口蓋をくりぬきます。リベースします。上顎の新義歯の印象を採ります。
  #2 新義歯のバイトを採ります。
  #3 新義歯をリベースし、良い按配に着脱と吸い付きがなされる状態に調整しセットします。
N先生 #1 @新義歯用印象採得 A旧義歯を改造
  #2 新義歯コウゴウ採得
  #3 即重レジンで7番コウゴウ面、口蓋側をカバーしオーバーデンチャーの形にしたうえで、口蓋床形態を可能な限り小さくなる様削除。全面リベース。7番の近心、口蓋の壁を充実させ、頬側にミラクルXを使う。
O先生 #1 鑞堤用印象。  旧義歯の修理、リベース。
  #2 7|クラウン形成。 クラウン、義歯用印象。 咬合採得。7|形成面に義歯合わせる。 三日目に7|クラウンと義歯を同時セット。
  #3 7|頬舌側に歯頚部に即重レジンを盛る。リベースし、咬合調整。
P先生 #1 7 | を形成・印象してTekを作製・仮着  デンチャーをミラクル様に改造
  #2 7 | に冠Set  ミラクルデンチャーの印象・咬合採得
  #3 7 | にレジンでMT様維持装置を作製    口蓋床部を削除
 
意外であるのは、ミラクルデンチャーあるいは他のデンチャーであっても、印象を採ってその日に咬合採得をしない回答が多い。これは不思議です。
印象を採って40分程もすれば、咬合床ぐらい簡単に出来ると思うのですが、このためにデンチャー完成が1週間も遅れるといった実態があるとすれば、こうした事こそ患者不在だと私は断言したい。
その点が実に不満、納得出来ません。
この30年間、バイトのために、それだけのために、デンチャー作製を遅らせたことは、余程のこと以外経験はありません。
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■149の問題  18.10.25

81才の男性です。
2年ほど前に、上顎はフルデンチャー、下顎はミラクルデンチャーをセットしました。
元々、呼吸器に障害があり、酸素が必要で、ほぼ寝たきりの方でした。当時、訪問診療にて実日数2日間で、そのデンチャーを装着し、うまくいった事に、大きな喜びを覚えていました。
今回、ご家族から依頼を受けて、訪問診療することになりました。
8月に入院。そのちょっと前から、デンチャーを入れていなかったようで、当然、処置が求められます。
気管切開がなされているとのことですので、先に、診療室にデンチャーを送ってもらい、そのデンチャーの内面を出来るだけ落とし、すぐに、リベース出来るように準備して出かけました。
(病院内での削合を、少しでも避ける意味で)
また上顎において、床の後縁を短くし、その吸着性を悪くしてでも、違和感を少なくし、装着の快感を重視することにしました。
到着して、2時間の闘いでした。
失敗は許されません。
まず上顎をリベース。リベース材、29位のカタサで、リベース処置を行う。(約10分口腔内にとどめる)
その後、カタサ25位にて最終リベースを行った。(約15分とどめる)
その後、洗面所にて、その上顎義歯のレジン余剰分の削合、研磨にてほぼ完璧に終了。
ここからが重要。下顎には、54|4に歯牙が存在していたが、崩壊して今は、5〜6ミリ程度の高さの歯牙に変貌している。
60:40の選択であったが、方針を決定して、一気に処置をすることに。
結果は良好であった。上顎より下顎の出来具合を、2年前と同様、またまた喜ぶことになりました。
その下顎を先生方ならどうする?つまりどのようなデンチャーにもって行きますか?
但し、今日一日の2時間以内での闘いである。
われわれはプロである。
現実には、そうした何も要求出来ない患者たちにすれば、ひょっとすれば、最後の望みである。
当然、われわれは、満足させなければならない。
そうした患者達には、「明日また来て」、という言葉はないのである。

 
149の回答
A先生   白い即重を、餅状に練って、短くなった支台歯相当部に盛って、オーバーデンチャー状にして、リベース。
B先生   残根上義歯タイプとする。タッチをそのまま残して、リベースをおこなう。
C先生   オーバーデンチャーにする。ミラクルデンチャーでは着脱できないかもしれないので。
D先生   5〜6ミリの高さの54|4の上にリベース剤を盛って、出来るだけ歯冠回復してから、最後に全体をリベースする。
E先生   下顎の54|4が歯冠崩壊しているので、普通だったらオー バーデンチャーの総義歯にかえます。あらかじめ削合してあるとのことなので下顎義歯を完成している上顎義歯に、クラスプ(ミラクルタッチ?)をとった状態でリベース材を盛ってワックス等でつけて下顎を誘導して 咬合させ、咬合高径を確定した後54 |4の部分に対合歯と合うように即重で歯冠をつくります。
F先生   カリエスをとり光重合レジンである程度築造して歯牙を長くして、ミラクルタッチをリベースでつくる。残存歯は咬合に参加させず維持にのみ使う。咬合はオーバーデンチャーのようにして行う。そこの部分のみ二重構造になる。
G先生   今後を考え、オーバーデンチャーにもって行きたいと思います。着脱を困難にするタッチがあれば削除します。
H先生   下顎はミラクルデンチャーということですので、当然ミラクルタッチがついているものと思われます。しかし患者が寝たきりで、自分で出し入れができません。そこで周りの人たちの協力が必要で、義歯の出し入れが簡単にできなければなりません。またこのような患者は咬合力が弱いです。したがってこの義歯のミラクルタッチをはずし、54|4にリベースによってミラクル壁を作る。そして歯牙の崩壊により高さが低くなっているので、その部位の咬合面には、レジンを足して、咬合を回復させるのが良いと考えます。(あくまでもデンチャーの出し入れに邪魔にならないオーバーデンチャー様に)
T先生   残存歯54|4部分を増歯して、リベースをします。
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■146の問題  18.10.8

某病院口腔外科からの紹介で、上下、総義歯の症例です
患者は89歳女性。
10年ほど前に、デンチャーを作製してもらい、昨年、下顎を喪失し、下顎だけ再作製してもらいました。
上顎は満足しています。下顎は、かなり大きく、口の中で踊ります。
そこで何とかして、今日一日で解決出来ないか、チョイト思案しました。
そして、しばらくして、ミラクル的発想で思い浮かんだことを、そのまま実践してみました。
その発想とは?
まず上顎のリベースを済ませ、ほぼ完璧にしておき、その上で、下顎のリベースに取り掛かりました。
しかし、このリベースは超難解です。
そのリベースの前に、床の高径があまりにも大きいので、床を平均に、約7ミリ落としました。
高径をいったん小さくしたわけです。
さてここから、どのようにして、間違いなく、リベースをやり終えたでしょうか?
結果は、途中で、少々失敗の方へ行きかけましたが、何とか補正して、クッキーが食べられて、痛みもとれ、まあ一応、目的を達成出来ました。
『失敗です!どうにもなりません。しばらく、義歯なしで、柔らかいもの食べて下さい』 と言わねばならないのかなーと、思いきや、とにかく、途中で投げずに、起死回生の一発を打てました。
(実はかなり、疲れ、限界状態にありました。朝から多くのハードな仕事をしていましたので。)
このリベースをやり終えるための、ミラクル的発想とは?
どうすれば、失敗無く、リベースが出来るかを聞いています。細かい処置ではありません。
誰もが、やる気さえあれば、今後、使えます。多分、教科書には載っていないでしょう。

しかし、大きな障壁を乗り越えられる発想です。やることは、実に簡単。

 
 
146の回答
A先生 硬くねったアルギンサンと網トレイで総義歯の印象を取り石膏模型を作りそのうえで即重レジンでうすく義歯床をつくり、下顎の総義歯の人工歯部をうすく切り取り口腔内でさきほどの床とドッキングさせ、あらためてリベースする。
B先生 上顎に下顎の義歯をwaxで固定し、やや硬に調整したリベースをのせ、そっとかます。
そのまま6−8分保持、
C先生 患者様89歳、10年間現在の義歯を使用中である。安静位測定、スムーズな中心咬合位への誘導確認。上顎はほぼ完璧にリベースができ、下顎は義歯の安定が悪いということで、まずリベースした上顎義歯を外して、下顎義歯と咬合する位置で噛み合わせて、上下義歯が外れない様に一時的にくっ付ける。その状態で、下顎義歯内面にリベース剤を入れ中心咬合位にて咬ませ下顎が動かないように固定しておく。このときリベース剤は多少硬めがよいと思われる。
D先生 高径とは咬合高径のことでしょうか。床の厚さ?床の外形をみますと舌側のリンガルパウチの部が短か過ぎると思いますし、45部の床縁の形態も良くないと思います。まず床縁をトクソーの光重合レジンを手で持てるぐらい硬く練り、棒状にして床縁を筋圧形成し臼後隆起を半分覆うまで後縁を伸ばし、内面をこの臼後隆起を残して一層削り取り、コーソフトでリベースし、吸着を与え、疼痛なしとし、後日この義歯にて新義歯の印象を採る、と言うのが私のやり方ですが、ミラクル的発想でのリベースとは?
E先生 まず、リベースする前に人工歯と床の部分に分け、咬合高径だけ下げる分だけ床を削る。次に、その位置で、ミラクルメソッドを用いて床と人工歯をつなげる。最後に床内面を削ってリベースエイドを塗ってリベースする。床が小さいので、舌下ヒダと舌側床縁を延ばすのと、頬側が凸面なので、凹面にくぼませて口唇、頬と舌で床を押さえ込むようにする。
F先生 上下顎の義歯を口腔内で咬み合わせてワックスで固定します。後はその咬合の位置で、下顎をリベースします。
G先生 上顎義歯の床の高径ー7MM 6 1|1 6ノギスで測りマークし咬合面をグラインダーで落とし上下で咬合調整をする
H先生 上顎のデンチャーを先にリベースをしていることから、下顎の義歯を上顎の義歯に咬合させた状態で固定します。そのまま下顎の義歯にリベース剤を付けて患者さんの口腔内に装着して,噛んで顎位を合わせます。
I先生 一度硬め(35〜40)にリベースをしたあと、もう一度30ぐらいの硬さで再リベースする。
J先生 リベース済みの上顎義歯に口腔外で下顎義歯をきちんと咬合させ、4点ほど即重で固定し上下義歯を一体とし下顎をリベースします。硬化したら上下を分離し、床、咬合のチェックと調整。
K先生 7mmおとした床内面にリベース材をつけてロールワッテを噛ませて、床の外形を作る。その後床から人工歯をはずして、床と人工歯の間にリベース材を入れて上顎の義歯とうまく咬合させる。最後に床内面を一層削って、すこし柔らかめのリベース材で筋肉運動させてリベースする。
L先生 1. 上下を咬合させた状態で人工歯をスティッキー・ワックスなどで仮止めしておく。
2. かためのリベース材を盛って口腔内にもどし、嚥下位等で適正高径で床外形を再形成。
3. やわらかめのリベース材で仕上げる。
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